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死あるのみ
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死あるのみ……そんな感じで、私はこの運命をたたんでしまうことになるかもしれない。
「お前は嫌いだ……死んでしまえ!!!!」
そんなことを言われたら、私はもう死ぬしかないのか。
王子様は私に刃物を向けている。
「私はこれほど、王子様のことを愛しておりますのに……」
「ああ、私は君のことが嫌いだよ……」
「そうなんですか???ああ、酷いですわ……」
「酷くはないだろう……さあ、攻撃するぞ????」
「きゃああああっ……って、なるか!!!!!」
「あれ、ならないの????」
「ええ、なりませんよ。だって……私は強いんですから???」
「強い……そうなのか????分からないな……」
「別に分からなくていいですよ。さあ、私の場所を返してください???」
「どうして……」
「そうじゃないと、殺しますよ????」
「今度はお前に殺されるのか!!!!」
「私が……ずっと黙っていると思ったら、それは大きな間違いですよ!!!!」
「そうなのか???」
「ええ、そうです!!!!」
「それは困ったな……」
王子様がいつの間にか……いえいえ、結局は私が王子様のことを闇に葬っておりました。
ああ、この世界がこれほど複雑だとは……誰もそんなことは思わないでしょうからね……。
「お前は嫌いだ……死んでしまえ!!!!」
そんなことを言われたら、私はもう死ぬしかないのか。
王子様は私に刃物を向けている。
「私はこれほど、王子様のことを愛しておりますのに……」
「ああ、私は君のことが嫌いだよ……」
「そうなんですか???ああ、酷いですわ……」
「酷くはないだろう……さあ、攻撃するぞ????」
「きゃああああっ……って、なるか!!!!!」
「あれ、ならないの????」
「ええ、なりませんよ。だって……私は強いんですから???」
「強い……そうなのか????分からないな……」
「別に分からなくていいですよ。さあ、私の場所を返してください???」
「どうして……」
「そうじゃないと、殺しますよ????」
「今度はお前に殺されるのか!!!!」
「私が……ずっと黙っていると思ったら、それは大きな間違いですよ!!!!」
「そうなのか???」
「ええ、そうです!!!!」
「それは困ったな……」
王子様がいつの間にか……いえいえ、結局は私が王子様のことを闇に葬っておりました。
ああ、この世界がこれほど複雑だとは……誰もそんなことは思わないでしょうからね……。
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