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18,首謀者
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王子は蓮と会えた余韻に浸りながら、勉強をしていた。事件が起こってから、外部の講師が来れないので自分でやるしかないのだ。早めに終わらせて、また蓮と会おうと考えていると
「?」
扉の方から物音がして、何だろうとそちらを見る。ぎ、と重い扉が開いた。
「何で、アンタが…」
扉前の者はがく然としている蓮と目を合わせ、にっこりと微笑む。そして、斬られた腕のだらりとした手に扉の取っ手を握らせた。ガチャリと扉の開く音。
「ど…どけ!!」
蓮ははっとして、場所を埋める護衛たちをかき分けて階段をかけ上がろうとする。しかし、20人近い屈強な護衛たちをなぎ倒すことは出来ずに腕を掴まれ首に腕を回され、止められてしまう。
「レン!待て!!」
クラウドは黒コートの腕を破り取り、腕を斬られた護衛の脇に結びつけて止血をしながら叫ぶ。
「お前ら、これはどういうことだ!!答え…っ?!」
怒り、追及しようとするクラウドに、半数ほどの護衛たちが階段をかけ降りて飛びかかる。
「ぐぅっ!クソ…っ!」
王室護衛ナンバー2の実力者でも10人の護衛たちに一斉に襲われ、更に重傷者ふたりを守りながらでは防戦一方になる。蓮をサポートする余裕などない。
「レン様はこちらですよ」
残りの護衛たちは蓮を掴んだまま、階段途中の護衛待機室に引きずりこむ。
「な、は、離せ…っ!」
もがいても彼らが聞く耳を持つことはなく、ドアが閉められた。
「失礼します、王子」
白いコートに青布を身に着け、軽くウェーブした茶色い髪。にこやかな笑顔で片膝を着き、頭を下げるのは国務大臣、ザイルだった。
「ザイル大臣」
王子は突然の訪問者に驚いたが、国政を預けている国務大臣のひとりだとわかりほっとして立ち上がる。
「ご連絡もなく突然の訪問、申し訳ありません。急遽、ご報告申し上げなければならないことがございます」
「何だ」
『王子らしい』口調で、頭を下げたまま話す大臣に聞く。
「この度の事件の首謀者が判明いたしました」
「本当か、それは」
「はい、私です」
「…え?」
理解が追い付かず、王子は素になっていた。
「今、なんて…」
「私が4日前、私に賛同する護衛たちに指示し、ひとりの護衛を殺害させ眼球をえぐり取りました」
「え…あ…な、何で…?」
具体的な告白に血の気が引き、よろけたように後ずさる。
「もちろんティリアス王子、あなたへの声明ですよ。あなたにはこれからその眼を欲している方の元へ行っていただきます。その前に、眼の力を上げなければなりませんので…」
「ひ…っ!」
立ち上がり、近づいてくるザイルの笑顔がとてつもなく恐ろしく感じ、足がもつれて尻餅をつく。
「最大限の快楽を味わわせて差し上げますよ」
動けなくなった王子に伸ばされる手。見開かれた金色の眼に、恐怖のあまり涙がにじむ。
「いや…嫌だぁっ!!レンーっ!!」
王子はぎゅっと目をつぶり、友達の名を叫ぶ。
「っ?!!」
王子の肌に触れる寸前、ザイルの手はバチンという破裂音をさせて弾かれていた。
「…これは…」
しびれる手を見ると、ひどい火傷をしたかのように赤くただれている。
「ひっ、ひぅ…っレン…!」
「レン君、ですか」
両腕で頭を抱えて泣きじゃくる王子を見下ろし、ザイルは異世界から来た黒髪の少年の名をつぶやいた。
「クソ、が…っ!離せ!」
待機室に引きずりこまれた蓮は身体をつかむ護衛たちに必死に抵抗していた。金髪のカツラも金のコンタクトレンズもいつの間にか外れ、生来の黒髪、黒い瞳の姿になっている。
「ぅあっ!!」
しかし、抵抗むなしく部屋の角に置いてあるソファーに、背後から蓮の首に腕を回した護衛ごと座らされる。
「レン様、いくらあなたが強くてもこうされては何も出来ないでしょう?」
「う、ぅく…っ」
腕も足も3人がかりで抑えつけられ、動くことも出来ない。
「あなたを抹殺せよとの命令です。その前に好きにしてよいとのことなので…」
真正面に座った護衛がぐっとあごをつかんでニヤリと笑う。
「この身体を堪能させてもらいますよ…!」
「っ!?」
衣装の胸元を力任せに引っ張られ、装飾されたボタンが弾け飛ぶ。それを合図に護衛たちの手がいくつも伸びてくる。
「俺たちみたいな実力のない護衛はあんたにこうして触ることも出来ないからな」
「『身代わり』より力量が上じゃないと犯せないなんて誰が決めたんだよ?」
下着を無理やり引き上げ、蓮の引き締まった腹筋から胸元があらわになると護衛たちの目付きがいやらしいものに変わった。蓮はそのあまりの気色悪さに青ざめる。
「ヤれるの、シオンさんとクラウドさんくらいだろ?ズルいよなぁ」
「こうやって、やりたい奴が好きなように犯した方が訓練になりますよ。ねぇ?レン様」
更にズボンにも手がかかり、ベルトがゆるめられて下着ごとずり下ろされる。
「ふ…ざ、けんな!クソが…っキモい…!」
蓮は首を絞められている苦しさと下半身をさらされる羞恥に耐え、なおももがく。こんな大人数に輪姦されるなんて冗談じゃない。
「こんなかわいい顔して、本当に口悪いな」
「ぐぅ…っ!」
背後の護衛が腕の力を強め、更に首が絞まってうめく。
「薬使うか?」
「いや、正気なままヤりたくないか?」
「口をふさげばいいだろ」
と、護衛のひとりがハンカチを取り出す。
「ふ、ぐ…っ」
それを口に詰め込まれて誰かの青布で猿ぐつわをされる。
「おお、エロい…」
「いいね。これから犯されますって感じだ」
「ふ、ふぅ…っ」
卑下することを言われても、息がもれるだけ。歯も食いしばれなくて恐怖が増す。絞められていた首は解放されるが、べろりとほほをなめられ、胸元や脇腹を何人もの手がなで回す。
「うぅっ!!」
両胸の突起を強くつままれて、びくんと身体が跳ねる。
「ココ感じるんですね、レン様は」
「う…っ」
グリグリと突起をつぶされ、反対側には吸いつかれる。必死に彼らをにらみつけるが身体はびくびくと震え、下半身のものも起ち上がってくる。
「なかなか立派じゃないですか」
「ふうぅっ!!」
竿を握られ、別の手がその下の陰嚢をぎゅっと掴む。急所を乱暴に掴まれる痛みに腰が浮き、黒い瞳に涙がにじむ。
「ん、う、ぅ…っ」
力をこめてしごかれ、陰嚢を揉まれる。その間もほほや首筋に舌がはい、硬くなった胸の突起をこねまわされる。嫌でもそこは硬く反り、先端に先走りがにじんでくる。
「一度普通にイキたいですか?それとも、こっちもいじりながらがいいですか?」
「っ!?」
両足を胸元まで持ち上げられ、後孔が正面の彼らに丸見えになる。
「おお、きれいな尻だな」
「経験者ですよね?全然使いこまれてなさそうですよ」
臀部をなでられ、固くすぼまった部分がよく見えるように周りを指先で拡げられる。
「ぅ…!」
蓮はあまりの羞恥と悔しさにぎゅっと目を閉じ、涙がほほを伝う。
「こんな狭いところ、入るのか?」
「ふぅ、うーっ!!」
乾いた指が後孔に無理やり押しこまれ、皮膚がひきつれるような痛みに身体が強ばり涙が散る。
「無理に入れたら、こっちも痛いだけだ」
「これを塗って慣らせば入れやすくなりますよ」
取り出されたのは軟膏の傷薬。指先にたっぷりとしぼり出し、少し赤くなった後孔に塗りつける。
「ん…っ」
蓮はその冷たさにびくっと身体を震わせる。軟膏のぬめりで中指の根元まで埋まり、中の粘膜に塗りこめるように指が回される。
「ぅ…っん、ふう…っ」
中を刺激される快感は知っている。びくびくと震え、積もってくる快感に顔を赤くして耐える蓮に護衛たちはごくりと息を飲む。
「うわ、エロ…っ」
「俺も手伝うわ」
「私も…っ」
軟膏を奪いあうようにしぼり出して、次々と指がねじ込まれる。
「んうぅーっ!!」
後孔が無理に拡げられ、好き勝手にうごめくいくつもの武骨な指。苦しくて痛くてたまらず、動かない身体をよじらせるが、彼らを喜ばせるだけだった。
「レン様、かわいい」
「腰揺らしちゃって、気持ちいい?」
熱い息を吹きかけながら耳をなめられ、胸の突起を引っ張られ、だらだらと先走りをもらすものをしごかれる。後孔からはしだいにぐちゅぐちゅと濡れた音がし始め、時おり指先が前立腺を押して大きく身体が跳ねる。
「うぅ…っん…!」
ニヤニヤと笑い人の身体をもてあそぶ彼らは、本当に王室に忠誠を誓った護衛なのか。悔しくてたまらないのに、感じてしまう自分が彼ら以上に憎くて。
「ふぅ…!ふ…っ」
目を閉じ、必死に呼吸し、絶対にイくまいと快感に耐える。
「我慢しないでイキなよ、レン様…っ」
「結構頑張りますね」
「もうこっちが我慢出来ないんだけど」
感じているはずなのに屈しようとしない蓮に、護衛たちはいい加減じれてくる。
「レン様は指よりもっと太いものが好きなんだろ」
「もう十分ほぐれたんじゃないですか」
と、ぬるつく指を乱暴に抜いていく。
「おー…すごい拡がるな」
「んうぅ…っ」
いくつもの指が抜かれてひくつく後孔を横にぐぱっと拡げ、赤く濡れた粘膜が見え隠れする。そのいやらしさに彼らはまた生唾を飲み込む。
「俺が一番にいくぞ…!」
「いや、俺が!」
護衛たちは黒コートをはだけ、はち切れんばかりの自身を取り出していっそう興奮し始める。
「ふ、ぅ…っ」
こんな奴らに犯されるのか。蓮はまだ続くであろう苦痛に身体を震わせ、ポロポロと涙を流した。
「?」
扉の方から物音がして、何だろうとそちらを見る。ぎ、と重い扉が開いた。
「何で、アンタが…」
扉前の者はがく然としている蓮と目を合わせ、にっこりと微笑む。そして、斬られた腕のだらりとした手に扉の取っ手を握らせた。ガチャリと扉の開く音。
「ど…どけ!!」
蓮ははっとして、場所を埋める護衛たちをかき分けて階段をかけ上がろうとする。しかし、20人近い屈強な護衛たちをなぎ倒すことは出来ずに腕を掴まれ首に腕を回され、止められてしまう。
「レン!待て!!」
クラウドは黒コートの腕を破り取り、腕を斬られた護衛の脇に結びつけて止血をしながら叫ぶ。
「お前ら、これはどういうことだ!!答え…っ?!」
怒り、追及しようとするクラウドに、半数ほどの護衛たちが階段をかけ降りて飛びかかる。
「ぐぅっ!クソ…っ!」
王室護衛ナンバー2の実力者でも10人の護衛たちに一斉に襲われ、更に重傷者ふたりを守りながらでは防戦一方になる。蓮をサポートする余裕などない。
「レン様はこちらですよ」
残りの護衛たちは蓮を掴んだまま、階段途中の護衛待機室に引きずりこむ。
「な、は、離せ…っ!」
もがいても彼らが聞く耳を持つことはなく、ドアが閉められた。
「失礼します、王子」
白いコートに青布を身に着け、軽くウェーブした茶色い髪。にこやかな笑顔で片膝を着き、頭を下げるのは国務大臣、ザイルだった。
「ザイル大臣」
王子は突然の訪問者に驚いたが、国政を預けている国務大臣のひとりだとわかりほっとして立ち上がる。
「ご連絡もなく突然の訪問、申し訳ありません。急遽、ご報告申し上げなければならないことがございます」
「何だ」
『王子らしい』口調で、頭を下げたまま話す大臣に聞く。
「この度の事件の首謀者が判明いたしました」
「本当か、それは」
「はい、私です」
「…え?」
理解が追い付かず、王子は素になっていた。
「今、なんて…」
「私が4日前、私に賛同する護衛たちに指示し、ひとりの護衛を殺害させ眼球をえぐり取りました」
「え…あ…な、何で…?」
具体的な告白に血の気が引き、よろけたように後ずさる。
「もちろんティリアス王子、あなたへの声明ですよ。あなたにはこれからその眼を欲している方の元へ行っていただきます。その前に、眼の力を上げなければなりませんので…」
「ひ…っ!」
立ち上がり、近づいてくるザイルの笑顔がとてつもなく恐ろしく感じ、足がもつれて尻餅をつく。
「最大限の快楽を味わわせて差し上げますよ」
動けなくなった王子に伸ばされる手。見開かれた金色の眼に、恐怖のあまり涙がにじむ。
「いや…嫌だぁっ!!レンーっ!!」
王子はぎゅっと目をつぶり、友達の名を叫ぶ。
「っ?!!」
王子の肌に触れる寸前、ザイルの手はバチンという破裂音をさせて弾かれていた。
「…これは…」
しびれる手を見ると、ひどい火傷をしたかのように赤くただれている。
「ひっ、ひぅ…っレン…!」
「レン君、ですか」
両腕で頭を抱えて泣きじゃくる王子を見下ろし、ザイルは異世界から来た黒髪の少年の名をつぶやいた。
「クソ、が…っ!離せ!」
待機室に引きずりこまれた蓮は身体をつかむ護衛たちに必死に抵抗していた。金髪のカツラも金のコンタクトレンズもいつの間にか外れ、生来の黒髪、黒い瞳の姿になっている。
「ぅあっ!!」
しかし、抵抗むなしく部屋の角に置いてあるソファーに、背後から蓮の首に腕を回した護衛ごと座らされる。
「レン様、いくらあなたが強くてもこうされては何も出来ないでしょう?」
「う、ぅく…っ」
腕も足も3人がかりで抑えつけられ、動くことも出来ない。
「あなたを抹殺せよとの命令です。その前に好きにしてよいとのことなので…」
真正面に座った護衛がぐっとあごをつかんでニヤリと笑う。
「この身体を堪能させてもらいますよ…!」
「っ!?」
衣装の胸元を力任せに引っ張られ、装飾されたボタンが弾け飛ぶ。それを合図に護衛たちの手がいくつも伸びてくる。
「俺たちみたいな実力のない護衛はあんたにこうして触ることも出来ないからな」
「『身代わり』より力量が上じゃないと犯せないなんて誰が決めたんだよ?」
下着を無理やり引き上げ、蓮の引き締まった腹筋から胸元があらわになると護衛たちの目付きがいやらしいものに変わった。蓮はそのあまりの気色悪さに青ざめる。
「ヤれるの、シオンさんとクラウドさんくらいだろ?ズルいよなぁ」
「こうやって、やりたい奴が好きなように犯した方が訓練になりますよ。ねぇ?レン様」
更にズボンにも手がかかり、ベルトがゆるめられて下着ごとずり下ろされる。
「ふ…ざ、けんな!クソが…っキモい…!」
蓮は首を絞められている苦しさと下半身をさらされる羞恥に耐え、なおももがく。こんな大人数に輪姦されるなんて冗談じゃない。
「こんなかわいい顔して、本当に口悪いな」
「ぐぅ…っ!」
背後の護衛が腕の力を強め、更に首が絞まってうめく。
「薬使うか?」
「いや、正気なままヤりたくないか?」
「口をふさげばいいだろ」
と、護衛のひとりがハンカチを取り出す。
「ふ、ぐ…っ」
それを口に詰め込まれて誰かの青布で猿ぐつわをされる。
「おお、エロい…」
「いいね。これから犯されますって感じだ」
「ふ、ふぅ…っ」
卑下することを言われても、息がもれるだけ。歯も食いしばれなくて恐怖が増す。絞められていた首は解放されるが、べろりとほほをなめられ、胸元や脇腹を何人もの手がなで回す。
「うぅっ!!」
両胸の突起を強くつままれて、びくんと身体が跳ねる。
「ココ感じるんですね、レン様は」
「う…っ」
グリグリと突起をつぶされ、反対側には吸いつかれる。必死に彼らをにらみつけるが身体はびくびくと震え、下半身のものも起ち上がってくる。
「なかなか立派じゃないですか」
「ふうぅっ!!」
竿を握られ、別の手がその下の陰嚢をぎゅっと掴む。急所を乱暴に掴まれる痛みに腰が浮き、黒い瞳に涙がにじむ。
「ん、う、ぅ…っ」
力をこめてしごかれ、陰嚢を揉まれる。その間もほほや首筋に舌がはい、硬くなった胸の突起をこねまわされる。嫌でもそこは硬く反り、先端に先走りがにじんでくる。
「一度普通にイキたいですか?それとも、こっちもいじりながらがいいですか?」
「っ!?」
両足を胸元まで持ち上げられ、後孔が正面の彼らに丸見えになる。
「おお、きれいな尻だな」
「経験者ですよね?全然使いこまれてなさそうですよ」
臀部をなでられ、固くすぼまった部分がよく見えるように周りを指先で拡げられる。
「ぅ…!」
蓮はあまりの羞恥と悔しさにぎゅっと目を閉じ、涙がほほを伝う。
「こんな狭いところ、入るのか?」
「ふぅ、うーっ!!」
乾いた指が後孔に無理やり押しこまれ、皮膚がひきつれるような痛みに身体が強ばり涙が散る。
「無理に入れたら、こっちも痛いだけだ」
「これを塗って慣らせば入れやすくなりますよ」
取り出されたのは軟膏の傷薬。指先にたっぷりとしぼり出し、少し赤くなった後孔に塗りつける。
「ん…っ」
蓮はその冷たさにびくっと身体を震わせる。軟膏のぬめりで中指の根元まで埋まり、中の粘膜に塗りこめるように指が回される。
「ぅ…っん、ふう…っ」
中を刺激される快感は知っている。びくびくと震え、積もってくる快感に顔を赤くして耐える蓮に護衛たちはごくりと息を飲む。
「うわ、エロ…っ」
「俺も手伝うわ」
「私も…っ」
軟膏を奪いあうようにしぼり出して、次々と指がねじ込まれる。
「んうぅーっ!!」
後孔が無理に拡げられ、好き勝手にうごめくいくつもの武骨な指。苦しくて痛くてたまらず、動かない身体をよじらせるが、彼らを喜ばせるだけだった。
「レン様、かわいい」
「腰揺らしちゃって、気持ちいい?」
熱い息を吹きかけながら耳をなめられ、胸の突起を引っ張られ、だらだらと先走りをもらすものをしごかれる。後孔からはしだいにぐちゅぐちゅと濡れた音がし始め、時おり指先が前立腺を押して大きく身体が跳ねる。
「うぅ…っん…!」
ニヤニヤと笑い人の身体をもてあそぶ彼らは、本当に王室に忠誠を誓った護衛なのか。悔しくてたまらないのに、感じてしまう自分が彼ら以上に憎くて。
「ふぅ…!ふ…っ」
目を閉じ、必死に呼吸し、絶対にイくまいと快感に耐える。
「我慢しないでイキなよ、レン様…っ」
「結構頑張りますね」
「もうこっちが我慢出来ないんだけど」
感じているはずなのに屈しようとしない蓮に、護衛たちはいい加減じれてくる。
「レン様は指よりもっと太いものが好きなんだろ」
「もう十分ほぐれたんじゃないですか」
と、ぬるつく指を乱暴に抜いていく。
「おー…すごい拡がるな」
「んうぅ…っ」
いくつもの指が抜かれてひくつく後孔を横にぐぱっと拡げ、赤く濡れた粘膜が見え隠れする。そのいやらしさに彼らはまた生唾を飲み込む。
「俺が一番にいくぞ…!」
「いや、俺が!」
護衛たちは黒コートをはだけ、はち切れんばかりの自身を取り出していっそう興奮し始める。
「ふ、ぅ…っ」
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