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闇落ちした聖剣
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昔々あるところに、呪いの聖剣がありました。
聖剣は、現役時代は素敵な勇者と一緒にバリバリと活躍したものです。
しかし、勇者は役目を終えると聖剣を売ったのです。
勇者が使っていた聖剣で、更に言えば魔王を倒したプレミア品です。
国が丸々買える程の大金で売れました。
信頼していた勇者に売られてしまった聖剣はその後、幾多もの人に適当に扱われました。
ある時は、包丁の代わりに料理に使われました。
ある時は、斧の代わりに木の伐採に使われました。
ある時は、子供のオモチャ代わりにハチャメチャに使われました。
………そして聖剣は、ついには闇堕ちしてしまいました。
闇落ちした聖剣は、いつしか呪いの聖剣と呼ばれるようになりました。
ある日のこと、聖剣に子猫が何故かなつきました。
困惑してしまう聖剣。
子猫はのんびり自由気ままに、アクビをして丸くなります。
「なぁ、子猫よ。俺の所よりも良い所は、いっぱいあるぞ」
「聖剣さん。私が良い所と思う所に、私はいるの。私が良い所を決めるのよ」
意外に押しの強い子猫です。
聖剣は更に困惑しました。
月日は流れ、ずっと一緒にいる聖剣と子猫。
子猫の身に危険が迫ると、聖剣がエイヤソイヤと守ります。
子猫がお腹を空かせると、食料や飲料を手に入れます。
気付けば、聖剣はすっかり子猫の保護者になっていました。
子猫はずっと聖剣の所で育ち、美しい大人の猫になりました。
「ねぇ、聖剣さん。私と結婚しましょう」
「だが、俺は剣で猫じゃない」
「あら、それがどうしたと言うのかしら?」
猫の逆プロポーズに聖剣は悩みましたが、聖剣は猫の逆プロポーズを受けることにしました。
こうして、猫と聖剣は結婚して末永く仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめでたし!
聖剣は、現役時代は素敵な勇者と一緒にバリバリと活躍したものです。
しかし、勇者は役目を終えると聖剣を売ったのです。
勇者が使っていた聖剣で、更に言えば魔王を倒したプレミア品です。
国が丸々買える程の大金で売れました。
信頼していた勇者に売られてしまった聖剣はその後、幾多もの人に適当に扱われました。
ある時は、包丁の代わりに料理に使われました。
ある時は、斧の代わりに木の伐採に使われました。
ある時は、子供のオモチャ代わりにハチャメチャに使われました。
………そして聖剣は、ついには闇堕ちしてしまいました。
闇落ちした聖剣は、いつしか呪いの聖剣と呼ばれるようになりました。
ある日のこと、聖剣に子猫が何故かなつきました。
困惑してしまう聖剣。
子猫はのんびり自由気ままに、アクビをして丸くなります。
「なぁ、子猫よ。俺の所よりも良い所は、いっぱいあるぞ」
「聖剣さん。私が良い所と思う所に、私はいるの。私が良い所を決めるのよ」
意外に押しの強い子猫です。
聖剣は更に困惑しました。
月日は流れ、ずっと一緒にいる聖剣と子猫。
子猫の身に危険が迫ると、聖剣がエイヤソイヤと守ります。
子猫がお腹を空かせると、食料や飲料を手に入れます。
気付けば、聖剣はすっかり子猫の保護者になっていました。
子猫はずっと聖剣の所で育ち、美しい大人の猫になりました。
「ねぇ、聖剣さん。私と結婚しましょう」
「だが、俺は剣で猫じゃない」
「あら、それがどうしたと言うのかしら?」
猫の逆プロポーズに聖剣は悩みましたが、聖剣は猫の逆プロポーズを受けることにしました。
こうして、猫と聖剣は結婚して末永く仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめでたし!
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