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1章
久遠国
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『ったく…急に大声を出すな、バカものめ。』
「すみません…」
あの後電話でいきなり大声を出したことで信長からみっちりと説教を受けた
流石は天下を取ろうとした男
電話越しでも圧がすさまじい
「そ、それで何故今電話を?」
『ああ、そうだったそうだった。あの後お前と別れ、儂らは国を造った。』
「国ですって!?」
異世界に来てほとんど足がかりも無い中、国を作るとは…
流石は信長のカリスマのなせる技といったところか
『ああ。いつまでも放浪する訳にもいかんからな。名を゛久遠国゛という。この世界初の我が国だからな。いつまでもあってほしいという願いを込めて名付けた。』
「久遠国…」
『そこでだ。我が国にお前を招待したい。是非ともお前にはこの久遠国を見てもらいたいのだ。忙しい中だとは思うがどうだろうか?』
今は特に優先すべき仕事とかも無い
強いていうなら今すべきは修行だろう
なら尚更彼らの元に行った方がいいはずだ
「わかりました!行かせてもらいます!」
『おお!そうか来てくれるか!』
信長の声が大きく、ぱあっと明るくなる
すげー嬉しそうで何よりだ
「それで…久遠国はどちらにあるんですか?」
『久遠国はお前と出会った森を東に抜け、1つ山を越えた先にある。来るのに…お前なら歩いて1週間程度だろう。それに途中にはまた別の国がある。そこまでだったら運送業の者だったりが送ってくれるのではないか?』
「なるほど…わかりました。準備を整えたらそちらに向かいます。」
『ああ、楽しみに待っているぞ。』
信長との通話を切り、ググッと背筋を伸ばす
やっぱまだ緊張するな…
俺なんかとは格が違うや
その差を少しでも埋めれるように頑張らなきゃな
森に背を向け王国の方へと歩き出す
「さてと…帰りますかね。何準備すればいいかな?とりあえずは食料とかを…」
国はあるとは言っていったが野宿のことも考えておこうかな
何があるかわからないし
「だとしたらまずは食料買いに」
「貴様が゛職無し゛だな?」
急に現れた騎士10数名
前にもこんなことあったような…
「は?いや急に何を…」
「捕縛しろ!!」
やっぱこうなるのね…
ならやることはひとつしかない
「さよならぁぁぁぁぁぁ!!」
「お、追えー!逃がすな!」
それから騎士達との鬼ごっこが始まり何とか追跡を振り切った
「すみません…」
あの後電話でいきなり大声を出したことで信長からみっちりと説教を受けた
流石は天下を取ろうとした男
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『ああ、そうだったそうだった。あの後お前と別れ、儂らは国を造った。』
「国ですって!?」
異世界に来てほとんど足がかりも無い中、国を作るとは…
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『ああ。いつまでも放浪する訳にもいかんからな。名を゛久遠国゛という。この世界初の我が国だからな。いつまでもあってほしいという願いを込めて名付けた。』
「久遠国…」
『そこでだ。我が国にお前を招待したい。是非ともお前にはこの久遠国を見てもらいたいのだ。忙しい中だとは思うがどうだろうか?』
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「わかりました!行かせてもらいます!」
『おお!そうか来てくれるか!』
信長の声が大きく、ぱあっと明るくなる
すげー嬉しそうで何よりだ
「それで…久遠国はどちらにあるんですか?」
『久遠国はお前と出会った森を東に抜け、1つ山を越えた先にある。来るのに…お前なら歩いて1週間程度だろう。それに途中にはまた別の国がある。そこまでだったら運送業の者だったりが送ってくれるのではないか?』
「なるほど…わかりました。準備を整えたらそちらに向かいます。」
『ああ、楽しみに待っているぞ。』
信長との通話を切り、ググッと背筋を伸ばす
やっぱまだ緊張するな…
俺なんかとは格が違うや
その差を少しでも埋めれるように頑張らなきゃな
森に背を向け王国の方へと歩き出す
「さてと…帰りますかね。何準備すればいいかな?とりあえずは食料とかを…」
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「捕縛しろ!!」
やっぱこうなるのね…
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