姉の策略で第二王子の婚約者となりましたが……。

岡暁舟

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番外編1

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公爵令嬢エクア……私の姉はなんとかして第一王子シュード様に取り入ろうとしていた。

「御機嫌よう、シュード様!!!」

公爵令嬢という地位はいいのだが、結局のところ地味なのだ。目立たない。彼を取り巻いている女たちと比べて存在感がなさすぎる。

「あの子は誰かね???」

もちろん、シュード様はエクアのことを最初知らなかった。すると、周囲の女たちが、

「あれは公爵令嬢のエクア様ですわ」

と答えた。公爵令嬢と聞くと、途端にシュード様は興味を持ち始めた。

「なるほど……確かに地味な女だが、関係を構築すれば、私の株もますます上がるということか……」

第一王子が次期皇帝となることは、ほぼほぼ暗黙の了解だった。だがしかし、近頃の権威主義はがた落ちだった。強い皇帝として様々にアピールしたがる彼にとって、公爵家とのパイプは非常に有意義だったのだ。

「待てよ……先ほどの女子も公爵令嬢だったな……」

シュード様は私のことを思いだしたようだった。そう、でも次女なのだ。

「あれは次女のメリー様ですわ」

「そうかそうか……だとすると、私はやはり長女であるエクアと結びついた方がいいってことか……」

シュード様が独り言を呟くと、周囲の女たちは再び反発するようになった。要するに、皆玉の輿を狙っているわけで、シュード様が正式にエクアと婚約してしまうのは不味かったのだ。だから、みんなで愚痴を披露しあった。

「あんな女のどこがいいんですかあっ?????」

確かに華やかさと言う点では、取り巻きの女たちの方が勝っていたのだ。

「彼女が公爵家出身だから……ということかな???」

シュード様はまともに答えてしまった。すると、女たちはやはり私に対してと同じ要領で、エクアに対して反感を募らせることになったのだった……。
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