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その21
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「あちらの世界でいうところの……婚約というのですか、ええ、あなたがそれを望むのであれば、私としても、もうそろそろ前向きに考えてもいいかもしれないですね……」
世界がこれほど美しく、そして、王子様も非常に理解のある方だとすれば……そして、私やタバチエールを受け入れてくれる環境がこれほどまでに整っているとするならば……私はもう、ここに身をうずめる覚悟を決めたわけでございました。
「お姉さま、やりましたね!!!」
タバチエールも喜んでくれました。
「あの……こうして私のことを抱きしめてくれますか???そして……私のこの冷え切った手を握ってくださいますか???」
抱きしめてくれて、そして、手をぎゅっと握ってもらって……そういうことを全部経過した段階で、私は初めて、王子様をパートナーとして受け入れることができるのだと思いました。
「さてさて……これからはお姉さまと王子様の関係が続きますように!!!」
タバチエールもしっかりと、私たちを祝福してくれました。
「ありがとう、タバチエール。でもね、私一人がここまで幸せになってしまったら……何か罰当たりのような感じもするわね。ああ、あなたにも幸せになってほしいものだわ!!!」
私はついつい、心の中で盛り上がってしまったわけでございました。
「いいんです。私のことは気にせず、お姉さまがもっと幸せになってくだされば、私ももっと幸せになるものですから!!!」
「ああ、この関係、もっともっと深まればいいですね!!!」
王子様もだんだんと盛り上がるようになりました。王子様は、私たちの仲がより一層深まっていくことに感心しているようでございました。
「ありがとう……さあ、ベーラー殿。それでは、私たちがこれから未来永劫の幸せを実現するために障壁となるかもしれないものを取り除きましょうか???」
王子様はいきなり、このような話を始めました。
「障壁ですって???それは一体、何の話でしょうか???」
私は気になって、王子様に質問してみました。
「おやおや……私があなたのことを一生愛することができる男だとすれば……その相手はあなたのことを一瞬しか愛せない男なのでしょうね……」
この話ぶりを聞いて、私はようやく理解することができました。そうです。王子様は全て把握していたのです。ボリス様がこの世界にまもなく足を踏み入れようとしていることを!!!
世界がこれほど美しく、そして、王子様も非常に理解のある方だとすれば……そして、私やタバチエールを受け入れてくれる環境がこれほどまでに整っているとするならば……私はもう、ここに身をうずめる覚悟を決めたわけでございました。
「お姉さま、やりましたね!!!」
タバチエールも喜んでくれました。
「あの……こうして私のことを抱きしめてくれますか???そして……私のこの冷え切った手を握ってくださいますか???」
抱きしめてくれて、そして、手をぎゅっと握ってもらって……そういうことを全部経過した段階で、私は初めて、王子様をパートナーとして受け入れることができるのだと思いました。
「さてさて……これからはお姉さまと王子様の関係が続きますように!!!」
タバチエールもしっかりと、私たちを祝福してくれました。
「ありがとう、タバチエール。でもね、私一人がここまで幸せになってしまったら……何か罰当たりのような感じもするわね。ああ、あなたにも幸せになってほしいものだわ!!!」
私はついつい、心の中で盛り上がってしまったわけでございました。
「いいんです。私のことは気にせず、お姉さまがもっと幸せになってくだされば、私ももっと幸せになるものですから!!!」
「ああ、この関係、もっともっと深まればいいですね!!!」
王子様もだんだんと盛り上がるようになりました。王子様は、私たちの仲がより一層深まっていくことに感心しているようでございました。
「ありがとう……さあ、ベーラー殿。それでは、私たちがこれから未来永劫の幸せを実現するために障壁となるかもしれないものを取り除きましょうか???」
王子様はいきなり、このような話を始めました。
「障壁ですって???それは一体、何の話でしょうか???」
私は気になって、王子様に質問してみました。
「おやおや……私があなたのことを一生愛することができる男だとすれば……その相手はあなたのことを一瞬しか愛せない男なのでしょうね……」
この話ぶりを聞いて、私はようやく理解することができました。そうです。王子様は全て把握していたのです。ボリス様がこの世界にまもなく足を踏み入れようとしていることを!!!
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