異世界でチートをお願いしたら、代わりにショタ化しました!?

ミクリ21

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38◆ソーマ視点

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デートの順番は、平等にくじ引きで決めたそうです。

主にデートは一週間に一人といった風に決めたらしいんですけど………未だに僕は、何故僕みたいなおっちゃ……いえ、ショタを取り合うのかがわかりません。

百歩譲って僕はもうおっちゃんではないですが(心はおっちゃんですけど)、冴えないというのは変わっていないと思うんです。

今は、冴えないおっちゃん改め冴えないショタな僕です。

ショタになったからといって、美少年になったわけではありません。

鏡でみても、ショタに若返ってるだけのショタ時代の僕でした。

………もしや、この世界は美醜逆転とかそういう世界なんでしょうか?

悩んだ僕は、マルクスさんに聞いてみました。

マルクスさんは僕の護衛をしているので、いつでも近くにいるんです。

「マルクスさん」

「ソーマ君、どうした?」

「相談があるんです」

マルクスさんは、わかったと言って執事さんを呼び、お茶を用意してもらいました。

ソファーに座って、僕は何故皆さんが僕を取り合うのか本当にわからないことを相談しました。

「………ソーマ君は、自分の容姿をどう思っているんだ?」

「冴えない、もしくは地味です」

「………ソーマ君。ソーマ君の前世の世界でソーマ君の容姿が冴えない、もしくは地味に該当していたのかもしれないが、今のソーマ君はもう冴えないや地味には該当していない」

「え!?……えっと、嘘ですか?」

「本当だ。今のソーマ君の容姿は、可愛い、愛らしい、癒しといったものに該当している。つまり、モテてもおかしいことはない」

マルクスさんは、真面目なお顔で断言しました。

なん……だと………!?

僕は衝撃過ぎるその話に、ドンガラガッシャーン!!と雷に打たれたような気持ちになりました。

「まぁ、その容姿だけで好きになったわけじゃないからな。それについてはちゃんとわかってほしい。ソーマ君は、容姿も可愛いが性格も可愛いんだ」

マルクスさんの言葉を聞いて、僕は確信を得ました。

やはりこの世界は、美醜逆転の世界だったんですね!

そうじゃなかったら、僕の容姿を可愛いとか愛らしいとか癒しとか言わないはずです!

僕はちょっと嬉しくなりましたけど………ちょっと待ちましょう。

僕……こういうのに似た設定の本を読んだことがあります。

曰く、ぶちゃいくな悪役の人が美醜逆転の世界に転移して、モテるのをいいことに好き勝手して、最後は主人公にざまぁをされるんです。

僕……悪役なんでしょうか!?

な…なんて恐ろしいことでしょう!!

しかし、その悪役は好き勝手をしたからざまぁをされたんです。

僕も好き勝手なんてしないで、謙虚に慎ましくしていればざまぁはされないはずです。(ガクブルガクブル)

僕は決めました!

僕の心のスローガンは、『謙虚に慎ましく!』です!

ざまぁは嫌ですから!!
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