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第一章【出会い編】
3.おつかいの途中で拾い物をする2
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「いや~天気がいいな~こういう日はさ、なんかこう草の上で昼寝したいよな~。」
ぽかぽかと暖かな陽気。
空を飛ぶ鳥達は仲睦まじく囀り合い。
遥か遠くまで続く道には、草花が青々と茂っている。
そんな美しい景色を横目に、長身の藍色の髪の青年が呟けば。
「そうですか。じゃあどうぞ、お一人で。」
と言いながら、小柄な黒髪の少年が隣で歩く青年に爽やかな笑顔を向けるのであった。
あの後――。
「魔女の塔に連れて行ってくれ」という彼の言葉に。
マクレーンは「僕は、これから北の大地に用があるので行けません!」ときっぱりと断った。
そう、断ったのだ。
何度も何度も。
なのに・・・・。
なんでこうなるんだ!?
と、後を付いて来る青年に向けて、爽やかな笑顔を向けたまま、マクレーンは胸中で絶叫していた。
対する隣の男――アランはそんなマクレーンの笑顔に笑顔で返し。
「一人じゃ淋しいだろう?マクレーンも一緒にやろうぜ。」
などと、厚顔無恥も逃げ出してしまうほどの爽やかな台詞で言ってきた。
ピキ・・・・。
先程からマクレーンの米神には青筋が絶えない。
ピキピキ ピキピキ。
しかも減るばかりか増える一方で、このままではいつか本当に切れてしまうんじゃないかと思える程、マクレーンの米神は痙攣していた。
「あの・・・アランさん。」
「ん?なんだマクレーン。」
「僕、北に向かってるんですけど。」
「うん。」
「魔女の森には行きませんよ。」
「ああ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
にこにこにこにこ。
わざとやってるんだろうか?
隣の男の笑顔が全てわざとらしく見えてしまう。
「何でついて来るんですか?」
行かないと言ってるでしょう?と迷惑そうに言うマクレーンに、アランはきょとんとした顔をしたあと、なんだと言いながら笑いだした。
「あんたには、一宿一飯の恩があるからな。」
「一飯はしましたが、一宿はさせてませんよ。」
「ああ大丈夫だ、これからするから。」
「は?」
アランの言葉に、マクレーンは素っ頓狂な声を上げて立ち止まった。
「な、何言ってるんですか?」
「だから、宿探すんだろう?」
俺も一緒に探してやるよと、どこかずれた返答をしてくる男にマクレーンは悲鳴を上げた。
「もしかして、宿も一緒に泊まる気なんじゃ・・・・。」
「おっ、鋭いな~マクレーンは♪」
よしよし賢いぞ~と頭を撫でてくるアランの手を、マクレーンは思い切り振り払う。
「何ふざけた事言ってるんですか!ついて来ないで下さい!!」
血相を変えて叫んだ。
本当について来られたら堪ったものではない。
それでなくとも気の進まないこの旅に、なんで見ず知らずの者まで同行させなければならないのか。
さっさと終わらせて家に帰りたい。
それがマクレーンの本音だった。
そう、こんな面倒な旅はさっさと終わらせるべきだ。
早く終わらせて、あの家でまた一人静かに暮らすのだ。
母の考えはなんであれ、マクレーンは今の暮らしに何の不自由も不満も無いのだから。
だから今ここで、アランが一緒に来ることは迷惑でしかなかった。
しかし、その迷惑の張本人アランはというと――。
憤慨するマクレーンなど何処吹く風と、飄々とした態度で見下ろしてくる。
しかも。
「またまた~そんな淋しい事言うなよ。旅は道連れ世は情けってね、道中よろしく頼むぜ♪」
と、とんでもない台詞を吐いたかと思うと、嫌がるマクレーンの腕を捕まえてズルズルと引き摺り始めたのだった。
「ちょっ、離してください!」
「あははは、旅は楽しいぞ~♪」
「なっ、全然楽しくなんか無い!なんで貴方なんかと!!」
ズルズルズルズル。
チビとノッポ。
大人と子供程の体格差のある相手に、マクレーンの抵抗は蚊の刺すようなもの。
抵抗虚しく、夕焼け色に染まり始めた空にマクレーンの叫び声がいつまでも響いていた。
「離せ、離して~~~~!!」
ぽかぽかと暖かな陽気。
空を飛ぶ鳥達は仲睦まじく囀り合い。
遥か遠くまで続く道には、草花が青々と茂っている。
そんな美しい景色を横目に、長身の藍色の髪の青年が呟けば。
「そうですか。じゃあどうぞ、お一人で。」
と言いながら、小柄な黒髪の少年が隣で歩く青年に爽やかな笑顔を向けるのであった。
あの後――。
「魔女の塔に連れて行ってくれ」という彼の言葉に。
マクレーンは「僕は、これから北の大地に用があるので行けません!」ときっぱりと断った。
そう、断ったのだ。
何度も何度も。
なのに・・・・。
なんでこうなるんだ!?
と、後を付いて来る青年に向けて、爽やかな笑顔を向けたまま、マクレーンは胸中で絶叫していた。
対する隣の男――アランはそんなマクレーンの笑顔に笑顔で返し。
「一人じゃ淋しいだろう?マクレーンも一緒にやろうぜ。」
などと、厚顔無恥も逃げ出してしまうほどの爽やかな台詞で言ってきた。
ピキ・・・・。
先程からマクレーンの米神には青筋が絶えない。
ピキピキ ピキピキ。
しかも減るばかりか増える一方で、このままではいつか本当に切れてしまうんじゃないかと思える程、マクレーンの米神は痙攣していた。
「あの・・・アランさん。」
「ん?なんだマクレーン。」
「僕、北に向かってるんですけど。」
「うん。」
「魔女の森には行きませんよ。」
「ああ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
にこにこにこにこ。
わざとやってるんだろうか?
隣の男の笑顔が全てわざとらしく見えてしまう。
「何でついて来るんですか?」
行かないと言ってるでしょう?と迷惑そうに言うマクレーンに、アランはきょとんとした顔をしたあと、なんだと言いながら笑いだした。
「あんたには、一宿一飯の恩があるからな。」
「一飯はしましたが、一宿はさせてませんよ。」
「ああ大丈夫だ、これからするから。」
「は?」
アランの言葉に、マクレーンは素っ頓狂な声を上げて立ち止まった。
「な、何言ってるんですか?」
「だから、宿探すんだろう?」
俺も一緒に探してやるよと、どこかずれた返答をしてくる男にマクレーンは悲鳴を上げた。
「もしかして、宿も一緒に泊まる気なんじゃ・・・・。」
「おっ、鋭いな~マクレーンは♪」
よしよし賢いぞ~と頭を撫でてくるアランの手を、マクレーンは思い切り振り払う。
「何ふざけた事言ってるんですか!ついて来ないで下さい!!」
血相を変えて叫んだ。
本当について来られたら堪ったものではない。
それでなくとも気の進まないこの旅に、なんで見ず知らずの者まで同行させなければならないのか。
さっさと終わらせて家に帰りたい。
それがマクレーンの本音だった。
そう、こんな面倒な旅はさっさと終わらせるべきだ。
早く終わらせて、あの家でまた一人静かに暮らすのだ。
母の考えはなんであれ、マクレーンは今の暮らしに何の不自由も不満も無いのだから。
だから今ここで、アランが一緒に来ることは迷惑でしかなかった。
しかし、その迷惑の張本人アランはというと――。
憤慨するマクレーンなど何処吹く風と、飄々とした態度で見下ろしてくる。
しかも。
「またまた~そんな淋しい事言うなよ。旅は道連れ世は情けってね、道中よろしく頼むぜ♪」
と、とんでもない台詞を吐いたかと思うと、嫌がるマクレーンの腕を捕まえてズルズルと引き摺り始めたのだった。
「ちょっ、離してください!」
「あははは、旅は楽しいぞ~♪」
「なっ、全然楽しくなんか無い!なんで貴方なんかと!!」
ズルズルズルズル。
チビとノッポ。
大人と子供程の体格差のある相手に、マクレーンの抵抗は蚊の刺すようなもの。
抵抗虚しく、夕焼け色に染まり始めた空にマクレーンの叫び声がいつまでも響いていた。
「離せ、離して~~~~!!」
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