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5章
クルーズパーティー
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「ふぅ……」
あの後、二神さんが快感で気を失いゲームは終了した。
ちなみにマリーフォンと梓さんの方はかなり良い勝負だったようで、二人ともショーツのみを残した状態で抱き合い、お互いにイかせ合っていた。
二神さんはスタッフたちが部屋に戻し、それなりの時間になると他のメンバーも次々と就寝していった。
俺はシャワーで身を清めた後、上階のラウンジで夜景を眺めながらスタッフから貰ったジュースで喉を潤していた。
すると、誰かがこちらにやってくる足音が聞こえたのでそちらに顔を向けるとそこには悠里がいた。彼女の傍らにはユーリスさんも居る。
悠里は俺の横に座った。
「今日はお疲れ様ですね」
「うん、まあ……」
いつものことだし……と言おうとしてその言葉を飲み込んだ。
相手がどう思っているかは分からないけど、常識的に相手を不幸にさせることに慣れることに対して嫌悪感がある。
問題なのは快楽や背徳感、普通じゃあり得ないことへの非現実感からくる高揚感がとんでもないということだ。
「章人君は私の思った通りに女の子を犯してくれて、とても嬉しいですよ」
「それはどうも」
皮肉めいた言葉だけど、本心からっていうのだけは分かる。
悠里もスタッフから頂戴したのかコップに入ったジュースに口を付ける。
「章人君の新しい住まいですが、用意ができました。前のよりも敷地を広くしておきましたよ」
「あ、ああ……そう……」
前のマンションも相当広いというか、でかかったんだけど……それ以上か、いったいどんなのなんだ。
「そもそも以前のものは丁度建設したのを章人君に上げただけですので……今度のは正真正銘、章人君の為の新居ですよ。もちろん、他の皆さんも一緒のマンションです」
「ありがとう……」
もう何も言うまい……
「それと帰路はフェリーになります。北条院家のパーティーが開かれるので章人君たちも是非参加して頂けないかと」
「北条院?」
「はい、北条院家は古くから続く名家の血筋で多くの会社経営もしている家です。北条院とそのご家族は私たちと古くからの交流があるんですよ。まあパーティーと言っても堅苦しいものではありませんよ。気兼ねなく参加していってください」
「うんわかった」
悠里が伊集院家以外の関連に俺たちを連れて行くのは珍しいな。
それだけ交流が深いということなのだろうか。
悠里が伊集院家以外の関連に俺たちを連れて行くのは珍しいな。
それだけ交流が深いということなのだろうか。
「それでは、私はこれで……章人君はもう少しお楽しみください」
そう言い残して悠里は去っていく。
もう少し楽しむ?
それがどういうことなのか首をかしげていると、ラウンジの入り口で待機していたユーリスさんがこちらに歩いてきた。
……ああ、そういうことね。
「お疲れ様です上山様、とても良い夜でございますね」
「そうですねユーリスさん、出来ればすぐ寝たいところですが……」
「では早速」
ユーリスは俺のズボンを下ろし、イチモツを取り出すと、それを口に含んだ。
「んっ、んちゅ……れろぉ」
ユーリスさんは俺のモノを丁寧に舐め上げていく。
「あむ……じゅるっ、んん……」
そして亀頭に吸い付くとそのまま顔を前後に動かして刺激を与えてくる。
相変わらず舌使いが上手だ。
「ユーリスさん、そろそろ……」
「はい……どうぞお好きに」
俺はそのまま彼女の口内に射精する。それを彼女はゆっくりと飲み込んでいき、そして口を離すとイチモツを舌で綺麗にした。
けど、それで終わりではない。
「失礼いたします」
ユーリスさんは自らの服を脱ぎ裸になると、俺の服も脱がせて、互いの乳首がくっつくように身体を寄せて来る。彼女の白磁の様な裸体と触れ合う絶妙な気持ち良さだ。
「ん……はぁ」
しっかりと乳首を擦り付けるようにユーリスさんは身体を上下に動かして密着を深める。
しばらくすると彼女の乳首が主張を激しくしていくとそれに合わせて俺の方も変化する。
「ああ……素敵です、上山様……このまま、私の膣内で……」
ユーリスは俺のモノを掴んで自身の秘所へと誘導する。そしてゆっくりと腰を落として挿入していくと、彼女の肉壁が俺を包み込んでいく。
「ああぁ……っ!」
そんな快感に身体を震わせる彼女だが、それでもしっかりと奥まで入れ込み一息ついた。
「はぁ……んふぅ……」
そんな色っぽい吐息を漏らす彼女は俺にキスをして舌を絡ませてくる。俺もそれに応えて互いに求め合うようなディープなキスを交わす。
「んっ……それでは、動かせていただきますね」
そう言って、彼女はゆっくりと腰を上げていく。俺とキスをしつつ彼女も緩やかなストロークで腰を動かしている。
そして挑発するような笑みを浮かべて乳首同士もこすり合わせる。
「本日もたくさん射精しましたのに、すごく元気でいらっしゃいますね。私の膣内が上山様ので満たされております……あんっ!」
ゆっくりとはいえ彼女が膣内をしめつける感触に射精感が高まって来る。
そんな快感に俺が達しそうになるのを分かりきっている彼女は更にペースを上げていく。段々と激しくなり、俺のイチモツを感じながら盛大に喘ぎ声をあげて笑顔で乱れまくるユーリスさんの顔は正直めちゃくちゃそそるものがあったね。
「ああぁんっ!!上山様、ナカでビクビクして……射精のお時間ですね」
俺の限界の近づきつつあることを感じ取り膣内も搾り取ろうとするモノに急変する。こんなに気持ちよくさせられているとますます中出ししたくなる。
もうやっちゃっていいよね?いいよね。と自己弁護するように、俺は彼女を抱いて膣壁を抉るように奥まで肉棒を突き立てて彼女のナカに中出しをした。
「あ……あああぁぁ~~っ!!」
ドクンドクンと膣内に侵略するようなザーメンの感触をユーリスさんは満面の笑みを浮かべて受け取った。
汗だくになって肌で性器の感触を感じ合いながら荒く息継ぎをして身体を震わせて高揚してる彼女の髪はもう汗をかいてグッショリになっているが、それでも絹の様な白い肌というのは凶器とも言えるほどに綺麗だ。
「この激しさ……久しぶりの感覚ですね……搾り取り切られるのを待ちきれない身体が勝手にむしゃぶりついて……絡みついて、上山様の子種を嬉しそうに摂取しています」
貪欲なまでに俺を求めるユーリスさんは、俺の首に手を回して抱き着く。
そして彼女に押し倒されるとマウントされたような体勢になり、色気に溢れた蕩けたような表情で腰を上に上げて少しずつその淫唇を開く。
イチモツは精液とユーリスさんの蜜が混じり合ったモノで濡れている。
そんな状況で俺のイチモツもすぐに元気を取り戻すのであった。
■
翌朝、朝食を食べた俺たちは港に移動した。
そこには巨大な豪華客船が泊まっており、その大きさに思わず目を奪われる。
「これはまた凄いね……」
俺がそんな感想を呟いていると悠里は説明を始める。
「今回のパーティーにはドレスコードは無いので、各々好きな服装で居て構いません。ユーリス」
「はい、皆さまに各部屋のカードキーと艦内マップをお渡しいたします」
ユーリスさんからカードキーとマップを貰った。この船はかなり広くて、部屋数も200近くあるらしい。全部埋まるのだろうか。
乗船手続きを終え、船内に入った。
「それでは出向1時間前に避難路などの説明が劇場館にてありますので、それまでは自由に艦内を見て回ってください」
その場で解散となり、俺は自分の部屋に向かった。
カードキーを使って自分の部屋のロックを解除する。
そして部屋の中に入ると……そこは一人部屋だけどかなり広い。
船とは思えないな、海辺側の部屋だから窓からは海が見えるし、海風が気持ちいい。
俺は部屋にある設備を一通り確認してみたがどれもこれも豪華だった。ベッドはフカフカで個室でありながらシャワーだけではなく風呂もある。
当たり前だけど、実家にいたころの俺の部屋より数十倍良い部屋だった。
「あ、章人様も艦内を見回りますか?丁度お誘いに参ろうとしたところです。」
荷物を置いて部屋を出ると、モニカと鉢合わせた。
モニカも艦内を見て回ろうとして、俺を呼びに来てくれたそうだ。
「うん、それじゃあ一緒に回ろうか」
「はい!」
俺の返答に元気よく答えたモニカは俺の腕に豊満な胸を押し付けながら抱き着く。
今はメイド服ではなく、シャツとスカートで普段見ない格好で新鮮に思えてくる。
艦内は広大で、ゲームセンターや映画館など娯楽も豊富だ。
さらには中庭など船の上であることを忘れそうな風景もあった。
そんな艦内をモニカと一緒に見て回っていると、ある一角で声をかけられた。
「あなたが上山章人?」
そこには従者であろう女性を連れている一人の女性がいた。
紫がかった髪にロングスカートのドレスに身を包んだ子だった。
「私は北条院美月。この船を持つ旅行会社のオーナー……そして世界規模の事業を持つ北条院家の者よ」
「従者のレイチェル・スミスです」
北条院美月、昨日悠里の言っていた北条院の人か。
彼女はこちらを品定めするような視線を送ってくる。
「パッとしない顔……そこら辺にいくらでもいる一般人、いやそれよりも下って感じ。悠里が執心しているとは思えないほどね」
うわっ、いきなり強烈だな。
露骨に侮辱してきてるじゃないかこのお嬢様は。
隣にいるモニカの笑顔がピキピキなってるんだけど。
「美月様、一般人以下のこの者を上級階級の美月様たちと一緒にしては可哀想ですよ」
そう言うと今度はレイチェルがこちらに向けて明らかに悪口を言ってくる。
顔立ちはとても整っているし普通に美少女なんだが、減らず口がひどく癇に障るな、この人たち。
そんな俺の呆れた感じに気が付いたのか、レイチェルはさらに笑みを浮かべながら続けた。
「全く、無駄な時間だったわね。行くわよレイチェル」
「はい、美月様……みすぼらしい方、伊集院様のお情けでこの船に乗っているのでしょう?身の程をわきまえた行動を心がけるように」
そう言って、彼女たちは去っていった。
「何だったんだ?」
「ああいう人は多いですよ」
「そうなんだ……」
そんなモニカの言葉に俺は思わずため息を吐いたのだった。
伊集院家以外のそういった人に会うのは初めてだったが、あんな典型的な高飛車が出て来るとは。
お金持ちは二次元キャラしか見ることが無かったが、現実は小説より奇なりとはならないね。
……いや、そう考えると悠里はかなり奇なりだ。お金持ち以前に人としてだけど。
「もうお部屋に戻りましょう」
モニカさんや、その握りしめている拳を解きなさい。
あの後、二神さんが快感で気を失いゲームは終了した。
ちなみにマリーフォンと梓さんの方はかなり良い勝負だったようで、二人ともショーツのみを残した状態で抱き合い、お互いにイかせ合っていた。
二神さんはスタッフたちが部屋に戻し、それなりの時間になると他のメンバーも次々と就寝していった。
俺はシャワーで身を清めた後、上階のラウンジで夜景を眺めながらスタッフから貰ったジュースで喉を潤していた。
すると、誰かがこちらにやってくる足音が聞こえたのでそちらに顔を向けるとそこには悠里がいた。彼女の傍らにはユーリスさんも居る。
悠里は俺の横に座った。
「今日はお疲れ様ですね」
「うん、まあ……」
いつものことだし……と言おうとしてその言葉を飲み込んだ。
相手がどう思っているかは分からないけど、常識的に相手を不幸にさせることに慣れることに対して嫌悪感がある。
問題なのは快楽や背徳感、普通じゃあり得ないことへの非現実感からくる高揚感がとんでもないということだ。
「章人君は私の思った通りに女の子を犯してくれて、とても嬉しいですよ」
「それはどうも」
皮肉めいた言葉だけど、本心からっていうのだけは分かる。
悠里もスタッフから頂戴したのかコップに入ったジュースに口を付ける。
「章人君の新しい住まいですが、用意ができました。前のよりも敷地を広くしておきましたよ」
「あ、ああ……そう……」
前のマンションも相当広いというか、でかかったんだけど……それ以上か、いったいどんなのなんだ。
「そもそも以前のものは丁度建設したのを章人君に上げただけですので……今度のは正真正銘、章人君の為の新居ですよ。もちろん、他の皆さんも一緒のマンションです」
「ありがとう……」
もう何も言うまい……
「それと帰路はフェリーになります。北条院家のパーティーが開かれるので章人君たちも是非参加して頂けないかと」
「北条院?」
「はい、北条院家は古くから続く名家の血筋で多くの会社経営もしている家です。北条院とそのご家族は私たちと古くからの交流があるんですよ。まあパーティーと言っても堅苦しいものではありませんよ。気兼ねなく参加していってください」
「うんわかった」
悠里が伊集院家以外の関連に俺たちを連れて行くのは珍しいな。
それだけ交流が深いということなのだろうか。
悠里が伊集院家以外の関連に俺たちを連れて行くのは珍しいな。
それだけ交流が深いということなのだろうか。
「それでは、私はこれで……章人君はもう少しお楽しみください」
そう言い残して悠里は去っていく。
もう少し楽しむ?
それがどういうことなのか首をかしげていると、ラウンジの入り口で待機していたユーリスさんがこちらに歩いてきた。
……ああ、そういうことね。
「お疲れ様です上山様、とても良い夜でございますね」
「そうですねユーリスさん、出来ればすぐ寝たいところですが……」
「では早速」
ユーリスは俺のズボンを下ろし、イチモツを取り出すと、それを口に含んだ。
「んっ、んちゅ……れろぉ」
ユーリスさんは俺のモノを丁寧に舐め上げていく。
「あむ……じゅるっ、んん……」
そして亀頭に吸い付くとそのまま顔を前後に動かして刺激を与えてくる。
相変わらず舌使いが上手だ。
「ユーリスさん、そろそろ……」
「はい……どうぞお好きに」
俺はそのまま彼女の口内に射精する。それを彼女はゆっくりと飲み込んでいき、そして口を離すとイチモツを舌で綺麗にした。
けど、それで終わりではない。
「失礼いたします」
ユーリスさんは自らの服を脱ぎ裸になると、俺の服も脱がせて、互いの乳首がくっつくように身体を寄せて来る。彼女の白磁の様な裸体と触れ合う絶妙な気持ち良さだ。
「ん……はぁ」
しっかりと乳首を擦り付けるようにユーリスさんは身体を上下に動かして密着を深める。
しばらくすると彼女の乳首が主張を激しくしていくとそれに合わせて俺の方も変化する。
「ああ……素敵です、上山様……このまま、私の膣内で……」
ユーリスは俺のモノを掴んで自身の秘所へと誘導する。そしてゆっくりと腰を落として挿入していくと、彼女の肉壁が俺を包み込んでいく。
「ああぁ……っ!」
そんな快感に身体を震わせる彼女だが、それでもしっかりと奥まで入れ込み一息ついた。
「はぁ……んふぅ……」
そんな色っぽい吐息を漏らす彼女は俺にキスをして舌を絡ませてくる。俺もそれに応えて互いに求め合うようなディープなキスを交わす。
「んっ……それでは、動かせていただきますね」
そう言って、彼女はゆっくりと腰を上げていく。俺とキスをしつつ彼女も緩やかなストロークで腰を動かしている。
そして挑発するような笑みを浮かべて乳首同士もこすり合わせる。
「本日もたくさん射精しましたのに、すごく元気でいらっしゃいますね。私の膣内が上山様ので満たされております……あんっ!」
ゆっくりとはいえ彼女が膣内をしめつける感触に射精感が高まって来る。
そんな快感に俺が達しそうになるのを分かりきっている彼女は更にペースを上げていく。段々と激しくなり、俺のイチモツを感じながら盛大に喘ぎ声をあげて笑顔で乱れまくるユーリスさんの顔は正直めちゃくちゃそそるものがあったね。
「ああぁんっ!!上山様、ナカでビクビクして……射精のお時間ですね」
俺の限界の近づきつつあることを感じ取り膣内も搾り取ろうとするモノに急変する。こんなに気持ちよくさせられているとますます中出ししたくなる。
もうやっちゃっていいよね?いいよね。と自己弁護するように、俺は彼女を抱いて膣壁を抉るように奥まで肉棒を突き立てて彼女のナカに中出しをした。
「あ……あああぁぁ~~っ!!」
ドクンドクンと膣内に侵略するようなザーメンの感触をユーリスさんは満面の笑みを浮かべて受け取った。
汗だくになって肌で性器の感触を感じ合いながら荒く息継ぎをして身体を震わせて高揚してる彼女の髪はもう汗をかいてグッショリになっているが、それでも絹の様な白い肌というのは凶器とも言えるほどに綺麗だ。
「この激しさ……久しぶりの感覚ですね……搾り取り切られるのを待ちきれない身体が勝手にむしゃぶりついて……絡みついて、上山様の子種を嬉しそうに摂取しています」
貪欲なまでに俺を求めるユーリスさんは、俺の首に手を回して抱き着く。
そして彼女に押し倒されるとマウントされたような体勢になり、色気に溢れた蕩けたような表情で腰を上に上げて少しずつその淫唇を開く。
イチモツは精液とユーリスさんの蜜が混じり合ったモノで濡れている。
そんな状況で俺のイチモツもすぐに元気を取り戻すのであった。
■
翌朝、朝食を食べた俺たちは港に移動した。
そこには巨大な豪華客船が泊まっており、その大きさに思わず目を奪われる。
「これはまた凄いね……」
俺がそんな感想を呟いていると悠里は説明を始める。
「今回のパーティーにはドレスコードは無いので、各々好きな服装で居て構いません。ユーリス」
「はい、皆さまに各部屋のカードキーと艦内マップをお渡しいたします」
ユーリスさんからカードキーとマップを貰った。この船はかなり広くて、部屋数も200近くあるらしい。全部埋まるのだろうか。
乗船手続きを終え、船内に入った。
「それでは出向1時間前に避難路などの説明が劇場館にてありますので、それまでは自由に艦内を見て回ってください」
その場で解散となり、俺は自分の部屋に向かった。
カードキーを使って自分の部屋のロックを解除する。
そして部屋の中に入ると……そこは一人部屋だけどかなり広い。
船とは思えないな、海辺側の部屋だから窓からは海が見えるし、海風が気持ちいい。
俺は部屋にある設備を一通り確認してみたがどれもこれも豪華だった。ベッドはフカフカで個室でありながらシャワーだけではなく風呂もある。
当たり前だけど、実家にいたころの俺の部屋より数十倍良い部屋だった。
「あ、章人様も艦内を見回りますか?丁度お誘いに参ろうとしたところです。」
荷物を置いて部屋を出ると、モニカと鉢合わせた。
モニカも艦内を見て回ろうとして、俺を呼びに来てくれたそうだ。
「うん、それじゃあ一緒に回ろうか」
「はい!」
俺の返答に元気よく答えたモニカは俺の腕に豊満な胸を押し付けながら抱き着く。
今はメイド服ではなく、シャツとスカートで普段見ない格好で新鮮に思えてくる。
艦内は広大で、ゲームセンターや映画館など娯楽も豊富だ。
さらには中庭など船の上であることを忘れそうな風景もあった。
そんな艦内をモニカと一緒に見て回っていると、ある一角で声をかけられた。
「あなたが上山章人?」
そこには従者であろう女性を連れている一人の女性がいた。
紫がかった髪にロングスカートのドレスに身を包んだ子だった。
「私は北条院美月。この船を持つ旅行会社のオーナー……そして世界規模の事業を持つ北条院家の者よ」
「従者のレイチェル・スミスです」
北条院美月、昨日悠里の言っていた北条院の人か。
彼女はこちらを品定めするような視線を送ってくる。
「パッとしない顔……そこら辺にいくらでもいる一般人、いやそれよりも下って感じ。悠里が執心しているとは思えないほどね」
うわっ、いきなり強烈だな。
露骨に侮辱してきてるじゃないかこのお嬢様は。
隣にいるモニカの笑顔がピキピキなってるんだけど。
「美月様、一般人以下のこの者を上級階級の美月様たちと一緒にしては可哀想ですよ」
そう言うと今度はレイチェルがこちらに向けて明らかに悪口を言ってくる。
顔立ちはとても整っているし普通に美少女なんだが、減らず口がひどく癇に障るな、この人たち。
そんな俺の呆れた感じに気が付いたのか、レイチェルはさらに笑みを浮かべながら続けた。
「全く、無駄な時間だったわね。行くわよレイチェル」
「はい、美月様……みすぼらしい方、伊集院様のお情けでこの船に乗っているのでしょう?身の程をわきまえた行動を心がけるように」
そう言って、彼女たちは去っていった。
「何だったんだ?」
「ああいう人は多いですよ」
「そうなんだ……」
そんなモニカの言葉に俺は思わずため息を吐いたのだった。
伊集院家以外のそういった人に会うのは初めてだったが、あんな典型的な高飛車が出て来るとは。
お金持ちは二次元キャラしか見ることが無かったが、現実は小説より奇なりとはならないね。
……いや、そう考えると悠里はかなり奇なりだ。お金持ち以前に人としてだけど。
「もうお部屋に戻りましょう」
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