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10,無断外出
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「おーっとっと~!上手、上手」
シオンは手を伸ばし、おぼつかない足取りでヨタヨタ歩く金髪の赤子を優しく抱きとめる。
「いい子だね、王子」
「んー」
シオンにほほを寄せ、にこにこと笑う赤子はティリアス王子。去年産まれた、待望のウェア王の長子だ。
ウェア城には他に子どもがおらず、一番年齢の近いシオンは度々王子の部屋を訪れては遊び相手をしていた。
「シオン君、これ片付けてくるから、少しの間お願いね」
「うん」
使用人の女性はシオンに王子を任せ、洗濯物を抱えて部屋を出ていく。王子の母、王妃は産後の肥立ちが悪く、王子の世話は専門の使用人たちが主に行っている。最も王子がなついているシオンは、彼女たちから頼りにされていた。
「王子はいいね。眼を持ってて」
「うー?」
シオンは抱き上げた王子の目を見つめる。その両目は金色に輝いていた。ウェア王を継ぐ者の証である、神々しい金眼。
「僕も持ってたんだよ。サンカがね、キレイだっていつもほめてくれたんだよ…」
王子と同じ美しい金色があった場所は今、醜い傷だらけで。眼があれば、兄は自分を受け入れてくれたかもしれないのに。残った左目に涙がにじんでくる。
その時、ガチャリと扉が開く音がし、シオンはハッとする。
「シオン」
「あ…っ」
部屋に入ってきたのは王子の父、ウェア王だった。シオンは慌てて涙をぬぐう。
「いつもティリアスと遊んでくれてありがとう」
「ううん…」
王は礼を言いながら、毛足の長いじゅうたんに座る。シオンは表情を強ばらせてぎゅっと王子を抱きしめ、首を横に振る。
「君は私が嫌いかな」
「えっ?」
急な話に、シオンは驚く。
「私のせいで君のお兄さんにあんな大怪我させたんだから」
「…」
「それに、君からお兄さんを取ってしまっているしね」
いつものフランクな口調だが、目の前にいるのはこの国の絶対的な権力者。シオンはそうとも違うとも言えず、目を泳がせる。
「いいんだよ、そう思って当然だ」
そんなシオンを見て、王は穏やかに笑む。
「でもね、心配しないで。君のお兄さんは君が思っているより…」
「シオン!」
王の話を遮り、レイニーとシャウアが扉を勢いよく開けて入ってくる。
「やっぱりここにいたかっ!子守りなんか後にして、一緒に街へ…」
「陛下」
レイニーはズカズカとシオンに近づき、シャウアは王がいることに気づいてサッとじゅうたんに片膝をつける。
「へぁっ?!し、失礼しました!!陛下!!」
「この愚兄が失礼しました」
レイニーも王の姿に気づいて慌てて片膝をつき、シャウアは呆れて頭を下げる。
「はは、いいよ」
王はとがめず、愉快そうに笑う。
「シオンに用事かい?」
「はい、シューカ街へ共に行こうかと」
「そう。シオン、行っておいで。ティリアスをこっちへ」
「…うん」
王が手を差し出し、シオンはうとうとしている王子をそっと王に手渡す。
「あ、街に行くなら、花屋の向かいのお菓子屋でケーキを買ってきてもらっていいかな」
「はい、承知しました」
お使いを頼まれ、双子はそろって頭を下げる。王が無断外出する時によく寄り道しているお菓子屋は、護衛なら周知のことである。
「行ってらっしゃい」
眠った息子を腕の中で揺らしながら、王は部屋を出る3人を見送った。
「いいのか、帰らねぇで」
「1か月ぶりだよ?ゆっくりしないともったいないじゃない」
ある日の昼下がり。公園のベンチに座るウェア王は天を仰ぎ、暖かい陽射しに目を細める。
「そういう問題じゃねぇ」
サンカは呆れて、そのベンチの後ろに寄りかかった。
外国人の犯罪組織による襲撃から1か月が経った。しかし、捕らえた者たちの取り調べに手こずっており、まだどこでどのように潜んでいたのかすらわかっておらず、残党がいる可能性もある。さすがの王も無断外出を控えていたが、1か月も経つとやはり我慢出来なくなってくる。ついに今日、昼休憩のどさくさに紛れて、城を抜け出したのだ。それにサンカが気づき、すぐに連れ戻すつもりが結局付き合わされている。
「ところで、シオンとは仲良くしているかい?」
「あ?別に、フツー」
サンカはドキリとしつつ、平静を装って答える。
「私はすっかり嫌われてしまったよ」
「…何で」
「私に大好きなお兄さんを取られてしまったと思っているみたい」
「…」
この人はシオンの変化に気づいていたかと思う。
「私が王でなければ、喜んで恋敵になってあげるところだけど」
「な…っあんな美人の嫁がいて、何言ってんだ」
冗談だとわかってはいるが、思わず声が上ずる。
「ふふ…君の『目的』のためであっても、私は君とこうして話しているだけで楽しいんだよ」
王は笑ってフードを少し上げ、美しい金色の眼でサンカを見つめる。
「…あ、そ」
サンカはほほを赤く染め、ふいっと目を反らした。
「さて、シューカ街のお菓子屋にケーキ買いに行こうか」
「あ?まだ帰らねぇのかよ」
これから寄り道するらしい王に、また呆れる。後で大臣にがっつり怒られろとため息をついた時、サンカはわずかな殺気を感じた。
その2時間ほど前。
「シオン、どうした?」
「え?」
ウェア城の中庭、青々とした芝生にシオンを挟んでレイニーとシャウアが座り、日光浴を楽しんでいた。中庭は四方を建物で囲まれているが、広々としており、豊かな水をたたえた噴水と綺麗に手入れのされた花木のある美しく開放的な場所だ。
「なんとなく元気がないな。また徒競走でビリになったか?」
いつもより言葉少ないシオンの顔を、双子は両脇からのぞき込む。
「そ…っそんなことないよ。徒競走はビリだけど…」
シオンは目を反らし、バツが悪そうにうつむく。
「ははっ!気にするな!」
「走り方なら、また教えてやるから」
「…うん」
レイニーに肩を抱き寄せられ、シャウアに頭をなでられて、苦笑いしてうなずいた。
「レイニー!シャウア!こんなところにいたのか!」
そこへ、慌てた様子で黒コート姿の護衛長が中庭への階段をかけ下りてくる。
「護衛長、どうかしましたか?」
「俺たち、今日は非番ですよー?」
せっかくシオンとゆっくり過ごせる休日に仕事を入れて欲しくないと、双子は走ってきた護衛長を見上げる。
「ああ、わかっているが…っ!陛下が…!」
その主語を聞いただけで、何があったかピンとくる。
「無断外出ですか。そろそろかと思っていましたが」
「陛下は1か月もよく耐えてくださった」
双子はうんうんとうなずき合う。
「感心している場合ではないだろう!襲撃されてから、まだ1か月だぞ?!取り調べは進んでいないし、残党がいるという話もある!」
王がいなくなったと大臣から報告を受け、一刻も早く探して連れ戻さなければならない。護衛長は部下で最も頼りになるふたりに協力してもらいたいのだ。
「大丈夫ですよ。サンカが付いているのでしょう?」
「そうだが…っ」
いざとなればサンカが王を連れ戻すだろうが、彼は任務に復帰したばかりであるし、護衛長としては負担をかけ過ぎたくない。
「わかりましたよ」
「俺たちも捜索に加わります」
「そうか!良かった」
それを察して双子が立ち上がり、護衛長はホッとする。
「また何かあってサンカが怪我でもしたら、こいつが悲しむしな」
と、レイニーはシオンの頭をなでる。
「シオン、部屋に戻るか?」
「ううん、王子のところに行ってる」
シャウアに聞かれ、シオンは首を振る。
「陛下を連れ戻したら、メシ食おうな。サンカも一緒に」
「うん」
レイニーがそう言って笑み、シオンもにこりと笑ってうなずく。
「では、手分けして行こう」
「まずはシューカ街ですか?」
「久しぶりだからなー。もっと遠出した可能性もあるぞ」
護衛長に頭を寄せ、王室護衛の顔になって話し合いを始めたふたりを横目に、シオンは中庭を出る階段へ向かった。
シオンは裏口からウェア城を出ていた。王子のところに行くというのは嘘だ。登校する時にいつも送迎をしてくれている運転手にこっそり頼んで公用車で送ってもらい、シューカ街に行った。
シオンには王とサンカの行き先に心当たりがある。おそらく、ふたつの街を越えた先にある公園だ。亡くした家族と暮らしていた街の隣街、行くあてのなかったサンカとシオンが王と出会った場所。少し前、サンカが王に連れられてたまに行くと話していたのだ。今日もそうだとは限らないが、何故か確信していた。
バスなら、あの街まで2時間かからないで行ける。捜索中の護衛たちより先に王とサンカに会えるはずだ。シオンはシューカ街の入口に停まったバスに乗りこんだ。
シオンは手を伸ばし、おぼつかない足取りでヨタヨタ歩く金髪の赤子を優しく抱きとめる。
「いい子だね、王子」
「んー」
シオンにほほを寄せ、にこにこと笑う赤子はティリアス王子。去年産まれた、待望のウェア王の長子だ。
ウェア城には他に子どもがおらず、一番年齢の近いシオンは度々王子の部屋を訪れては遊び相手をしていた。
「シオン君、これ片付けてくるから、少しの間お願いね」
「うん」
使用人の女性はシオンに王子を任せ、洗濯物を抱えて部屋を出ていく。王子の母、王妃は産後の肥立ちが悪く、王子の世話は専門の使用人たちが主に行っている。最も王子がなついているシオンは、彼女たちから頼りにされていた。
「王子はいいね。眼を持ってて」
「うー?」
シオンは抱き上げた王子の目を見つめる。その両目は金色に輝いていた。ウェア王を継ぐ者の証である、神々しい金眼。
「僕も持ってたんだよ。サンカがね、キレイだっていつもほめてくれたんだよ…」
王子と同じ美しい金色があった場所は今、醜い傷だらけで。眼があれば、兄は自分を受け入れてくれたかもしれないのに。残った左目に涙がにじんでくる。
その時、ガチャリと扉が開く音がし、シオンはハッとする。
「シオン」
「あ…っ」
部屋に入ってきたのは王子の父、ウェア王だった。シオンは慌てて涙をぬぐう。
「いつもティリアスと遊んでくれてありがとう」
「ううん…」
王は礼を言いながら、毛足の長いじゅうたんに座る。シオンは表情を強ばらせてぎゅっと王子を抱きしめ、首を横に振る。
「君は私が嫌いかな」
「えっ?」
急な話に、シオンは驚く。
「私のせいで君のお兄さんにあんな大怪我させたんだから」
「…」
「それに、君からお兄さんを取ってしまっているしね」
いつものフランクな口調だが、目の前にいるのはこの国の絶対的な権力者。シオンはそうとも違うとも言えず、目を泳がせる。
「いいんだよ、そう思って当然だ」
そんなシオンを見て、王は穏やかに笑む。
「でもね、心配しないで。君のお兄さんは君が思っているより…」
「シオン!」
王の話を遮り、レイニーとシャウアが扉を勢いよく開けて入ってくる。
「やっぱりここにいたかっ!子守りなんか後にして、一緒に街へ…」
「陛下」
レイニーはズカズカとシオンに近づき、シャウアは王がいることに気づいてサッとじゅうたんに片膝をつける。
「へぁっ?!し、失礼しました!!陛下!!」
「この愚兄が失礼しました」
レイニーも王の姿に気づいて慌てて片膝をつき、シャウアは呆れて頭を下げる。
「はは、いいよ」
王はとがめず、愉快そうに笑う。
「シオンに用事かい?」
「はい、シューカ街へ共に行こうかと」
「そう。シオン、行っておいで。ティリアスをこっちへ」
「…うん」
王が手を差し出し、シオンはうとうとしている王子をそっと王に手渡す。
「あ、街に行くなら、花屋の向かいのお菓子屋でケーキを買ってきてもらっていいかな」
「はい、承知しました」
お使いを頼まれ、双子はそろって頭を下げる。王が無断外出する時によく寄り道しているお菓子屋は、護衛なら周知のことである。
「行ってらっしゃい」
眠った息子を腕の中で揺らしながら、王は部屋を出る3人を見送った。
「いいのか、帰らねぇで」
「1か月ぶりだよ?ゆっくりしないともったいないじゃない」
ある日の昼下がり。公園のベンチに座るウェア王は天を仰ぎ、暖かい陽射しに目を細める。
「そういう問題じゃねぇ」
サンカは呆れて、そのベンチの後ろに寄りかかった。
外国人の犯罪組織による襲撃から1か月が経った。しかし、捕らえた者たちの取り調べに手こずっており、まだどこでどのように潜んでいたのかすらわかっておらず、残党がいる可能性もある。さすがの王も無断外出を控えていたが、1か月も経つとやはり我慢出来なくなってくる。ついに今日、昼休憩のどさくさに紛れて、城を抜け出したのだ。それにサンカが気づき、すぐに連れ戻すつもりが結局付き合わされている。
「ところで、シオンとは仲良くしているかい?」
「あ?別に、フツー」
サンカはドキリとしつつ、平静を装って答える。
「私はすっかり嫌われてしまったよ」
「…何で」
「私に大好きなお兄さんを取られてしまったと思っているみたい」
「…」
この人はシオンの変化に気づいていたかと思う。
「私が王でなければ、喜んで恋敵になってあげるところだけど」
「な…っあんな美人の嫁がいて、何言ってんだ」
冗談だとわかってはいるが、思わず声が上ずる。
「ふふ…君の『目的』のためであっても、私は君とこうして話しているだけで楽しいんだよ」
王は笑ってフードを少し上げ、美しい金色の眼でサンカを見つめる。
「…あ、そ」
サンカはほほを赤く染め、ふいっと目を反らした。
「さて、シューカ街のお菓子屋にケーキ買いに行こうか」
「あ?まだ帰らねぇのかよ」
これから寄り道するらしい王に、また呆れる。後で大臣にがっつり怒られろとため息をついた時、サンカはわずかな殺気を感じた。
その2時間ほど前。
「シオン、どうした?」
「え?」
ウェア城の中庭、青々とした芝生にシオンを挟んでレイニーとシャウアが座り、日光浴を楽しんでいた。中庭は四方を建物で囲まれているが、広々としており、豊かな水をたたえた噴水と綺麗に手入れのされた花木のある美しく開放的な場所だ。
「なんとなく元気がないな。また徒競走でビリになったか?」
いつもより言葉少ないシオンの顔を、双子は両脇からのぞき込む。
「そ…っそんなことないよ。徒競走はビリだけど…」
シオンは目を反らし、バツが悪そうにうつむく。
「ははっ!気にするな!」
「走り方なら、また教えてやるから」
「…うん」
レイニーに肩を抱き寄せられ、シャウアに頭をなでられて、苦笑いしてうなずいた。
「レイニー!シャウア!こんなところにいたのか!」
そこへ、慌てた様子で黒コート姿の護衛長が中庭への階段をかけ下りてくる。
「護衛長、どうかしましたか?」
「俺たち、今日は非番ですよー?」
せっかくシオンとゆっくり過ごせる休日に仕事を入れて欲しくないと、双子は走ってきた護衛長を見上げる。
「ああ、わかっているが…っ!陛下が…!」
その主語を聞いただけで、何があったかピンとくる。
「無断外出ですか。そろそろかと思っていましたが」
「陛下は1か月もよく耐えてくださった」
双子はうんうんとうなずき合う。
「感心している場合ではないだろう!襲撃されてから、まだ1か月だぞ?!取り調べは進んでいないし、残党がいるという話もある!」
王がいなくなったと大臣から報告を受け、一刻も早く探して連れ戻さなければならない。護衛長は部下で最も頼りになるふたりに協力してもらいたいのだ。
「大丈夫ですよ。サンカが付いているのでしょう?」
「そうだが…っ」
いざとなればサンカが王を連れ戻すだろうが、彼は任務に復帰したばかりであるし、護衛長としては負担をかけ過ぎたくない。
「わかりましたよ」
「俺たちも捜索に加わります」
「そうか!良かった」
それを察して双子が立ち上がり、護衛長はホッとする。
「また何かあってサンカが怪我でもしたら、こいつが悲しむしな」
と、レイニーはシオンの頭をなでる。
「シオン、部屋に戻るか?」
「ううん、王子のところに行ってる」
シャウアに聞かれ、シオンは首を振る。
「陛下を連れ戻したら、メシ食おうな。サンカも一緒に」
「うん」
レイニーがそう言って笑み、シオンもにこりと笑ってうなずく。
「では、手分けして行こう」
「まずはシューカ街ですか?」
「久しぶりだからなー。もっと遠出した可能性もあるぞ」
護衛長に頭を寄せ、王室護衛の顔になって話し合いを始めたふたりを横目に、シオンは中庭を出る階段へ向かった。
シオンは裏口からウェア城を出ていた。王子のところに行くというのは嘘だ。登校する時にいつも送迎をしてくれている運転手にこっそり頼んで公用車で送ってもらい、シューカ街に行った。
シオンには王とサンカの行き先に心当たりがある。おそらく、ふたつの街を越えた先にある公園だ。亡くした家族と暮らしていた街の隣街、行くあてのなかったサンカとシオンが王と出会った場所。少し前、サンカが王に連れられてたまに行くと話していたのだ。今日もそうだとは限らないが、何故か確信していた。
バスなら、あの街まで2時間かからないで行ける。捜索中の護衛たちより先に王とサンカに会えるはずだ。シオンはシューカ街の入口に停まったバスに乗りこんだ。
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