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たんじょうびとであったひ
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いつもご飯を食べているお部屋に行く前にまた着替えをした。今日は特別な日だからって。
薄い緑が中心の服。所々に銀の糸で刺繍がしてある。リュイさまの色だなぁ~って思っていたら……
「ご当主様のお色ですわね~」
ってニコニコしながらルイザさんがいってた。着替えも終わって食堂へ。
扉が開けられるとお屋敷の人達がいっぱいいた。
「リラ、改めてお誕生日おめでとうございます」
リュイさまが出迎えてくれる。花束を持っていてぼくに渡してくれる。
「ありがとうございます。」
とってもいい匂いのお花……。嬉しい。
「ふふ……嬉しそうな顔をしていますね……。でも、まだまだプレゼントはあるんですよ?」
そう言ってリュイさまはぼくの手をひく。
使用人の皆からも『おめでとうございます!』って言ってもらっていろんなプレゼントをもらった。メイドさん達からは街で人気のお店の小物入れとか、セバスさんからは万年筆、ルイザさんからは刺繍の本、サクさんからは裁縫道具、ロイさんからはいろんな本を。どれもぼくが好きだったり使ったりするものばかりでとっても嬉しかった。みんなのお誕生日にもあげたいなってそう思った。
一人一人にありがとうを言って貰ったものは一旦サクさんに預けて部屋に持って行ってもらう。お部屋に帰ってからじっくり見てみよう!
テーブルにつくと、いつもより更に豪華になった夜ご飯が!今日のご飯は料理長さん含め料理人のみんなからのプレゼントなんだって。あとから、ありがとうって言いに行かなきゃ!
まだぼくは食べる量少ないからひと皿ひと皿の量はとっても少ないけどその分、リュイさまと同じだけの数ででてきた。ふるこーすっていうのだったよ!サラダもお肉もとっても美味しかった。デザートはバティシエさんが作ったケーキ。ホールケーキで出てきて、分けてもらった。残りは明日のおやつにしましゃうねって……。イチゴのケーキで美味しかったよ。一息ついたらリュイさまが立ち上がってぼくの座っているところにきた。
「さて、リラ。私からの贈り物はこれですよ。」
リュイさまがロイさんから箱を受け取りぼくに渡してくれる。
「開けてみてください。」
じっと箱を見ているとリュイさまに言われてそっとあける。そこにあったのはチョーカーだった。真ん中には宝石?のような緑の石……
「きれい……」
「9歳になるリラにはこのチョーカーを。うなじを私が噛むまではこれで守っていてください。もっと早く渡したかったんですがね……魔石がなかなか見つからず……いい物がやっと見つかって渡せました。」
「ませき……?」
ませき……魔石?このきれいな石が?
「この魔石には通信の魔法が使えるようになっています。何かあった時には私のこのピアスに繋がるようになっていますよ」
長い髪を少し耳にかけ見せてくれたのは紫色の石がついたピアス。
「リラの瞳に合わせた色にしてみました。チョーカーには私の瞳の色を……」
ニコってしてそう言うリュイさま。リュイさまの目の色の魔石……とってもきれいで嬉しい。
「ありがとう……ございます!」
箱ごとぎゅっと抱きしめる。
そうしていると……
「それでですね……8歳だったリラにはこれを……」
……?8歳だったぼく?
リュイさまが次に渡してきたのはさっきよりは小さいけど……開けてみると……ブレスレットのようなもの……
「これは……?」
「これはアンクレット。足に付けるものです。付けてみましょうか。」
ぼくを椅子に座らせリュイさまがしゃがんで足を持つ。リュイさまの膝にぼくの足をのせる。ぼくからアンクレットを受け取って足に付ける。
銀色を中心に緑色の小さな石がついている。まるで、リュイさまのいろそのものだった。
「魔銀が中心に使われていますからこのままお風呂にも入れますよ。ずっと付けていてくださいね?」
そう言ってリュイさまはぼくの足首にチュってした。外し方分からないからリュイさまが言った通りずっと付けていよう。
それよりも気になること……
「リュイさま……8歳のぼくって?」
「そうですね……リラに出会うまで君のことをお祝いしてあげられませんでしたから……その分のプレゼントも用意したんですよ。」
それから、ドンドンプレゼントが運ばれてきた。
0歳と1歳には大きなネコと小さなネコのぬいぐるみ、2歳ではおでかけようの服、3歳はお散歩用の帽子、4歳はクレヨンとお絵描き用のスケッチプック、5歳は動きやすい靴、6歳はボットとカップ、7歳はいろんな紅茶。
ぼくが使ったり好きだったりばっかりだった。
今までプレゼントなんて貰ったこと無かったからとっても嬉しい……
「リュイさま……ありがとうございます!」
あのお屋敷にいたころのぼくに今のことを伝えても絶対信じてくれないと思う。でも、こんな素敵な人に出会うんだよ!って教えてあげたい。そう思った。
たくさんのプレゼントに囲まれてその日は眠った。
次の日からチョーカーとアンクレットはずっと身につけている。どれもお気に入りだけどさらにお気に入りなのはネコのぬいぐるみたちだ。何でネコ?って思ったけどネコは好きだからいいか……それに大きなぬいぐるみは白、小さいのは黒のネコでなんだかリュイさまとぼくみたいだった。だから、ベッドの近くに並べて置いて時々ぎゅってしたりしてる。
そして、練習していた刺繍もなんとか形になってきた。
白の3月4日にやっとできあがった。りんごとりんごの花の刺繍をしたハンカチ。たくさんプレゼント貰ったから上げるのにどきどきする。用意してもらった袋に入れてリボンはちょっと難しかったからルイザさんにお願いした。
「喜んでもらえるかな……」
「もちろんですわ!リラ様からのプレゼントですもの!」
「そうですよ。ご当主様は喜んでくださいますよ。こんなに頑張ってのですから。」
不安そうにしてるぼくに2人はそう言ってくれた。見つからないようにルイザさんに隠してもらう。
次の日の夜。リュイさまが今日は出会った日だからってお仕事から早く帰ってきてくれた。また、花束貰っちゃった……プレゼントも……今回のプレゼントはネコのぬいぐるみたちに付けるいろんなリボン。触り心地が良くっていろんな色がある。おしゃれさせてあげたいなって言ってたの誰かから聞いたからって。
ぼくも急いでルイザさんにハンカチを持ってきてもらう。
「ぼ、ぼくからもプレゼント……です。」
ちょっと震える手でリュイさまに渡す。
リュイさまはちょっと驚いていて……
「私に……ですか?」
「はい……。」
リュイさまは受け取ってくれた。そっとリボンを解いてハンカチを出す。
「これは、とても綺麗な刺繍ですね……。」
「が、がんばりました……。」
「……この刺繍はリラが?」
「はい……。」
また、きょとんとしているリュイさま。まだじっと刺繍を見つめる。一番上手に出来たのを渡したけど……まだ下手だから……あんまり見ないでほしい……
「とても上手に刺しましたね。」
そう言ってニコニコしながら頭を撫でてくれた。
嬉しくて……
「リュイさま……リュイさま……」
「はい?」
「ぼくを、見つけてくれて、ありがとうございます。」
「えぇ、リラを見つけられて良かったです。こちらこそ、私のところに来てくれてありがとう。」
リュイさまはぎゅっと抱きしめてくれた。
その日の夜はリュイさまと一緒に寝た。大きなネコと小さなネコみたいにくっついて……。
これからも、ずっとずっと………だいすきなリュイさまといたいな……。
薄い緑が中心の服。所々に銀の糸で刺繍がしてある。リュイさまの色だなぁ~って思っていたら……
「ご当主様のお色ですわね~」
ってニコニコしながらルイザさんがいってた。着替えも終わって食堂へ。
扉が開けられるとお屋敷の人達がいっぱいいた。
「リラ、改めてお誕生日おめでとうございます」
リュイさまが出迎えてくれる。花束を持っていてぼくに渡してくれる。
「ありがとうございます。」
とってもいい匂いのお花……。嬉しい。
「ふふ……嬉しそうな顔をしていますね……。でも、まだまだプレゼントはあるんですよ?」
そう言ってリュイさまはぼくの手をひく。
使用人の皆からも『おめでとうございます!』って言ってもらっていろんなプレゼントをもらった。メイドさん達からは街で人気のお店の小物入れとか、セバスさんからは万年筆、ルイザさんからは刺繍の本、サクさんからは裁縫道具、ロイさんからはいろんな本を。どれもぼくが好きだったり使ったりするものばかりでとっても嬉しかった。みんなのお誕生日にもあげたいなってそう思った。
一人一人にありがとうを言って貰ったものは一旦サクさんに預けて部屋に持って行ってもらう。お部屋に帰ってからじっくり見てみよう!
テーブルにつくと、いつもより更に豪華になった夜ご飯が!今日のご飯は料理長さん含め料理人のみんなからのプレゼントなんだって。あとから、ありがとうって言いに行かなきゃ!
まだぼくは食べる量少ないからひと皿ひと皿の量はとっても少ないけどその分、リュイさまと同じだけの数ででてきた。ふるこーすっていうのだったよ!サラダもお肉もとっても美味しかった。デザートはバティシエさんが作ったケーキ。ホールケーキで出てきて、分けてもらった。残りは明日のおやつにしましゃうねって……。イチゴのケーキで美味しかったよ。一息ついたらリュイさまが立ち上がってぼくの座っているところにきた。
「さて、リラ。私からの贈り物はこれですよ。」
リュイさまがロイさんから箱を受け取りぼくに渡してくれる。
「開けてみてください。」
じっと箱を見ているとリュイさまに言われてそっとあける。そこにあったのはチョーカーだった。真ん中には宝石?のような緑の石……
「きれい……」
「9歳になるリラにはこのチョーカーを。うなじを私が噛むまではこれで守っていてください。もっと早く渡したかったんですがね……魔石がなかなか見つからず……いい物がやっと見つかって渡せました。」
「ませき……?」
ませき……魔石?このきれいな石が?
「この魔石には通信の魔法が使えるようになっています。何かあった時には私のこのピアスに繋がるようになっていますよ」
長い髪を少し耳にかけ見せてくれたのは紫色の石がついたピアス。
「リラの瞳に合わせた色にしてみました。チョーカーには私の瞳の色を……」
ニコってしてそう言うリュイさま。リュイさまの目の色の魔石……とってもきれいで嬉しい。
「ありがとう……ございます!」
箱ごとぎゅっと抱きしめる。
そうしていると……
「それでですね……8歳だったリラにはこれを……」
……?8歳だったぼく?
リュイさまが次に渡してきたのはさっきよりは小さいけど……開けてみると……ブレスレットのようなもの……
「これは……?」
「これはアンクレット。足に付けるものです。付けてみましょうか。」
ぼくを椅子に座らせリュイさまがしゃがんで足を持つ。リュイさまの膝にぼくの足をのせる。ぼくからアンクレットを受け取って足に付ける。
銀色を中心に緑色の小さな石がついている。まるで、リュイさまのいろそのものだった。
「魔銀が中心に使われていますからこのままお風呂にも入れますよ。ずっと付けていてくださいね?」
そう言ってリュイさまはぼくの足首にチュってした。外し方分からないからリュイさまが言った通りずっと付けていよう。
それよりも気になること……
「リュイさま……8歳のぼくって?」
「そうですね……リラに出会うまで君のことをお祝いしてあげられませんでしたから……その分のプレゼントも用意したんですよ。」
それから、ドンドンプレゼントが運ばれてきた。
0歳と1歳には大きなネコと小さなネコのぬいぐるみ、2歳ではおでかけようの服、3歳はお散歩用の帽子、4歳はクレヨンとお絵描き用のスケッチプック、5歳は動きやすい靴、6歳はボットとカップ、7歳はいろんな紅茶。
ぼくが使ったり好きだったりばっかりだった。
今までプレゼントなんて貰ったこと無かったからとっても嬉しい……
「リュイさま……ありがとうございます!」
あのお屋敷にいたころのぼくに今のことを伝えても絶対信じてくれないと思う。でも、こんな素敵な人に出会うんだよ!って教えてあげたい。そう思った。
たくさんのプレゼントに囲まれてその日は眠った。
次の日からチョーカーとアンクレットはずっと身につけている。どれもお気に入りだけどさらにお気に入りなのはネコのぬいぐるみたちだ。何でネコ?って思ったけどネコは好きだからいいか……それに大きなぬいぐるみは白、小さいのは黒のネコでなんだかリュイさまとぼくみたいだった。だから、ベッドの近くに並べて置いて時々ぎゅってしたりしてる。
そして、練習していた刺繍もなんとか形になってきた。
白の3月4日にやっとできあがった。りんごとりんごの花の刺繍をしたハンカチ。たくさんプレゼント貰ったから上げるのにどきどきする。用意してもらった袋に入れてリボンはちょっと難しかったからルイザさんにお願いした。
「喜んでもらえるかな……」
「もちろんですわ!リラ様からのプレゼントですもの!」
「そうですよ。ご当主様は喜んでくださいますよ。こんなに頑張ってのですから。」
不安そうにしてるぼくに2人はそう言ってくれた。見つからないようにルイザさんに隠してもらう。
次の日の夜。リュイさまが今日は出会った日だからってお仕事から早く帰ってきてくれた。また、花束貰っちゃった……プレゼントも……今回のプレゼントはネコのぬいぐるみたちに付けるいろんなリボン。触り心地が良くっていろんな色がある。おしゃれさせてあげたいなって言ってたの誰かから聞いたからって。
ぼくも急いでルイザさんにハンカチを持ってきてもらう。
「ぼ、ぼくからもプレゼント……です。」
ちょっと震える手でリュイさまに渡す。
リュイさまはちょっと驚いていて……
「私に……ですか?」
「はい……。」
リュイさまは受け取ってくれた。そっとリボンを解いてハンカチを出す。
「これは、とても綺麗な刺繍ですね……。」
「が、がんばりました……。」
「……この刺繍はリラが?」
「はい……。」
また、きょとんとしているリュイさま。まだじっと刺繍を見つめる。一番上手に出来たのを渡したけど……まだ下手だから……あんまり見ないでほしい……
「とても上手に刺しましたね。」
そう言ってニコニコしながら頭を撫でてくれた。
嬉しくて……
「リュイさま……リュイさま……」
「はい?」
「ぼくを、見つけてくれて、ありがとうございます。」
「えぇ、リラを見つけられて良かったです。こちらこそ、私のところに来てくれてありがとう。」
リュイさまはぎゅっと抱きしめてくれた。
その日の夜はリュイさまと一緒に寝た。大きなネコと小さなネコみたいにくっついて……。
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