婚約破棄ですか?慰謝料は?払わない?

岡暁舟

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その2

「分かりました。それでは、慰謝料を頂くことにしましょう……」

何度説明しても、聞く耳を持たないみたいだったので、私は素直に、伯爵様に慰謝料を請求しました。

「なんだと?とぼけるのもいい加減にしろよな???どうして、私が君に慰謝料を払わなければならないんだ???その合理的な理由を説明してもらおうか???」

伯爵様はものすごく不機嫌になりました。それもそのはず、私は間違ったことを言ったようでした。

「あら、払って頂きませんと、私は困ってしまうのですが……どうしても払って頂けないというのだったら、仕方がありませんね。伯爵様が今まで手籠めにかけてきた女の子の件について、審議をしてもらうことにしましょうか……」

私がこう言いますと、伯爵様は、

「なぁっ……ちょっと待て!!!」

と言って、私が帰ろうとするのを、止めに入りました。

「ああ、私が悪かったから!!!機嫌を直して???」

やっぱり、世間に公表されるのはまずかったのですね。私は勝利を確信しました。

「でしたら、慰謝料をたんまり頂きましょうか???」

「はい…………」

伯爵様は、諦めたようでした。こんなくだらない人間と別れることができて、その上、お金をたくさんもらえて、なんともハッピーなことでした。

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