50 / 80
第49話 姉弟血は争えず
しおりを挟む
キラリ「彼氏って………言えるのか言えないのか………よくわかんなくて………」
女性「あら、それはどうしてかしら?」
女性はその話しに興味津々といった様子で身を前に乗り出した。
キラリ「ハッキリと………付き合おうって言われたことが無いから………」
女性「それで?お相手の方はお嬢さんのことどう思っていると思うの?」
キラリ「うーん………わかんないけど………もしかしたら………私のこと好きだと想ってくれてるのかも………」
女性「何かそれらしいことを言われたのかしら?」
キラリ「それらしいことって言うか………お前は俺にとって特別な存在って………」
女性「へぇ!なんか青春って感じですね!それで?お嬢さんはお相手さんのことを?」
キラリ「………私は………出会ったその瞬間から………凄く好きだったよ………」
女性「どういう所が?」
キラリ「凄く背が高くて、テレビから飛び出して来たような超イケメンで、普段は私をからかってるけど、時々凄くマジな表情になって私を真っ直ぐ見つめる瞳とか………多分他の人には見せず、私だけに見せる優しい顔とか………ちょっと前まで私の家庭教師してくれてたんだけど、凄く優しく教えてくれるとことか………そういう全部が好き………」
キラリは初対面にもかかわらず、隠さず全て恥ずかしそうに語っている。
女性「あらそう!素敵なお話しねぇ!きっとお相手さんも、貴女のことを強く想われてるわよ!」
キラリ「そうかなぁ………」
女性「そのお相手さんは今どちらに?」
キラリ「……………」
キラリは急に悲しくなって目に涙が溜まっていた。
それを見た女性が心配そうに尋ねた。
女性「どうなされたの?」
キラリ「だって………だって………だって突然居なくなっちゃって……………何も言わずないきなり居なくなっちゃって……………」
キラリは涙声にそう言った。
すると女性がいきなりキラリを抱き締めていた。
え?なに?
キラリはその女性のハグに動揺している。
女性「大丈夫よ!何も心配要らない………必ず貴女を迎えに来るわ………だから信じて待って上げて………」
キラリの耳元で女性が優しく静かにそう語りかけてきた。
キラリ「お……お姉さん………あ………ありがとう………」
女性「あらやだ………ゴメンなさい………つい立ち入ったことをたくさん聞いちゃって………」
女性の目にも涙が溜まっていて、ハンカチでそれを拭っている。
キラリ「お姉さん?」
女性「ゴメンなさいね、キラリちゃん………キラリちゃんはほんとに良い娘ね………翼が惚れるのもわかる気がするわ………」
キラリ「え?翼?」
キラリはなぜこの女性が翼のことを知っているのか不思議に思い驚いた。
女性「あっ………あの………私………占いとかもやってて………それであの………キラリちゃんの好きな男の子が翼って名前かなぁ~って………」
女性はキラリに気付かれないようにしなくてはいけないのに、ついボロが出てしまったことに激しく動揺していた。
ま………まずい………翼にはこの娘には絶対バレないようにするって言ってきたのに、こんなにも早くバレてしまうとは………後で翼に怒られちゃうじゃない………
ところが
キラリ「えぇ!?マジで!?お姉さん占い出来るの?すご~い!!!じゃあ翼がまた私の元へ戻って来てくれるか占ってくれる?」
……………す………素晴らしいほどの天然ちゃん?
今のを本当に信じちゃったの?
きっと翼は今どき珍しい、こういう超純粋なところに惹かれたのかしら?
確かにあの子は昔から女の子にチヤホヤされてきたから、どこにでもいるミーハーな女の子には興味無いもんね。
きっとこの娘のことが新鮮で翼にとってはストライクだったのね。
女性「えぇ、いいわよ!占ってあげる!翼はねぇ………」
キラリ「うんうん!」
キラリは女性の言葉に真剣に耳を傾ける。
女性「翼は………」
キラリ「翼は?」
女性「今………他の女性と一緒に居るみたい………」
キラリはそれを聞いた瞬間、顔が真っ青になり後ろに倒れこみそうになった。
女性は驚いてすぐにキラリを支えた。
女性「キラリちゃん大丈夫!?」
キラリ「あ………はい………ギリギリセーフです………」
女性「ギ……ギリギリセーフって………」
この娘なんだか面白い………翼が夢中になるのもわかる気がする。いじったらその都度反応してくれそう!
女性はキラリが可愛いオモチャのように思えてワクワクしてしまった。
女性「キラリちゃん?でも大丈夫!それはどうやら母親みたい!」
キラリ「な………なんだ………ビックリした………」
女性「彼女の………」
キラリはまた目を見開き、今度は前に崩れ落ちそうになり、何とか手を着いて身体を支えた。
キャアー!この娘めっちゃ面白~い!
もっと虐めたくなっちゃう!
でも、この辺にしとかないと心臓に悪いわよね………
女性「キラリちゃん大丈夫?」
そう言って女性はキラリを支え、抱き締めた。
そして、そのときいきなり玄関のドアが開いて、父清が入ってきた。
清「うわぁ!!!ビックリした!え!?キラリ!?」
清はキラリが女性に抱かれているのを見て信じがたいといった表情で見つめている。
清「え?翼の次は………彼女?」
女性「あら、それはどうしてかしら?」
女性はその話しに興味津々といった様子で身を前に乗り出した。
キラリ「ハッキリと………付き合おうって言われたことが無いから………」
女性「それで?お相手の方はお嬢さんのことどう思っていると思うの?」
キラリ「うーん………わかんないけど………もしかしたら………私のこと好きだと想ってくれてるのかも………」
女性「何かそれらしいことを言われたのかしら?」
キラリ「それらしいことって言うか………お前は俺にとって特別な存在って………」
女性「へぇ!なんか青春って感じですね!それで?お嬢さんはお相手さんのことを?」
キラリ「………私は………出会ったその瞬間から………凄く好きだったよ………」
女性「どういう所が?」
キラリ「凄く背が高くて、テレビから飛び出して来たような超イケメンで、普段は私をからかってるけど、時々凄くマジな表情になって私を真っ直ぐ見つめる瞳とか………多分他の人には見せず、私だけに見せる優しい顔とか………ちょっと前まで私の家庭教師してくれてたんだけど、凄く優しく教えてくれるとことか………そういう全部が好き………」
キラリは初対面にもかかわらず、隠さず全て恥ずかしそうに語っている。
女性「あらそう!素敵なお話しねぇ!きっとお相手さんも、貴女のことを強く想われてるわよ!」
キラリ「そうかなぁ………」
女性「そのお相手さんは今どちらに?」
キラリ「……………」
キラリは急に悲しくなって目に涙が溜まっていた。
それを見た女性が心配そうに尋ねた。
女性「どうなされたの?」
キラリ「だって………だって………だって突然居なくなっちゃって……………何も言わずないきなり居なくなっちゃって……………」
キラリは涙声にそう言った。
すると女性がいきなりキラリを抱き締めていた。
え?なに?
キラリはその女性のハグに動揺している。
女性「大丈夫よ!何も心配要らない………必ず貴女を迎えに来るわ………だから信じて待って上げて………」
キラリの耳元で女性が優しく静かにそう語りかけてきた。
キラリ「お……お姉さん………あ………ありがとう………」
女性「あらやだ………ゴメンなさい………つい立ち入ったことをたくさん聞いちゃって………」
女性の目にも涙が溜まっていて、ハンカチでそれを拭っている。
キラリ「お姉さん?」
女性「ゴメンなさいね、キラリちゃん………キラリちゃんはほんとに良い娘ね………翼が惚れるのもわかる気がするわ………」
キラリ「え?翼?」
キラリはなぜこの女性が翼のことを知っているのか不思議に思い驚いた。
女性「あっ………あの………私………占いとかもやってて………それであの………キラリちゃんの好きな男の子が翼って名前かなぁ~って………」
女性はキラリに気付かれないようにしなくてはいけないのに、ついボロが出てしまったことに激しく動揺していた。
ま………まずい………翼にはこの娘には絶対バレないようにするって言ってきたのに、こんなにも早くバレてしまうとは………後で翼に怒られちゃうじゃない………
ところが
キラリ「えぇ!?マジで!?お姉さん占い出来るの?すご~い!!!じゃあ翼がまた私の元へ戻って来てくれるか占ってくれる?」
……………す………素晴らしいほどの天然ちゃん?
今のを本当に信じちゃったの?
きっと翼は今どき珍しい、こういう超純粋なところに惹かれたのかしら?
確かにあの子は昔から女の子にチヤホヤされてきたから、どこにでもいるミーハーな女の子には興味無いもんね。
きっとこの娘のことが新鮮で翼にとってはストライクだったのね。
女性「えぇ、いいわよ!占ってあげる!翼はねぇ………」
キラリ「うんうん!」
キラリは女性の言葉に真剣に耳を傾ける。
女性「翼は………」
キラリ「翼は?」
女性「今………他の女性と一緒に居るみたい………」
キラリはそれを聞いた瞬間、顔が真っ青になり後ろに倒れこみそうになった。
女性は驚いてすぐにキラリを支えた。
女性「キラリちゃん大丈夫!?」
キラリ「あ………はい………ギリギリセーフです………」
女性「ギ……ギリギリセーフって………」
この娘なんだか面白い………翼が夢中になるのもわかる気がする。いじったらその都度反応してくれそう!
女性はキラリが可愛いオモチャのように思えてワクワクしてしまった。
女性「キラリちゃん?でも大丈夫!それはどうやら母親みたい!」
キラリ「な………なんだ………ビックリした………」
女性「彼女の………」
キラリはまた目を見開き、今度は前に崩れ落ちそうになり、何とか手を着いて身体を支えた。
キャアー!この娘めっちゃ面白~い!
もっと虐めたくなっちゃう!
でも、この辺にしとかないと心臓に悪いわよね………
女性「キラリちゃん大丈夫?」
そう言って女性はキラリを支え、抱き締めた。
そして、そのときいきなり玄関のドアが開いて、父清が入ってきた。
清「うわぁ!!!ビックリした!え!?キラリ!?」
清はキラリが女性に抱かれているのを見て信じがたいといった表情で見つめている。
清「え?翼の次は………彼女?」
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
エモパレ ―感情が見えるぽっちゃりな私が、オジさま副局長を無自覚なまま搦め捕るまで―
久乃亜
恋愛
前世の記憶を持つぽっちゃり看板娘ハルネは、
人の「感情の色」が視える魔眼『エモパレ』と、持ち前の経営手腕で、実家の香房を切り盛りしていた。
そんなある日、とある事件から、
オジさま――第二調査局副局長、通称「鬼のヴァルグレイ」に命を救われ、
ハルネの理想のオジさま像に、一瞬で恋に落ちる。
けれど、彼がハルネに告げたのは、愛の言葉ではなく
――理不尽な『営業停止』の通告だった!?
納得いかないハルネは、自らの足と異能で犯人を追い詰めることを決意する。
冷徹で無表情な彼だが、なぜかハルネに同行し、過保護なまでに手伝ってくれて……?
「人生2週目」のポジティブぽっちゃり娘と、不器用な冷徹最強騎士が織りなす、
お仕事×捜査×じれじれの初恋溺愛ファンタジー!
※ 第1部(1~3章)完結済み。 毎日投稿中
課長のケーキは甘い包囲網
花里 美佐
恋愛
田崎すみれ 二十二歳 料亭の娘だが、自分は料理が全くできない負い目がある。
えくぼの見える笑顔が可愛い、ケーキが大好きな女子。
×
沢島 誠司 三十三歳 洋菓子メーカー人事総務課長。笑わない鬼課長だった。
実は四年前まで商品開発担当パティシエだった。
大好きな洋菓子メーカーに就職したすみれ。
面接官だった彼が上司となった。
しかも、彼は面接に来る前からすみれを知っていた。
彼女のいつも買うケーキは、彼にとって重要な意味を持っていたからだ。
心に傷を持つヒーローとコンプレックス持ちのヒロインの恋(。・ω・。)ノ♡
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
あさの紅茶
恋愛
◆結婚破棄され憂さ晴らしのために京都一人旅へ出かけた大野なぎさ(25)
「どいつもこいつもイチャイチャしやがって!ムカつくわー!お前ら全員幸せになりやがれ!」
◆年下幼なじみで今は京都の大学にいる富田潤(20)
「京都案内しようか?今どこ?」
再会した幼なじみである潤は実は子どもの頃からなぎさのことが好きで、このチャンスを逃すまいと猛アプローチをかける。
「俺はもう子供じゃない。俺についてきて、なぎ」
「そんなこと言って、後悔しても知らないよ?」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜
侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」
十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。
弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。
お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。
七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!
以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。
その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。
一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる