異世界にツンデレ属性の妹と引きこもり気味系の兄が転生したら?

あぐる

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運命の出会い

討伐命令 魔王セト

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今俺たち4人はとある森を歩き進んでいる。

   「はぁ、またあいつと会うのかよ」
   「ヒロトの盗賊スキルなら、魔王セトをばばーんと倒すことができます」

   シャロンも軽く言ってくれるな。
   まさか女王様が魔王セトを倒さなくてはこの国は滅ぶ、とか言っちゃうと行かなければならなくなるに決まっている。

   「シャロンこの近くに魔物がいないかサーチしてくれ」
   「分かりました」

   俺たちのパーティーの弱点。それは魔物が複数で襲ってくることだ。
   複数で襲われるとまずシャロンが倒される。お人好しのティアは助けに後衛から来るので援護射撃がなくなり、ティアは接近戦が弱いので倒される。そして俺は妹を守れるほどまだ強くないのでそのまま全滅。
   最悪のシナリオだな。

   「いませんでした。このまま魔王城に進むことができます」
   「それは良かった。ありがとうシャロン」
   「あー、ずるい。僕もシャロンの様に頭撫でて欲しい!」
   「お前は何もしてないだろティア」
   「てへぺろ」
   「ねぇ、あと何キロあるのよ」
   「あと300キロくらいです、すずの」

   う、うそだろ!?
   あと2キロくらいでつくと思ってた。元引きこもりの俺にとって脚がもたない。
   さらに家族そろって運動オンチだったすずのも俺と同じことを考えているだろう。

   「僕はまだまだ行けるよ」

   陽気そうなティアは案外余裕なのかもしれない。だけど、

   「俺はだめだ」
   「もう無理なの、情けないね」
   「強がりはよせ、妹よ。さっきから脚が震えているではないか」
   「では一時みんなで休憩をする前にそこにいるもの出てください。私のサーチの前に隠れることも無意味です」

   何言っているんだこのロリは、っと思ったが茂みの中からポニーテールでその小さい身体とは合わないスタイルの美少女が現れた。

   「シャロンとは比べ物にはならない」
   「ちょっと、勝手に比べないで下さい。私がその気になればヒロトのエクスカリバーを一撃で再起不能にできますよ」
   「し、シャロンさん?冗談ですよね?もしかして本気で俺のあそこを・・・」

   俺とシャロンがそんな茶番をしている間に

   「もしかしてエルフのティターニア・エフィス・ユスリーナですか?」
   「あなたは?」
   「魔王サタンの眷属のベルフェゴールです」
   「もしかしてあなたはティアのお知り合いですか?」
   「下等な人間よ、ティターニア様を愛称で呼ぶなど貴様消されたいのか」

   外見とは裏腹にすごい怖い人だった!
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