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「あの!えど」
「おぉ!これはこれはアーデルハイト公爵さまではないですか」
旦那さまに無視されたウーデラハイト公爵令嬢が泣きそうになりながらもう1度声をあげた瞬間、宰相さまが割って入ってきた。
「久しいな、宰相殿」
「えぇ、お久しぶりです。アーデルハイト公爵さま」
にこにこと旦那さまに向けて穏やかに微笑んでいるのは、真っ青な顔色のご老人にしてこの国の宰相さま。
ん?
あの指輪………、
あの美しい煌めきは………!!
「お久しぶりです、宰相さま」
「おぉ、お久しぶりですね、オードリー嬢。寿退社したとは聞いていましたが、お相手はアーデルハイト公爵さまでしたか」
「はい。ご縁がありまして。それにしても、素敵な指輪ですね。オパールですか?」
「えぇ。少々縁がございまして、先日いただいたのですよ」
黄金の台座に七色に輝く大粒オパールは本当に見事だ。
見る角度によって色合いを変化させる美しい遊色効果は、心を大きく揺さぶるものがある。
というか、ここまで大粒のものは流石のわたしでも初めて見るから、ものすっごくテンションが上がる。できればもっとずずいっと近づいて、虫眼鏡で観察したい。手袋越しで触りたい。というか、その美しさに永遠に囚われていたい。
*************************
読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
「おぉ!これはこれはアーデルハイト公爵さまではないですか」
旦那さまに無視されたウーデラハイト公爵令嬢が泣きそうになりながらもう1度声をあげた瞬間、宰相さまが割って入ってきた。
「久しいな、宰相殿」
「えぇ、お久しぶりです。アーデルハイト公爵さま」
にこにこと旦那さまに向けて穏やかに微笑んでいるのは、真っ青な顔色のご老人にしてこの国の宰相さま。
ん?
あの指輪………、
あの美しい煌めきは………!!
「お久しぶりです、宰相さま」
「おぉ、お久しぶりですね、オードリー嬢。寿退社したとは聞いていましたが、お相手はアーデルハイト公爵さまでしたか」
「はい。ご縁がありまして。それにしても、素敵な指輪ですね。オパールですか?」
「えぇ。少々縁がございまして、先日いただいたのですよ」
黄金の台座に七色に輝く大粒オパールは本当に見事だ。
見る角度によって色合いを変化させる美しい遊色効果は、心を大きく揺さぶるものがある。
というか、ここまで大粒のものは流石のわたしでも初めて見るから、ものすっごくテンションが上がる。できればもっとずずいっと近づいて、虫眼鏡で観察したい。手袋越しで触りたい。というか、その美しさに永遠に囚われていたい。
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