12 / 65
第一章 出会い
★優しい愛撫
しおりを挟む俺は困惑していた。
「…っ……ん、っ…ぁ」
あの時は痛くて辛くて、抑えなくても声なんて出なかったのに。
「声抑えなくていいのに」
今は意識して押し殺さないと出てしまいそうだ。
足を大きく開かされ、太腿に舌を這わせて俺のモノを優しい手つきで扱く。
「タキトゥス。そろそろ指挿れてやれ」
「あいよー」
タキトゥスと呼ばれた男は白銀ベースに黄色と黒のアッシュが数カ所入った髪をしていて、上位怪狼族の特徴がそのまま髪の毛に反映されているのだと気付く。
もう一人は赤と青。
やはり尻尾の色と同じ。
「オネスト抑えてて。ちーっと冷たいかんなー」
「……ひっ!…な、に」
もう一人の名はオネストというらしく、少しだけ加える力を強くした所でタキトゥスが指の腹で俺の秘部に何かを塗り込む。
優しく円を描くようにし、直接的な刺激を与えるわけではなく周辺をジワジワと攻めていくような、そんな感じ。
「今垂らしたのはすり潰した数種類の植物を水で液体にした物で、ここの滑りを良くする為に使う。高価で手に入らないからか、唾液で濡らすのが主流になってるけどな」
液体の説明をしながらも指で慣らし続け、反対の手は俺の息子を腹に押しつけるようにして扱く。
自分の皮膚とタキトゥスの手に挟まれていて、手だけでされているよりも刺激は少なかった。
だからこそ余計にもう一つの方へ意識がいってしまって、無意識のうちに腰が動いてしまう。
「腰揺らして挿れて欲しいんだ?」
「……っ、ちが」
「ここはヒクついて、物欲しそうだけどなー?」
足の間から俺を見上げるようにして見つめる。
本当は欲しくて堪らない。
でも痛かったらどうしよう。
そう思ったらなにも言えなくて。
「んっ……っ、…ん」
不安に感じていると顎を持たれ、口に温かいものが触れた。
それがオネストの唇だと気付くのにそう時間はかからなかった。
「あ、すげー締まった。オネスト。それ挿れた後もやってよ」
「わかった」
キスに気を取られている隙にゆっくりと指が入ってきた。
一度経験しているからか第一関節まではすんなり入り、顔色を伺いながら第二関節まで押し進め、指の腹で他の場所よりも少し硬さのある所を擦る。
「……ひ、あっ!」
電流が走ったような感覚に襲われた。
神経を通って触られてる場所だけでなく、脳にまで刺激がやってくる。
これが快感。
痛みではなく、俺は今快楽の中にいる。
悲鳴ではなく喘ぎだとわかっているタキトゥスは、指を増やして抜き差しをしてみたり、バラバラに動かしてみたり、同じ場所を強く押してみたりと様々な刺激を与えてくれた。
「そろそろ俺の挿れるからな。痛くないようにゆっくりするけど、不安だったらオネストの顔見てても良いし、キスしてても良いよ」
そう言って俺の秘部に雄々しいモノを当てがうタキトゥス。
胸の突起を摘んでは擦りを繰り返していたオネストの顔が迫ってきて、唇が触れる間際まで来た所で止まった。
時が止まったかのようにジッと見つめて動かない。
「……ふっ」
そして微笑んだかと思えばゆっくりと口付けた。
角度を変えて何度も。
「……あっ!…ん……っ」
「……っ、あー……。きっつ」
何度目かのキスを終えた所で、指とは全く熱量の違うモノが中を押し広げて奥へと進んでいく。
姿が変わった瞬間は顔に目がいって、愛撫されている最中はタキトゥスの大きさを確認する余裕なんてなくて、とにかくされるがままだった。
だが見なくてもわかる。
感じる。
タキトゥスのモノは日本で言う“巨根”レベルの代物だと言う事を。
91
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる