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37◆ソーマ視点
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何故かジン様が呼んだお医者さんに、あれやこれや聞かれました。
正直に自分のことを話すだけでいいと言われて、正直に自分のことを話したんですけど………あれは一体何の問診だったんでしょうか?
ま…まさか、僕は実は病気なんでしょうか?
気付いていないだけで、風邪を引いているんでしょうか?
………とても僕の体調は元気なんですけどね。
僕が不安になりつつ、用意されたお菓子をモグモグ食べていると、部屋にギルバードさんたち五人が来ました。
五人の表情は、皆さん複雑そうなお顔です。
や…やはり、僕は病気なんでしょうか!?
不安でちょっと泣きそうです。
「ソーマ、その………前世の記憶があると聞いたが、本当なんだよな?」
ギルバードさんが、僕にそう聞きました。
僕に前世の記憶があることは、お医者さんに言ったので、それを聞いたのでしょう。
「はい」
「………ソーマ様。恐れながら、前世の歳は前世の歳、今世の歳は今世の歳だと僕は思います」
ナターシャさんは言いづらそうに、そう言いましたが………。
「それだと僕、今0歳になっちゃいますよ?」
僕は、転生してまだ一年経っていないんです。
見た目は9歳ショタでも、実際にはこの世界で9年も生きていないんです。
なんだか屁理屈みたいでちょっと嫌ですが、やはり僕には39歳が一番しっくりくるんです。
「ソーマ君の気持ちはわかるわよ。けれど、もうソーマ君の身体は39歳の身体じゃないの。9歳から再スタートしてもいいんじゃないかしら?なにも39年生きたことを忘れろとは言わないわ。そうね、心を許した人にだけ教える特別な秘密にするといいと思うわ」
特別な秘密。
なんだか、魅力的な響きですね………ゴクリ。
言われてみたら、生まれ変わったんですからもっと考え方を柔軟にするべきでしたね。
自分のことを9歳だというのは抵抗がありますが、仕方ないんですよね。
何故抵抗があるのかというと、30歳もサバを読むからです。
嘘を吐くのは嫌ですけど、時に嘘は方便とも言います。
………苦手ですけど、頑張ってみます。
ションボリしている僕を、五人が慰めてくれました。
「ソーマ君、もう私たちはソーマ君が転生者だと理解しているから、なんでも気楽に話して大丈夫だからね」
「俺たちはソーマ君の味方だからな!」
アーノルドさんも、マルクスさんも、ありがとうございます!
皆さんによしよしと、頭やら肩やら背中やら太ももやらお腹やら………全身を撫でられました。
………横腹はくすぐったかったので、そこだけは正直やめてほしかったですけどね。(撫でられました)
でも、なんだか元気になれました!
「皆さん、ありがとうございます!僕は、ギルバードさんも、アーノルドさんも、マルクスさんも、ジン様も、ナターシャさんも、大好きですよ!!」
とびっきりの笑顔でそう言ったら、何故か五人揃って前屈みになって呻いてました。
どうしたんでしょうか?
正直に自分のことを話すだけでいいと言われて、正直に自分のことを話したんですけど………あれは一体何の問診だったんでしょうか?
ま…まさか、僕は実は病気なんでしょうか?
気付いていないだけで、風邪を引いているんでしょうか?
………とても僕の体調は元気なんですけどね。
僕が不安になりつつ、用意されたお菓子をモグモグ食べていると、部屋にギルバードさんたち五人が来ました。
五人の表情は、皆さん複雑そうなお顔です。
や…やはり、僕は病気なんでしょうか!?
不安でちょっと泣きそうです。
「ソーマ、その………前世の記憶があると聞いたが、本当なんだよな?」
ギルバードさんが、僕にそう聞きました。
僕に前世の記憶があることは、お医者さんに言ったので、それを聞いたのでしょう。
「はい」
「………ソーマ様。恐れながら、前世の歳は前世の歳、今世の歳は今世の歳だと僕は思います」
ナターシャさんは言いづらそうに、そう言いましたが………。
「それだと僕、今0歳になっちゃいますよ?」
僕は、転生してまだ一年経っていないんです。
見た目は9歳ショタでも、実際にはこの世界で9年も生きていないんです。
なんだか屁理屈みたいでちょっと嫌ですが、やはり僕には39歳が一番しっくりくるんです。
「ソーマ君の気持ちはわかるわよ。けれど、もうソーマ君の身体は39歳の身体じゃないの。9歳から再スタートしてもいいんじゃないかしら?なにも39年生きたことを忘れろとは言わないわ。そうね、心を許した人にだけ教える特別な秘密にするといいと思うわ」
特別な秘密。
なんだか、魅力的な響きですね………ゴクリ。
言われてみたら、生まれ変わったんですからもっと考え方を柔軟にするべきでしたね。
自分のことを9歳だというのは抵抗がありますが、仕方ないんですよね。
何故抵抗があるのかというと、30歳もサバを読むからです。
嘘を吐くのは嫌ですけど、時に嘘は方便とも言います。
………苦手ですけど、頑張ってみます。
ションボリしている僕を、五人が慰めてくれました。
「ソーマ君、もう私たちはソーマ君が転生者だと理解しているから、なんでも気楽に話して大丈夫だからね」
「俺たちはソーマ君の味方だからな!」
アーノルドさんも、マルクスさんも、ありがとうございます!
皆さんによしよしと、頭やら肩やら背中やら太ももやらお腹やら………全身を撫でられました。
………横腹はくすぐったかったので、そこだけは正直やめてほしかったですけどね。(撫でられました)
でも、なんだか元気になれました!
「皆さん、ありがとうございます!僕は、ギルバードさんも、アーノルドさんも、マルクスさんも、ジン様も、ナターシャさんも、大好きですよ!!」
とびっきりの笑顔でそう言ったら、何故か五人揃って前屈みになって呻いてました。
どうしたんでしょうか?
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