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40◆ナターシャ視点
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ああ、ついにこの日がやってきました!
ソーマ様と最初にデートをする権利を勝ち取った僕は、少し浮かれていました。
デート当日、あんなことになるなんて………この時の僕は、欠片も思っていなかったんです。
「ソーマ様、今日はよろしくお願いします!」
「僕の方こそ、よろしくお願いします!」
城の前で待ち合わせをして、僕がソーマ様を迎えに行きました。
仲良く手を繋いで、目指すは森の泉です。
森にある泉は、とても美しくて綺麗な花も周りに咲いていて、心が落ち着く僕のお気に入りスポットです。
僕のお気に入りの場所、ソーマ様も気に入ってくださるでしょうか?
森は徒歩でも行ける距離なので、ゆっくり歩きながら会話を楽しみました。
「それでですね、僕は猫さんも犬さんも大好きなんですよ!もふもふしていて可愛いんです!」
ソーマ様の好きな物を聞いたら、なんとも可愛らしい回答をしてくれました。
ソーマ様の楽しそうな笑顔がたまりません!
「僕ももふもふは大好きですよ。猫と言えば、猫喫茶というお店があるらしいです」
「あ!たぶん僕、その喫茶店に行ったことあります!」
会話をしていたら、あっという間に泉につきました。
今日はここで一緒にお弁当を食べようと思って、実は持ってきているんです。
僕の自信作ですけど、ソーマ様のお口に合ったら嬉しく思います。
………そう、思っていたんです。
誰かの声が聞こえて、僕の身体が急に重くなり、意識が急激に眠くなっていきました。
その誰かの声が、言った言葉は魔法の呪文でした。
対象を眠らせる状態異常の呪文を、僕は情けなくもかけられてしまい……朦朧とする意識で最後に言えた言葉は………。
「ソーマ…様……逃げ…て………」
たったそれだけでした。
ソーマ様と最初にデートをする権利を勝ち取った僕は、少し浮かれていました。
デート当日、あんなことになるなんて………この時の僕は、欠片も思っていなかったんです。
「ソーマ様、今日はよろしくお願いします!」
「僕の方こそ、よろしくお願いします!」
城の前で待ち合わせをして、僕がソーマ様を迎えに行きました。
仲良く手を繋いで、目指すは森の泉です。
森にある泉は、とても美しくて綺麗な花も周りに咲いていて、心が落ち着く僕のお気に入りスポットです。
僕のお気に入りの場所、ソーマ様も気に入ってくださるでしょうか?
森は徒歩でも行ける距離なので、ゆっくり歩きながら会話を楽しみました。
「それでですね、僕は猫さんも犬さんも大好きなんですよ!もふもふしていて可愛いんです!」
ソーマ様の好きな物を聞いたら、なんとも可愛らしい回答をしてくれました。
ソーマ様の楽しそうな笑顔がたまりません!
「僕ももふもふは大好きですよ。猫と言えば、猫喫茶というお店があるらしいです」
「あ!たぶん僕、その喫茶店に行ったことあります!」
会話をしていたら、あっという間に泉につきました。
今日はここで一緒にお弁当を食べようと思って、実は持ってきているんです。
僕の自信作ですけど、ソーマ様のお口に合ったら嬉しく思います。
………そう、思っていたんです。
誰かの声が聞こえて、僕の身体が急に重くなり、意識が急激に眠くなっていきました。
その誰かの声が、言った言葉は魔法の呪文でした。
対象を眠らせる状態異常の呪文を、僕は情けなくもかけられてしまい……朦朧とする意識で最後に言えた言葉は………。
「ソーマ…様……逃げ…て………」
たったそれだけでした。
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