37 / 93
第一章【出会い編】
13.おつかいの途中で足止めされてます
しおりを挟む
役人の男に案内された宿は、ホテルだった。
せめてものお詫びにと、教会側が用意したのであろう。
そこは、この街一番の高級ホテルであった。
この大陸特有の溶岩石を利用したその建物は、白を基調とした落ち着いた雰囲気の壁に所々に黒溶石の柱が使われていた。
黒く美しい黒溶石の中でも、光の当たる角度によって緋色に見えるそれは、黒溶石の中でも一級品の証だ。
まるでオブジェにも見えるその独特の形は炎を連想させ、美しいシャンデリアの光を反射してキラキラと輝いていた。
「う~ん、なんか落ち着かないなぁ。」
アランは深く座った大きなソファに凭れながら、落ち着かない様子で長い足を組み直しながら、ぼそりと呟いていた。
ここはホテルの大広間、カフェも兼ねるそこからは大きなフロントが見える。
先程手続きを済ませた場所だ。
そのフロントには深紅の正装をした受付係が、忙しそうに客の対応をしていた。
「やることも無いしなぁ……。」
アランは溜息混じりにそう呟くと、ちらりと向かいの相手を見る。
しかし何の反応も返ってこない。
はぁ、と小さく溜息を吐くと、豪華な刺繍と彫刻の施された大きなソファに今度は行儀悪く、ごろりと寝転んでみせた。
「行儀悪いですよ。」
途端、先程見た向かい側の席から不機嫌な声が聞こえて来る。
口元に僅かに笑みを作り視線だけで相手を見れば、ティーカップを持ったまま、こちらを睨むマクレーンの姿があった。
「マクレーンもやってみろよ?気持ちいいぜ。」
その視線を気にする事無く、にかりと笑って返せば。
ぎろり、とまた睨まれた。
アランはやれやれと溜息を吐くと、むくりと起き上がる。
「それにしても……人が多いな、ここは。」
背凭れに腕を回しながら背後を振り返ったアランは、感心とも呆れとも取れる感想を口にする。
見目麗しい長身の青年が、好奇心も露わに辺りをきょろきょろと見回す姿は檻の中の熊を連想させた。
見る人によっては微笑ましく見えるその姿も、しかし向かいに座る少年にとっては神経を逆撫でる存在でしかない。
そんなアランを、むすっとした表情で見ていたマクレーンは、空になったティーカップをテーブルに置くと徐に立ち上がった。
「どこ行くんだ?」
そこへ、すかさずアランが聞いてくる。
「部屋に戻るんです。」
その質問に素っ気無く答えたマクレーンは、用は無いとばかりに、さっさと歩き出して行ってしまった。
「おいおい、待ってくれよ俺も行く。」
アランも慌てて立ち上がると、マクレーンの後を追いかけてその場を後にした。
数刻前、部屋に居てもやる事が無いからと出て来てみた。
高級ホテルというだけあって、各フロアには色々な施設があった。
ここウエストブレイ大陸は火山の国だ、今も活動している活火山が数多くあり地脈にはマグマが流れている。
その為、この国では豊富な温泉がどこでも湧き出ていた。
ここのホテルも数多くある温泉施設を兼ね備えたホテルの一つだった。
しかも転柱門のあるここ、『ベルジャラ』の街にある高級ホテルは、その規模も桁違いであった。
しかも、温泉以外の娯楽施設も豊富に揃えられており。
高級レストランはもちろん、マッサージやエステのサービスからバーやカジノ、果てはプールや闘技場まであった。
無いものはないのでは、と思えるほどの充実振りである。
しかし、そのどれもマクレーンの興味を引くものは無かった。
一緒について来たアランは何度も誘って来てはいたが。
「僕は早く北へ行きたいんです!」
そう言って頑なに拒否していた。
暢気なアランを置き去りにして、客室フロアへと続く階段を昇り始めたとき。
ドン
誰かがぶつかってきた。
続いて「わあっ!」と聞こえてくる悲鳴。
「え?え?わあっっっ!?」
そのままマクレーンはぶつかって来た相手と、もつれ合いながら階段の下へと落ちていった。
「いたたたたた。」
「だ、大丈夫ですか?」
しこたま体中を階段に打ちつけ、やっとの思いで起き上がると至近距離に顔があった。
「!!」
マクレーンは思わず後ろへ仰け反る。
「す、すすすすみません!!私の不注意で、あ、あのお怪我はありませんか?」
一気に捲し立てるように言ってきたのは、先程階段でぶつかって来た相手だった。
金と碧。
マクレーンの視界に映ったのは、その二色だった。
癖のある美しい金髪に深い新緑の瞳。
まるで童話に出てくるような、お姫様のような顔立ちをした人物が、心配そうな顔でマクレーンを見ていた。
「あの……あの、本当に大丈夫ですか?」
目の前の美少女が尚も心配そうに、マクレーンの顔を覗き込んでくる。
その瞬間はっと我に返った。
「だ、大丈夫です。す、すみません僕もぼーっとしていて。」
「そんな、私の方こそよく見ていなかったものですから。」
平身低頭。
お互い頭を下げながら謝り合う。
「おい、大丈夫か?」
そこへアランが小走りでやってきた。
階段の下、お互い床に頭をこすりつけそうな勢いで謝り合う二人を、アランは一瞬呆けた顔でまじまじと見てしまった。
一方は真っ赤なマントを羽織った黒髪の美少年。
もう一方は生成り色の旅の衣装を纏った金髪碧眼の美少女。
頭を揃えて、ぺこぺこと謝る姿は何故だろうか……。
とても絵になっていた。
「ぷっ。」
すみません、すみません、と謝り続ける二人にアランは思わず噴出す。
「?」
「なんですか?」
突然、腹を抱えて笑い出したアランに気づいたマクレーンは、土下座したままの格好で振り返った。
「いや……お前ら目立ち過ぎだぞ、それ。」
それ、といって指をさされた二人はきょとんとした顔でアランを見上げる。
そして――。
「なにが……あっ!!」
ようやく気づく自分達の状況。
高級ホテルのフロントの横。
客室へと続く人通りの多いその場所で、マクレーンと美少女の周りに人だかりが出来ていた。
何事かと足を止め、マクレーン達を見下ろす野次馬達。
気がつかないうちに注目を集めていたようだ。
「あ、あの……あの……。」
ようやく気づいたマクレーンは、口をパクパクさせながら真っ赤になる。
「な、なんか目立っちゃってますね。」
同じく気づいた美少女も、恥ずかしそうに隣で肩を竦めていた。
あんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてだ・・・・。
散々好奇の目に晒されたマクレーンは、あの後逃げるようにして部屋に戻っていた。
深く深く溜息を吐く。
そっと顔に触れると、まだ頬が熱かった。
「マクレーン、まだ落ち込んでいるのか~?」
横から間延びした暢気な声がかけられた。
反射的にキッと睨みつけると、ベッドに長い足を投げ出して寝転ぶアランと目が合った。
アランはそんなマクレーンに、にこりと笑顔で返す。
ようやくこちらを向いたマクレーンに喜んでいるようだ。
マクレーンは内心しまったと舌打ちしながら、またそっぽを向いた。
「明日は早めに出発します。」
マクレーンはそう言って立ち上がると寝る準備をしだした。
「もう寝るのか?ここの温泉には行かないのか?」
ベッドに潜り込もうとするマクレーンにアランが聞いてくる。
「入りたいなら、お一人でどうぞ。」
マクレーンはアランをまた睨みながらそう言うと、布団の中にくるまってしまった。
もう相手をしてくれる気はないらしい。
頭まで布団をかぶった少年は、いくらアランが声をかけても、ぴくりとも反応してはくれなかった。
アランはやれやれと肩を落とすと、ゆっくりとベッドから降りる。
「ちょっと行ってくる」と呟くように言うと、部屋を出て行くのだった。
せめてものお詫びにと、教会側が用意したのであろう。
そこは、この街一番の高級ホテルであった。
この大陸特有の溶岩石を利用したその建物は、白を基調とした落ち着いた雰囲気の壁に所々に黒溶石の柱が使われていた。
黒く美しい黒溶石の中でも、光の当たる角度によって緋色に見えるそれは、黒溶石の中でも一級品の証だ。
まるでオブジェにも見えるその独特の形は炎を連想させ、美しいシャンデリアの光を反射してキラキラと輝いていた。
「う~ん、なんか落ち着かないなぁ。」
アランは深く座った大きなソファに凭れながら、落ち着かない様子で長い足を組み直しながら、ぼそりと呟いていた。
ここはホテルの大広間、カフェも兼ねるそこからは大きなフロントが見える。
先程手続きを済ませた場所だ。
そのフロントには深紅の正装をした受付係が、忙しそうに客の対応をしていた。
「やることも無いしなぁ……。」
アランは溜息混じりにそう呟くと、ちらりと向かいの相手を見る。
しかし何の反応も返ってこない。
はぁ、と小さく溜息を吐くと、豪華な刺繍と彫刻の施された大きなソファに今度は行儀悪く、ごろりと寝転んでみせた。
「行儀悪いですよ。」
途端、先程見た向かい側の席から不機嫌な声が聞こえて来る。
口元に僅かに笑みを作り視線だけで相手を見れば、ティーカップを持ったまま、こちらを睨むマクレーンの姿があった。
「マクレーンもやってみろよ?気持ちいいぜ。」
その視線を気にする事無く、にかりと笑って返せば。
ぎろり、とまた睨まれた。
アランはやれやれと溜息を吐くと、むくりと起き上がる。
「それにしても……人が多いな、ここは。」
背凭れに腕を回しながら背後を振り返ったアランは、感心とも呆れとも取れる感想を口にする。
見目麗しい長身の青年が、好奇心も露わに辺りをきょろきょろと見回す姿は檻の中の熊を連想させた。
見る人によっては微笑ましく見えるその姿も、しかし向かいに座る少年にとっては神経を逆撫でる存在でしかない。
そんなアランを、むすっとした表情で見ていたマクレーンは、空になったティーカップをテーブルに置くと徐に立ち上がった。
「どこ行くんだ?」
そこへ、すかさずアランが聞いてくる。
「部屋に戻るんです。」
その質問に素っ気無く答えたマクレーンは、用は無いとばかりに、さっさと歩き出して行ってしまった。
「おいおい、待ってくれよ俺も行く。」
アランも慌てて立ち上がると、マクレーンの後を追いかけてその場を後にした。
数刻前、部屋に居てもやる事が無いからと出て来てみた。
高級ホテルというだけあって、各フロアには色々な施設があった。
ここウエストブレイ大陸は火山の国だ、今も活動している活火山が数多くあり地脈にはマグマが流れている。
その為、この国では豊富な温泉がどこでも湧き出ていた。
ここのホテルも数多くある温泉施設を兼ね備えたホテルの一つだった。
しかも転柱門のあるここ、『ベルジャラ』の街にある高級ホテルは、その規模も桁違いであった。
しかも、温泉以外の娯楽施設も豊富に揃えられており。
高級レストランはもちろん、マッサージやエステのサービスからバーやカジノ、果てはプールや闘技場まであった。
無いものはないのでは、と思えるほどの充実振りである。
しかし、そのどれもマクレーンの興味を引くものは無かった。
一緒について来たアランは何度も誘って来てはいたが。
「僕は早く北へ行きたいんです!」
そう言って頑なに拒否していた。
暢気なアランを置き去りにして、客室フロアへと続く階段を昇り始めたとき。
ドン
誰かがぶつかってきた。
続いて「わあっ!」と聞こえてくる悲鳴。
「え?え?わあっっっ!?」
そのままマクレーンはぶつかって来た相手と、もつれ合いながら階段の下へと落ちていった。
「いたたたたた。」
「だ、大丈夫ですか?」
しこたま体中を階段に打ちつけ、やっとの思いで起き上がると至近距離に顔があった。
「!!」
マクレーンは思わず後ろへ仰け反る。
「す、すすすすみません!!私の不注意で、あ、あのお怪我はありませんか?」
一気に捲し立てるように言ってきたのは、先程階段でぶつかって来た相手だった。
金と碧。
マクレーンの視界に映ったのは、その二色だった。
癖のある美しい金髪に深い新緑の瞳。
まるで童話に出てくるような、お姫様のような顔立ちをした人物が、心配そうな顔でマクレーンを見ていた。
「あの……あの、本当に大丈夫ですか?」
目の前の美少女が尚も心配そうに、マクレーンの顔を覗き込んでくる。
その瞬間はっと我に返った。
「だ、大丈夫です。す、すみません僕もぼーっとしていて。」
「そんな、私の方こそよく見ていなかったものですから。」
平身低頭。
お互い頭を下げながら謝り合う。
「おい、大丈夫か?」
そこへアランが小走りでやってきた。
階段の下、お互い床に頭をこすりつけそうな勢いで謝り合う二人を、アランは一瞬呆けた顔でまじまじと見てしまった。
一方は真っ赤なマントを羽織った黒髪の美少年。
もう一方は生成り色の旅の衣装を纏った金髪碧眼の美少女。
頭を揃えて、ぺこぺこと謝る姿は何故だろうか……。
とても絵になっていた。
「ぷっ。」
すみません、すみません、と謝り続ける二人にアランは思わず噴出す。
「?」
「なんですか?」
突然、腹を抱えて笑い出したアランに気づいたマクレーンは、土下座したままの格好で振り返った。
「いや……お前ら目立ち過ぎだぞ、それ。」
それ、といって指をさされた二人はきょとんとした顔でアランを見上げる。
そして――。
「なにが……あっ!!」
ようやく気づく自分達の状況。
高級ホテルのフロントの横。
客室へと続く人通りの多いその場所で、マクレーンと美少女の周りに人だかりが出来ていた。
何事かと足を止め、マクレーン達を見下ろす野次馬達。
気がつかないうちに注目を集めていたようだ。
「あ、あの……あの……。」
ようやく気づいたマクレーンは、口をパクパクさせながら真っ赤になる。
「な、なんか目立っちゃってますね。」
同じく気づいた美少女も、恥ずかしそうに隣で肩を竦めていた。
あんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてだ・・・・。
散々好奇の目に晒されたマクレーンは、あの後逃げるようにして部屋に戻っていた。
深く深く溜息を吐く。
そっと顔に触れると、まだ頬が熱かった。
「マクレーン、まだ落ち込んでいるのか~?」
横から間延びした暢気な声がかけられた。
反射的にキッと睨みつけると、ベッドに長い足を投げ出して寝転ぶアランと目が合った。
アランはそんなマクレーンに、にこりと笑顔で返す。
ようやくこちらを向いたマクレーンに喜んでいるようだ。
マクレーンは内心しまったと舌打ちしながら、またそっぽを向いた。
「明日は早めに出発します。」
マクレーンはそう言って立ち上がると寝る準備をしだした。
「もう寝るのか?ここの温泉には行かないのか?」
ベッドに潜り込もうとするマクレーンにアランが聞いてくる。
「入りたいなら、お一人でどうぞ。」
マクレーンはアランをまた睨みながらそう言うと、布団の中にくるまってしまった。
もう相手をしてくれる気はないらしい。
頭まで布団をかぶった少年は、いくらアランが声をかけても、ぴくりとも反応してはくれなかった。
アランはやれやれと肩を落とすと、ゆっくりとベッドから降りる。
「ちょっと行ってくる」と呟くように言うと、部屋を出て行くのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる