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1学期
49◆巴視点
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テストが終わり、その結果が張り出される。
1年の1位に輝いているのは、あの竜城の名前だった。
「竜城、生徒会に入れるか………」
「巴、同意なしはダメですからね?」
由良が俺をジト目で睨むが、そんなことはわかってるよ。
生徒会としては、優秀な者はいつでもほしいと思っている。
竜城は、気に食わないがほしい人材だ。
「手を出さないでね?先に竜城君に目をつけたのは、僕だから」
「雨宮!?」
いきなり背後から声がして、振り向くと風紀委員長の雨宮が立っていた。
「竜城君は、生徒会を嫌がると思うよ。だって暁って………嫌われてるし?」
グサッ!
「生徒会って………変態いるし?」
グサッ!グサッ!
「それから暁………社会の窓から汚物を出しているよ?」
社会の窓から汚物?
………あっーーー!?
ズボンのチャックが全開の上に、パンツがちょっと出ていた。
「巴!?また貴方は………っ!!」
いそいそと、チャックを閉めて俺は雨宮を睨んだ。
「汚物という程汚くないわ!!」
若干涙目なのは気にしたら負けだ。
「………暁も変態だから、竜城君は僕がもらうよ」
雨宮は淡々とそう言ったが、俺をそんな可哀想なものをみる目でみるな!
「俺は変態じゃない!」
「いえ、巴は変態です」
由良……それは酷くないか?
………お前は俺の味方だろ?
「………由良。お前はどっちの味方だ」
「私は事実を言っただけですよ」
味方のはずの由良が、残念なものをみるような眼差しを俺に向けていた。
………俺、泣いていいよな?
1年の1位に輝いているのは、あの竜城の名前だった。
「竜城、生徒会に入れるか………」
「巴、同意なしはダメですからね?」
由良が俺をジト目で睨むが、そんなことはわかってるよ。
生徒会としては、優秀な者はいつでもほしいと思っている。
竜城は、気に食わないがほしい人材だ。
「手を出さないでね?先に竜城君に目をつけたのは、僕だから」
「雨宮!?」
いきなり背後から声がして、振り向くと風紀委員長の雨宮が立っていた。
「竜城君は、生徒会を嫌がると思うよ。だって暁って………嫌われてるし?」
グサッ!
「生徒会って………変態いるし?」
グサッ!グサッ!
「それから暁………社会の窓から汚物を出しているよ?」
社会の窓から汚物?
………あっーーー!?
ズボンのチャックが全開の上に、パンツがちょっと出ていた。
「巴!?また貴方は………っ!!」
いそいそと、チャックを閉めて俺は雨宮を睨んだ。
「汚物という程汚くないわ!!」
若干涙目なのは気にしたら負けだ。
「………暁も変態だから、竜城君は僕がもらうよ」
雨宮は淡々とそう言ったが、俺をそんな可哀想なものをみる目でみるな!
「俺は変態じゃない!」
「いえ、巴は変態です」
由良……それは酷くないか?
………お前は俺の味方だろ?
「………由良。お前はどっちの味方だ」
「私は事実を言っただけですよ」
味方のはずの由良が、残念なものをみるような眼差しを俺に向けていた。
………俺、泣いていいよな?
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