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その23
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「間もなく到着いたしますな……」
ボリス様たちの信仰がピークを迎えておりました。私どもは特に何もしませんでした。
いつものように太陽が東から上るのを確認すると、そのまま、
「おはようございます」
と挨拶をして、後は草原とその遥か下広がる海原を見通して、
「今日もこのまま平和に過ぎますように」
とお祈りをする……つまり、いつもと変わらない一日を過ごしているわけでございました。
それがいいのか、悪いのか。
私の考えが正しいかどうかは分かりません。ですが……こうなったら、もう正しいと信じてみるのもいいかもしれません。
「ねえ、本当に何もしなくて大丈夫なんですか???」
私はやっぱり、時々不思議に思うことがあったわけでございます。
「ええ、心配しなくて平気ですよ…………」
王子様は言いました。そして、どういうわけだか、タバチエールも賛同したわけでございました。
「私の敬愛するお姉さまがこの世界にいらっしゃるだけで……それで戦いは勝ったも同然なのですよ!!!」
タバチエールの未来予想って言うのは案外当たるものでしたからね、私は不思議だと思いつつも信じるわけでございました。
「今日中には……ボリス殿は到着しますね」
王子様はそう言いました。
「あの方が……もうそんなところまで……」
「来ているんですか???」
私も、そして、タバチエールも驚きました。
「ええ、でも心配する必要はないのですよ……」
私たちはいよいよ、少しずつ心配になったわけでございます。
「まあ、しばらくはお休みなさいな……」
何かの呪文でしょうか……私どもにはよくわかりませんでした。
ですが……確かに、私もタバチエールも知らないうちに眠ってしまったのでした……。
そして、気が付きますと……私どもは朝を迎えておりました……。
ボリス様たちの信仰がピークを迎えておりました。私どもは特に何もしませんでした。
いつものように太陽が東から上るのを確認すると、そのまま、
「おはようございます」
と挨拶をして、後は草原とその遥か下広がる海原を見通して、
「今日もこのまま平和に過ぎますように」
とお祈りをする……つまり、いつもと変わらない一日を過ごしているわけでございました。
それがいいのか、悪いのか。
私の考えが正しいかどうかは分かりません。ですが……こうなったら、もう正しいと信じてみるのもいいかもしれません。
「ねえ、本当に何もしなくて大丈夫なんですか???」
私はやっぱり、時々不思議に思うことがあったわけでございます。
「ええ、心配しなくて平気ですよ…………」
王子様は言いました。そして、どういうわけだか、タバチエールも賛同したわけでございました。
「私の敬愛するお姉さまがこの世界にいらっしゃるだけで……それで戦いは勝ったも同然なのですよ!!!」
タバチエールの未来予想って言うのは案外当たるものでしたからね、私は不思議だと思いつつも信じるわけでございました。
「今日中には……ボリス殿は到着しますね」
王子様はそう言いました。
「あの方が……もうそんなところまで……」
「来ているんですか???」
私も、そして、タバチエールも驚きました。
「ええ、でも心配する必要はないのですよ……」
私たちはいよいよ、少しずつ心配になったわけでございます。
「まあ、しばらくはお休みなさいな……」
何かの呪文でしょうか……私どもにはよくわかりませんでした。
ですが……確かに、私もタバチエールも知らないうちに眠ってしまったのでした……。
そして、気が付きますと……私どもは朝を迎えておりました……。
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