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Ep.2 基地から回収された記録(15)
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「ちょっと?!」
驚きのあまり、女は男に向かって非難の眼差しを向けた。
自分の端末に届いた緊急通信を勝手に切られたからだ。
「何をしてるの?!」
女の中に沸いた驚きと疑問はすぐに怒りに変わり、その口を再び開かせた。
「緊急通信を勝手に切るなんて、何を考えてるの?!」
女が上げたその叫び声は、騒ぎという認識でブリッジ中に広まっていった。
なんだなんだと、他のクルー達の視線が集まり始める。
が、直後――
◆◆◆
「え?!」
なぜか、緊急通信を一方的に切られたというその事実に対し、女は驚きの声を上げた。
何かの間違いだろう、そう思ってもう一度かけ直そうとする。
が、
「!」
その手は、耳に響いたある音によって止まった。
まるで何かが這うような音。
それは上から、生い茂る枝の葉々の中から聞こえていた。
まさか、その言葉と共に浮かんだ不吉なイメージが的外れであることを願いつつ、女は恐る恐る顔を上げた。
「っ!」
瞬間、それは女の顔に降ってきた。
◆◆◆
二人に集まり始めた視線は、直後に訪れたある異常によって離れた。
「おい、警備なんて呼んでいないぞ?」
突然ぞろぞろと入り口からブリッジに入り込んできた警備員達に向かって、あるクルーが声を上げる。
「「「……」」」
だが、警備員達はその声を無視して歩き続けた。
そして警備員達は全体を見回せるデッキの中央で立ち止まり、
「「「!」」」
クルー達の目の前で銃を抜いた。
「「「―――っ!」」」
そして響いた悲鳴は激しい銃声の中にかき消された。
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