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1◆ユリウス視点
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「ユリウス・レオナルド、お前とは婚約破棄する!」
周りの人たちが、何事と思って僕たちをみている。
学園の広場にて、呼び出されたから行ったら婚約者のレイン・ジュリークからこんなことを言われた。
隣には、レインの親友のアスモ・アークスがいる。
………あれ?
親友だと思ってたけど二人ってそういう仲なの?
あと、僕…何か嫌われることしたかな?
「あ、僕の身の潔白のために言わせてね。僕はレインの親友で間違ってないし、穢れた関係もないからね。ただ、もしものためのサポート役を頼まれて、親友だから仕方なくいるだけだよ。2対1なんて卑怯だと思ったけど、あまりに必死に頼むから………ユリウス君ごめんね?」
「あ、いえ、大丈夫だよ。むしろ一瞬疑ってごめん」
不貞ではないらしい。
じゃあ、原因は僕かな。
………思い当たることがない。
「ちなみに、なんで婚約破棄したいの?」
素直に聞いてみた。
「そ…それは、ユリウスは絶倫な上に性欲魔神で…もう身体がもたないんだ………!今も腰が痛いんだ!このままでは…セックスのし過ぎで死ぬ!」
え!?
あんなに腰振ってアヘ顔で悦んでいたのに!?
まさか、僕の性欲のせいだなんて………性欲我慢したら僕は生きていけないよ!!
…………でも、大好きなレインは…婚約破棄するほど僕が嫌になったんだよね。
大好きなレインに、醜態を晒して余計に嫌われたくない。
「わかったよ。レイン…今までごめんね。破棄を受け入れます」
「ユリウス………お前は絶倫で性欲魔神なとこ以外ならいい人だから、きっといい人がみつかるよ。……ごめんな」
レインは、泣きそうな顔で謝っている。
彼は基本的に優しいから、僕の気持ちを考えちゃったのかな?
そういえば、なんで学園の広場なんだろう?
「どうして学園の広場でだったのか聞いていい?」
「周りの人数が多くないと、ユリウスなら平気でセクハラするから。ついでに、破棄したいって言ったら無理矢理犯されると思って……」
「レイン………よく僕のことわかってるね!」
理由を聞いて、確かに大勢の前とかじゃないとセクハラしたりセックスするのは我慢できないからね~。
理由にある意味納得していると、この国の王太子であるロビン・アイル様が僕の方に真っ直ぐ歩いてきた。
………?
「ユリウス・レオナルド、婚約破棄直後ですまないが聞いてほしい。私は初めて君をみた日から君のことが好きだった!君が結婚するまでは諦めないつもりでいたが、私にもやっとチャンスが訪れ、私はこのチャンスを決して逃すつもりはない。どうか、私と婚約してください!」
………ええぇ!?
周りの人たちが、何事と思って僕たちをみている。
学園の広場にて、呼び出されたから行ったら婚約者のレイン・ジュリークからこんなことを言われた。
隣には、レインの親友のアスモ・アークスがいる。
………あれ?
親友だと思ってたけど二人ってそういう仲なの?
あと、僕…何か嫌われることしたかな?
「あ、僕の身の潔白のために言わせてね。僕はレインの親友で間違ってないし、穢れた関係もないからね。ただ、もしものためのサポート役を頼まれて、親友だから仕方なくいるだけだよ。2対1なんて卑怯だと思ったけど、あまりに必死に頼むから………ユリウス君ごめんね?」
「あ、いえ、大丈夫だよ。むしろ一瞬疑ってごめん」
不貞ではないらしい。
じゃあ、原因は僕かな。
………思い当たることがない。
「ちなみに、なんで婚約破棄したいの?」
素直に聞いてみた。
「そ…それは、ユリウスは絶倫な上に性欲魔神で…もう身体がもたないんだ………!今も腰が痛いんだ!このままでは…セックスのし過ぎで死ぬ!」
え!?
あんなに腰振ってアヘ顔で悦んでいたのに!?
まさか、僕の性欲のせいだなんて………性欲我慢したら僕は生きていけないよ!!
…………でも、大好きなレインは…婚約破棄するほど僕が嫌になったんだよね。
大好きなレインに、醜態を晒して余計に嫌われたくない。
「わかったよ。レイン…今までごめんね。破棄を受け入れます」
「ユリウス………お前は絶倫で性欲魔神なとこ以外ならいい人だから、きっといい人がみつかるよ。……ごめんな」
レインは、泣きそうな顔で謝っている。
彼は基本的に優しいから、僕の気持ちを考えちゃったのかな?
そういえば、なんで学園の広場なんだろう?
「どうして学園の広場でだったのか聞いていい?」
「周りの人数が多くないと、ユリウスなら平気でセクハラするから。ついでに、破棄したいって言ったら無理矢理犯されると思って……」
「レイン………よく僕のことわかってるね!」
理由を聞いて、確かに大勢の前とかじゃないとセクハラしたりセックスするのは我慢できないからね~。
理由にある意味納得していると、この国の王太子であるロビン・アイル様が僕の方に真っ直ぐ歩いてきた。
………?
「ユリウス・レオナルド、婚約破棄直後ですまないが聞いてほしい。私は初めて君をみた日から君のことが好きだった!君が結婚するまでは諦めないつもりでいたが、私にもやっとチャンスが訪れ、私はこのチャンスを決して逃すつもりはない。どうか、私と婚約してください!」
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