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第18話
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僕は朋美さんとの運命を強く感じる。なんというタイミングなのか、今まさに朋美さんが通過するタイミングで僕が朋美さんに電話をかけ呼び止めた。神様は僕達を祝福してくれてるに違いない!
「朋美さん、とりあえず乗って下さい」
朋美さんが助手席に座り
「和ちゃん、ちょうど今コンビニ寄ってから帰ろうと思ったら和ちゃんの車が見えて!それで驚かそうと思って近寄ったの。そしたら電話が鳴って」
朋美さんはケラケラと笑いながら言った。
「でもね和ちゃん、もし隣に女性が乗ってたらどうしようかと思っちゃった。内心けっこうドキドキしながら近づいたんだよ!」
僕は心の中で、確かに一歩間違えれば隣に女性が居たかも知れないと、朋美さんに対しての後ろめたさで胸が締め付けられる想いだった。
「朋美さんお疲れ様!やっぱり朋美さんと一緒に居ると落ち着くんですよねぇ~。僕には朋美さん以外考えられないや!」
さっきまでの重い気持ちが晴れてついそんな言葉を口にしてしまった。その微妙にいつもと違う僕の様子を朋美さんは敏感に察知したらしく、助手席から僕の方を覗きこむ。
「和ちゃん…何かあった?」
朋美さんは少し不安気に聞いてきた。僕はまさか他の女性と会っていたなどとはとても言えず、悟られないように
「凄く淋しくておかしくなりそうだったんですよ!」
と、おどけて見せた。すぐに朋美さんは明るい表情に変わって笑っている。けど、その笑顔の奥に何かしらきっと感じ取っているのだろう。どこかぎこちない笑顔が、更に僕に罪悪感が襲ってくる。
「朋美さん…コンビニで何か買い物あるんですよね?行きましょうか?」
この場の空気を変える為に朋美さんを促す(うながす)
「そうね、今晩はコンビニのお弁当にしようかと思ってたの。でも…和ちゃん…」
朋美さんが僕の晩御飯を心配しているのだと思った。一人ならコンビニの弁当でもいいが、僕にまでそんなもので間に合わせるのが気が引けるといったところか…
「朋美さん、別に僕も一人ならコンビニ弁当とかで間に合わせることもしょっちゅうで、僕のこと気を遣ってくれてるのなら…」
「じゃあ、和ちゃんが嫌じゃなきゃ今日はお弁当にしましょ?」
「いいですよ!今日は僕の家にします?あ…でも…仕事帰りだし、ゆっくりお風呂でも入って休みたいですよね…」
「私は明日遅番だからそんなに慌てることも無いんだけど…」
「じゃあ僕ん家で!」
まだぎこちなさは残るが、お互い暗黙の了解で一緒に過ごすのが当たり前のようになってきている気がする。それが僕にとっては何よりも幸せに思えた。
コンビニで買い物したあと僕の家に二人で戻って夕飯を済ませ寛ぐ(くつろぐ)。僕は自然を装って然り気無く朋美さんの隣に座ってリモコンでテレビをつけた。朋美さんも自然に僕を受け入れ、僕の肩に頭を乗せてきた。内心まだ少しドキドキしながら朋美さんの肩に手を回し、軽く自分の方へ抱き寄せる。朋美さんの手は僕の太ももに置いてある僕の手を軽く握る。その柔らかく温かい人肌に僕は意識が遠退きそうなほど官能的な幸せを感じた。
ふと、梅田さんとのやり取りが頭を過った(よぎった)。いきなりホテルに誘ってきた。まだ大人の経験も無い僕を…いつかは…僕も朋美さんと大人の関係に発展するんだろうか…朋美さんは、これまでに何人の男(ひと)と関係を持ってきたんだろう…僕にはまだ一人として女性を知らないのに…朋美さんはいったい…
そんなことを考えて勝手にメラメラとジェラシーが僕の心を乱す。本音を言えば、朋美さんも僕だけであって欲しいという無理難題な独占欲が、朋美さんに向けて若干の苛立ちに変わる。そして、つい朋美さんに対して意地悪な質問をしてしまった。
「朋美さん…朋美さんは…いったい何人の人…と…」
それ以上僕は口にすることは出来なかったが、僕が何を云わんとしたかは朋美さんはすぐに察知したらしく
「和ちゃん…」
朋美さんは僕の方を見て少し悲しげな表情を浮かべる。きっと朋美さん自身も、僕にどんな言い訳をしていいか迷っているのではないかと、そんな風に感じた。
「和ちゃん…私は和ちゃんだけのもの…他の誰のものでも無いの…」
僕は朋美さんのその言葉に、これ以上余計な詮索(せんさく)をしてはいけないと感じた。
「朋美さん、ありがとう!その言葉が何よりも嬉しいです」
そう言って二人の間にしばらく沈黙が続いた。
過去に朋美さんにどんなことがあろうと、そんなの関係無いよな…そんなの…
そう、頭の中で理解しようとしても、やはり僕がまだ未経験なのが、やるせなさを増幅させている。僕の頭の中は少し混乱気味だった。
朋美さんと…抱き合いたい…いったい僕は何でこんなに変な妄想に囚われて(とらわれて)いるんだろ?梅田さんに変に刺激されたせいだ!
「朋美さん、とりあえず乗って下さい」
朋美さんが助手席に座り
「和ちゃん、ちょうど今コンビニ寄ってから帰ろうと思ったら和ちゃんの車が見えて!それで驚かそうと思って近寄ったの。そしたら電話が鳴って」
朋美さんはケラケラと笑いながら言った。
「でもね和ちゃん、もし隣に女性が乗ってたらどうしようかと思っちゃった。内心けっこうドキドキしながら近づいたんだよ!」
僕は心の中で、確かに一歩間違えれば隣に女性が居たかも知れないと、朋美さんに対しての後ろめたさで胸が締め付けられる想いだった。
「朋美さんお疲れ様!やっぱり朋美さんと一緒に居ると落ち着くんですよねぇ~。僕には朋美さん以外考えられないや!」
さっきまでの重い気持ちが晴れてついそんな言葉を口にしてしまった。その微妙にいつもと違う僕の様子を朋美さんは敏感に察知したらしく、助手席から僕の方を覗きこむ。
「和ちゃん…何かあった?」
朋美さんは少し不安気に聞いてきた。僕はまさか他の女性と会っていたなどとはとても言えず、悟られないように
「凄く淋しくておかしくなりそうだったんですよ!」
と、おどけて見せた。すぐに朋美さんは明るい表情に変わって笑っている。けど、その笑顔の奥に何かしらきっと感じ取っているのだろう。どこかぎこちない笑顔が、更に僕に罪悪感が襲ってくる。
「朋美さん…コンビニで何か買い物あるんですよね?行きましょうか?」
この場の空気を変える為に朋美さんを促す(うながす)
「そうね、今晩はコンビニのお弁当にしようかと思ってたの。でも…和ちゃん…」
朋美さんが僕の晩御飯を心配しているのだと思った。一人ならコンビニの弁当でもいいが、僕にまでそんなもので間に合わせるのが気が引けるといったところか…
「朋美さん、別に僕も一人ならコンビニ弁当とかで間に合わせることもしょっちゅうで、僕のこと気を遣ってくれてるのなら…」
「じゃあ、和ちゃんが嫌じゃなきゃ今日はお弁当にしましょ?」
「いいですよ!今日は僕の家にします?あ…でも…仕事帰りだし、ゆっくりお風呂でも入って休みたいですよね…」
「私は明日遅番だからそんなに慌てることも無いんだけど…」
「じゃあ僕ん家で!」
まだぎこちなさは残るが、お互い暗黙の了解で一緒に過ごすのが当たり前のようになってきている気がする。それが僕にとっては何よりも幸せに思えた。
コンビニで買い物したあと僕の家に二人で戻って夕飯を済ませ寛ぐ(くつろぐ)。僕は自然を装って然り気無く朋美さんの隣に座ってリモコンでテレビをつけた。朋美さんも自然に僕を受け入れ、僕の肩に頭を乗せてきた。内心まだ少しドキドキしながら朋美さんの肩に手を回し、軽く自分の方へ抱き寄せる。朋美さんの手は僕の太ももに置いてある僕の手を軽く握る。その柔らかく温かい人肌に僕は意識が遠退きそうなほど官能的な幸せを感じた。
ふと、梅田さんとのやり取りが頭を過った(よぎった)。いきなりホテルに誘ってきた。まだ大人の経験も無い僕を…いつかは…僕も朋美さんと大人の関係に発展するんだろうか…朋美さんは、これまでに何人の男(ひと)と関係を持ってきたんだろう…僕にはまだ一人として女性を知らないのに…朋美さんはいったい…
そんなことを考えて勝手にメラメラとジェラシーが僕の心を乱す。本音を言えば、朋美さんも僕だけであって欲しいという無理難題な独占欲が、朋美さんに向けて若干の苛立ちに変わる。そして、つい朋美さんに対して意地悪な質問をしてしまった。
「朋美さん…朋美さんは…いったい何人の人…と…」
それ以上僕は口にすることは出来なかったが、僕が何を云わんとしたかは朋美さんはすぐに察知したらしく
「和ちゃん…」
朋美さんは僕の方を見て少し悲しげな表情を浮かべる。きっと朋美さん自身も、僕にどんな言い訳をしていいか迷っているのではないかと、そんな風に感じた。
「和ちゃん…私は和ちゃんだけのもの…他の誰のものでも無いの…」
僕は朋美さんのその言葉に、これ以上余計な詮索(せんさく)をしてはいけないと感じた。
「朋美さん、ありがとう!その言葉が何よりも嬉しいです」
そう言って二人の間にしばらく沈黙が続いた。
過去に朋美さんにどんなことがあろうと、そんなの関係無いよな…そんなの…
そう、頭の中で理解しようとしても、やはり僕がまだ未経験なのが、やるせなさを増幅させている。僕の頭の中は少し混乱気味だった。
朋美さんと…抱き合いたい…いったい僕は何でこんなに変な妄想に囚われて(とらわれて)いるんだろ?梅田さんに変に刺激されたせいだ!
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