婚約破棄された令嬢、立ち上がる

岡暁舟

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「おーい、レイチェル。いないのか????」
そんな声がどこともなく響いて……。
「心配なさらないでください。私ならここにおりますよ」
「おお、そうかそうか。婚約破棄されたのか????」
「ええ、その通りでございます」
「それは残念だなあ。まあ、いいや。で、これからどうするんだ????」
「そこであなた様に頼みたいことがあるわけでございます」
「頼み……まさか、やるのかな????」
「そのまさかでございます」
「そうかそうか、そのまさかか。わかった。準備しておくよ」
「ありがとうございます」
レイチェルはニヤリと微笑んだ。
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