愛され南田くんは、寂しがり屋の甘えたです 〜無自覚甘えたが止まりません〜

葉月

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大輔に相談 ①

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今日は優斗1人で大輔の店に訪れていた。
「あと少しでランチタイム終わりだから、もう少しまっててね」
 カウンターに座る優斗は大輔からレモネードを出してもらい、「ありがとうございます」と言った後、元気よく「はい!」と返事をする。
 実は今日、優斗は仕事が休みで、次の休みの日が姐さんこと、健の姉家族と健の両親に会う日なのだ。
 健には「会うのが楽しみ』と言ってはいるものの、やはり健一家に会うのは緊張する。
 そこで優斗は健に内緒で健一家のことをよく知る大輔に、助言をもらいにやってきていたのだ。

「ユウト、これは僕からのサービス」
 マルコが優斗にシャーベットをそっと出す。
「ありがとうございます。でもそんな…申し訳ないです…」
 優斗が申し訳なさそうにすると、
「僕だってユウトにサービスしたいです」
 悪戯っぽくマルコが笑いウインクする。
「ユウト、頑張ってくださいね」
 そういうと、マルコは優斗の頭を撫で、キッチンに入っていった。

マルコさんにも「頑張って」って応援してもらっちゃった。
気合い入れて、頑張らないと!

 そう意気込み、優斗はシャーベットを頬張る。
「あ、それマルコから?」
 ランチの片付けを終わらせてた大輔が、コーヒーを片手に優斗の隣に座る。
「それで、健一家に会う時の心構えを教えてほしい…だっけ?」
「はい!ちゃんとした挨拶なんて、俺した事がないから、色々心配で…」
 優斗はカバンからメモ帳とペンを出し、大輔の話を一字一句逃すまいと意気込む。
「そんなに気負わなくても、優斗くんなら大丈夫」
「大好きな人のご家族には、失礼がないようにしたいんです」
 優斗は真剣。
「『大好き人』か~。優斗くんからの自然と惚気話がでるとは」
 大輔はあははと笑った。

もう大輔さん、茶化してばっかり。

 無意識のうちに、優斗の頬は膨れさせ唇を尖らせる。
 すると大輔は、優斗の姿を見て目を大きく見開いたかと思うと、
「優斗くん、その顔、絶対健以外の人に見せちゃダメだよ」
 そう言いながら苦笑した。
「?俺…変な顔してました…?」
 
自分の顔なんて、鏡がないと見えないから、どんな顔してたかなんてわかんないよ…。
他の人に見せちゃダメなぐらいの顔してたんだったら、絶対健には見せられない…。
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