39 / 77
すれ違い ①
しおりを挟む
雅成が嶺塚の研究病棟で意識を取り戻したのは、拓海とルイと交わった3日後のことだった。
プレイ中意識がなくなった雅成は、その直後から高熱を出し、嶺塚が経営している病院に運び込まれた。
病院での検査では高熱の原因がわからず、拓海が強制的に帰宅させられた後、隣接している研究病棟に移された。
眠っている間に、ありとあらゆる検査がされたが、原因は不明。
だが推測される原因はわかった。
「細胞が活性化している?」
目覚め、研究病棟から普通の病棟に移された部屋で、再度検査結果を森本から聞かされた。
「はい。雅成様の以前のデーターと比較したところ、今まで何をしても細胞が衰えていっていたのに、今回初めて細胞の活性化が見られました!」
胸が躍るとばかりに、森本の声は弾んでいる。
「最適な伴侶の精を体内に取り込むことが、今までは延命治療法の仮説でしかありませんでしたが、今回の件で正しいと立証されたんです。雅成様の治療方法の突破口が開かれたんです」
タブレット端末内にあるデーターを見せられたが、専門的すぎて雅成にはよくわからない。
でもデーターを雅成に見せている森本の目が、希望で光り輝いているのをみて、気休めではなく本当のことだとわかった。
「できればこれから定期的にルイくんの精を摂取していただければ、体はますます良くなっていくことは間違い無いです」
延命治療法だけでも確立され、本当は喜ぶところだが、どうしても喜べない。
ルイの精が体内に入ったとき、体の中で何かが変わっていくのは感じた。
でも拓海以外を受け入れてしまったことへの罪悪感が膨れあがり、もう二度と拓海以外受け入れたくないと思っていた。
「どうしてもしないとダメですか?」
「え?」
想像していなかった言葉が返ってきたのか、森本は目を丸くする。
「僕、もう拓海以外嫌なんです。拓海以外を受け入れるたび、細胞は活性化するかもしれませんが、心はどんどん荒んでいくんです。拓海以外を受け入れ体が生き長らえても、心が死んでしまうなら、このまま消えてなくなりたいと思うんです」
余命半年を少しでも長らえさせるより、自分の愛する人とだけ身も心も結ばれていたかった。
プレイ中意識がなくなった雅成は、その直後から高熱を出し、嶺塚が経営している病院に運び込まれた。
病院での検査では高熱の原因がわからず、拓海が強制的に帰宅させられた後、隣接している研究病棟に移された。
眠っている間に、ありとあらゆる検査がされたが、原因は不明。
だが推測される原因はわかった。
「細胞が活性化している?」
目覚め、研究病棟から普通の病棟に移された部屋で、再度検査結果を森本から聞かされた。
「はい。雅成様の以前のデーターと比較したところ、今まで何をしても細胞が衰えていっていたのに、今回初めて細胞の活性化が見られました!」
胸が躍るとばかりに、森本の声は弾んでいる。
「最適な伴侶の精を体内に取り込むことが、今までは延命治療法の仮説でしかありませんでしたが、今回の件で正しいと立証されたんです。雅成様の治療方法の突破口が開かれたんです」
タブレット端末内にあるデーターを見せられたが、専門的すぎて雅成にはよくわからない。
でもデーターを雅成に見せている森本の目が、希望で光り輝いているのをみて、気休めではなく本当のことだとわかった。
「できればこれから定期的にルイくんの精を摂取していただければ、体はますます良くなっていくことは間違い無いです」
延命治療法だけでも確立され、本当は喜ぶところだが、どうしても喜べない。
ルイの精が体内に入ったとき、体の中で何かが変わっていくのは感じた。
でも拓海以外を受け入れてしまったことへの罪悪感が膨れあがり、もう二度と拓海以外受け入れたくないと思っていた。
「どうしてもしないとダメですか?」
「え?」
想像していなかった言葉が返ってきたのか、森本は目を丸くする。
「僕、もう拓海以外嫌なんです。拓海以外を受け入れるたび、細胞は活性化するかもしれませんが、心はどんどん荒んでいくんです。拓海以外を受け入れ体が生き長らえても、心が死んでしまうなら、このまま消えてなくなりたいと思うんです」
余命半年を少しでも長らえさせるより、自分の愛する人とだけ身も心も結ばれていたかった。
6
あなたにおすすめの小説
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話
あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半のキャラ崩壊は許してください;;
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる