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はつじょうき
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しばらくうとうとして……いつの間にか寝てしまっていた。起きたら体の熱いのも少し落ち着いていた……。
横にリュイさまがいた。目が覚めてもぞもぞしているとその動きでリュイさまも目を開けた。
「リラ……?起きましたか?」
「はい……」
「体は辛くありませんか?」
「大丈夫……です。」
体を起こすとそのまま、リュイさまに抱っこされて膝に乗せられる。
「薬が効いたようですね……初めてだからか効きやすいのかもしれませんね……」
「これ……なんですか……?」
「……そうですね……これは発情期といいます。オメガに定期的にくるものです。薬が効きやすいのならいいのですが……」
「はつじょう……き。」
そういえば、ルイザさんが言ってた気がする……。定期的ってどのくらいで来るのかな……
「定期的ってどのくらいですか……?」
「そうですね……ひと月に1回ですが……安定するまではいろいろかもしれませんね……」
ひと月に1回もくるんだ……この体が熱いの……やだなぁ……。
いやいやをするようにリュイさまに抱きつく。
「……リラ?」
「からだあついの……やです……」
「そうですね……しょうがないことではありますが……辛いですよね……発散させたり薬を飲んだりしたら少しは楽になりますが……発散させるにはまだ年齢的にもね……」
後半の方は小さな声であんまり聞こえなかったけどとりあえず、お薬飲んでたら大丈夫みたい……
「リラ……。発情期が、安定するまではあまり外出しないようにしましょうか……。外で発情期になってしまっては大変ですからね」
「はい……。お庭はいいですか?」
「えぇ、庭は大丈夫ですよ。街に行く時は私と一緒に行きましょうね。」
「はい。」
それからは2人でのんびり過ごした……お薬が効いてるあいだは体も楽だったけど切れるとやっぱり体が熱くってむずむずして……辛かった。でも、リュイさまがぎゅってしてくれたら少し落ち着いて……時間が少したってからまたお薬飲んで……ってしながら過ごした。1週間リュイさまはずっとそばにいてくれた。
1週間経ったら体が熱いのもむずむずもスっと引いていつも通りに過ごせるようになった。
でも、安定するまでに時間がかかった。月に2回だったり、全然こなかったり……リーゼ先生にも診てもらったけどお屋敷にくるまでのことで栄養が足りなくて体が小さいことがあるからかもって。ゆっくり様子を見ましょうって言われた。
発情期が初めてきてから、オメガのことについてルイザさんから教えてもらうことも増えた。発情期のこととか、番のこととか……リュイさまはぼくの運命の番なんだって。オメガやアルファにはふぇろもんっていう匂いがするんだって。リュイさまから森の匂いがするのはそうゆうことかな??すっごく落ち着く匂い。リュイさまに効いたらぼくはりんごの匂いがするんだって。美味しそうな匂いですよって笑ってた。
それから、時間が経って……もう少しでぼくの誕生日。もうすぐ9歳になる。リュイさまはぼくをお祝いするのは初めてだからたくさんお祝いしますからねって言ってくれた。ぼくもリュイさまになにかあげたいなぁ~あげる日としてはぼくとリュイさまが出会った日だけど……何がいいんだろう……時間もないし……あと、ふた月くらい。1人だとなんにも思いつかなくってルイザさんやサクさんに相談してみる。
「そうですわね~ご当主様はリラ様から貰ったものなら庭に咲いてた花とかでも喜びそうな気がしますわね~」
「えぇ、ですがリラ様は他のものがよろしいのですよね?」
「はい……」
できれば、思い出に残るものがいいなって……でも、街に行くにはリュイさまとまだ一緒じゃないといけないし……
「刺繍をするのは如何です?」
「刺繍……ですか?」
「えぇ、初めてなので簡単な図にはなるでしょうが……」
「刺繍……」
とりあえず、サクさんにどんな図があるのか見せもらった。いろんな図があったけどどれも難しそう……。ペラペラと見ているとりんごとりんごの花の刺繍があった。ちょっと難しそうだけど頑張れば……できるかも……?
それから、毎日刺繍の練習を始めた。指に針が刺さっちゃうこともあったけど治癒魔法でこっそり治してもらいながら頑張った。まだまだ、線がガタガタだけど形にはなってきた。
「もう少しですわね!リラ様!無理はせず頑張りましょう!」
「はい。」
ひたすら、毎日チクチク……していく。途中発情期もあって練習できない時もあったけど空いてる時間があったらひたすら練習した。
そんな日々を過ごしていたらあっという間にぼくの誕生日になった。
朝起きるとリュイさまがベッドにいて……
「リラ、誕生日おめでとう。」
一番に言ってくれた。
「ありがとう……ございます。」
リュイさまにぎゅっと抱きつく。リュイさまも抱き返してくれた。その日はリュイさまはお仕事をお休みしてて1日一緒にいてくれた。
起きたら一緒に朝ごはんを食べ、お勉強は今日はお休み。お庭を散歩に行ったり、お茶をしたり、絵本や本を読んだりもした。
そして、夜がきた……
横にリュイさまがいた。目が覚めてもぞもぞしているとその動きでリュイさまも目を開けた。
「リラ……?起きましたか?」
「はい……」
「体は辛くありませんか?」
「大丈夫……です。」
体を起こすとそのまま、リュイさまに抱っこされて膝に乗せられる。
「薬が効いたようですね……初めてだからか効きやすいのかもしれませんね……」
「これ……なんですか……?」
「……そうですね……これは発情期といいます。オメガに定期的にくるものです。薬が効きやすいのならいいのですが……」
「はつじょう……き。」
そういえば、ルイザさんが言ってた気がする……。定期的ってどのくらいで来るのかな……
「定期的ってどのくらいですか……?」
「そうですね……ひと月に1回ですが……安定するまではいろいろかもしれませんね……」
ひと月に1回もくるんだ……この体が熱いの……やだなぁ……。
いやいやをするようにリュイさまに抱きつく。
「……リラ?」
「からだあついの……やです……」
「そうですね……しょうがないことではありますが……辛いですよね……発散させたり薬を飲んだりしたら少しは楽になりますが……発散させるにはまだ年齢的にもね……」
後半の方は小さな声であんまり聞こえなかったけどとりあえず、お薬飲んでたら大丈夫みたい……
「リラ……。発情期が、安定するまではあまり外出しないようにしましょうか……。外で発情期になってしまっては大変ですからね」
「はい……。お庭はいいですか?」
「えぇ、庭は大丈夫ですよ。街に行く時は私と一緒に行きましょうね。」
「はい。」
それからは2人でのんびり過ごした……お薬が効いてるあいだは体も楽だったけど切れるとやっぱり体が熱くってむずむずして……辛かった。でも、リュイさまがぎゅってしてくれたら少し落ち着いて……時間が少したってからまたお薬飲んで……ってしながら過ごした。1週間リュイさまはずっとそばにいてくれた。
1週間経ったら体が熱いのもむずむずもスっと引いていつも通りに過ごせるようになった。
でも、安定するまでに時間がかかった。月に2回だったり、全然こなかったり……リーゼ先生にも診てもらったけどお屋敷にくるまでのことで栄養が足りなくて体が小さいことがあるからかもって。ゆっくり様子を見ましょうって言われた。
発情期が初めてきてから、オメガのことについてルイザさんから教えてもらうことも増えた。発情期のこととか、番のこととか……リュイさまはぼくの運命の番なんだって。オメガやアルファにはふぇろもんっていう匂いがするんだって。リュイさまから森の匂いがするのはそうゆうことかな??すっごく落ち着く匂い。リュイさまに効いたらぼくはりんごの匂いがするんだって。美味しそうな匂いですよって笑ってた。
それから、時間が経って……もう少しでぼくの誕生日。もうすぐ9歳になる。リュイさまはぼくをお祝いするのは初めてだからたくさんお祝いしますからねって言ってくれた。ぼくもリュイさまになにかあげたいなぁ~あげる日としてはぼくとリュイさまが出会った日だけど……何がいいんだろう……時間もないし……あと、ふた月くらい。1人だとなんにも思いつかなくってルイザさんやサクさんに相談してみる。
「そうですわね~ご当主様はリラ様から貰ったものなら庭に咲いてた花とかでも喜びそうな気がしますわね~」
「えぇ、ですがリラ様は他のものがよろしいのですよね?」
「はい……」
できれば、思い出に残るものがいいなって……でも、街に行くにはリュイさまとまだ一緒じゃないといけないし……
「刺繍をするのは如何です?」
「刺繍……ですか?」
「えぇ、初めてなので簡単な図にはなるでしょうが……」
「刺繍……」
とりあえず、サクさんにどんな図があるのか見せもらった。いろんな図があったけどどれも難しそう……。ペラペラと見ているとりんごとりんごの花の刺繍があった。ちょっと難しそうだけど頑張れば……できるかも……?
それから、毎日刺繍の練習を始めた。指に針が刺さっちゃうこともあったけど治癒魔法でこっそり治してもらいながら頑張った。まだまだ、線がガタガタだけど形にはなってきた。
「もう少しですわね!リラ様!無理はせず頑張りましょう!」
「はい。」
ひたすら、毎日チクチク……していく。途中発情期もあって練習できない時もあったけど空いてる時間があったらひたすら練習した。
そんな日々を過ごしていたらあっという間にぼくの誕生日になった。
朝起きるとリュイさまがベッドにいて……
「リラ、誕生日おめでとう。」
一番に言ってくれた。
「ありがとう……ございます。」
リュイさまにぎゅっと抱きつく。リュイさまも抱き返してくれた。その日はリュイさまはお仕事をお休みしてて1日一緒にいてくれた。
起きたら一緒に朝ごはんを食べ、お勉強は今日はお休み。お庭を散歩に行ったり、お茶をしたり、絵本や本を読んだりもした。
そして、夜がきた……
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