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9◆ジェノ視点
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「さて、アイル………今日は君のための舞台によく来てくれたね。今日が君の、終わりの日だよ」
僕の言葉に、状況のわかっていない瞳で震えてる。
可哀想に………でも、誰も同情なんてしてくれないよ?
だって………。
「この会場内だけで、どれだけの被害者がいるんだろうね。ねぇ、僕の従者のリンを知ってる?彼には妹がいてね………一ヶ月前に君に腕を折られたんだ。酷いね?殴って折れるなんて怖いね?覚えているかな………みているのが令嬢だけだったからって、ずいぶん最低だね」
リンの妹は、まだ怪我が治っていない。
みていた令嬢たちの証言と、被害にあった妹の証言と、アイルを見張る隠密の証言がしっかりある。
妹を傷つけられたリンの怒りはすごいよ?
止めなかったら、すぐにでも君を殺すと走り出す勢いだったからね。
まぁ、君を裁くために我慢させているけど♪
「他にも、レイラ嬢は泥水をかけられて蹴られた。メイ嬢は罵詈雑言の嵐を浴びせられ精神を病んで入院した。ナージャ嬢は窓から落とされて、後遺症の残る大怪我をした。皆から絶世の美少女だと言われていたリリア嬢には、顔を腫れ上がるほど殴った上に、刃物で顔にも身体にも消えない傷をつけた。………君の被害者の数は、数えられないほど上がっているんだよ」
アイルは、男の前では媚びるけど………女しかいなかったら、ドン引きレベルの正体を現す。
何人も被害にあったり、目撃していたりして、証拠や証言を全てまとめた物を陛下はもっている。
「アイル、君の処罰内容を教えてあげるよ。君は犯罪奴隷として鉱山行きが決まった。もちろん、男爵の爵位も剥奪だ。可哀想に、彼は君のせいで貴族じゃなくなったんだ。でも彼は君の被害者たちに頭を下げて謝罪していたから、温情で平民として住む場所も仕事も与えられる。良かったね♪」
この処罰内容は、陛下や宰相といった方々が決めた内容だ。
誰にも変更はできない。
「こんなの間違ってるわ……!どうして……どうして……?だって私はこんなに………」
何か一人でブツブツ言っていたけど、これは現実だよ。
精々死ぬまで、皆にしてきたことを懺悔するんだね。
そして、待機していた衛兵が来てアイルを連れていった。
「夢よ……これは夢よ……酷い悪夢だわ………」
力なくアイルは連れていかれた。
アイルがセレンに付きまとうような子じゃなかったら、ちょっとぐらいなら同情したけど………僕のセレンに色目使う子なんて同情しないよ!
僕の言葉に、状況のわかっていない瞳で震えてる。
可哀想に………でも、誰も同情なんてしてくれないよ?
だって………。
「この会場内だけで、どれだけの被害者がいるんだろうね。ねぇ、僕の従者のリンを知ってる?彼には妹がいてね………一ヶ月前に君に腕を折られたんだ。酷いね?殴って折れるなんて怖いね?覚えているかな………みているのが令嬢だけだったからって、ずいぶん最低だね」
リンの妹は、まだ怪我が治っていない。
みていた令嬢たちの証言と、被害にあった妹の証言と、アイルを見張る隠密の証言がしっかりある。
妹を傷つけられたリンの怒りはすごいよ?
止めなかったら、すぐにでも君を殺すと走り出す勢いだったからね。
まぁ、君を裁くために我慢させているけど♪
「他にも、レイラ嬢は泥水をかけられて蹴られた。メイ嬢は罵詈雑言の嵐を浴びせられ精神を病んで入院した。ナージャ嬢は窓から落とされて、後遺症の残る大怪我をした。皆から絶世の美少女だと言われていたリリア嬢には、顔を腫れ上がるほど殴った上に、刃物で顔にも身体にも消えない傷をつけた。………君の被害者の数は、数えられないほど上がっているんだよ」
アイルは、男の前では媚びるけど………女しかいなかったら、ドン引きレベルの正体を現す。
何人も被害にあったり、目撃していたりして、証拠や証言を全てまとめた物を陛下はもっている。
「アイル、君の処罰内容を教えてあげるよ。君は犯罪奴隷として鉱山行きが決まった。もちろん、男爵の爵位も剥奪だ。可哀想に、彼は君のせいで貴族じゃなくなったんだ。でも彼は君の被害者たちに頭を下げて謝罪していたから、温情で平民として住む場所も仕事も与えられる。良かったね♪」
この処罰内容は、陛下や宰相といった方々が決めた内容だ。
誰にも変更はできない。
「こんなの間違ってるわ……!どうして……どうして……?だって私はこんなに………」
何か一人でブツブツ言っていたけど、これは現実だよ。
精々死ぬまで、皆にしてきたことを懺悔するんだね。
そして、待機していた衛兵が来てアイルを連れていった。
「夢よ……これは夢よ……酷い悪夢だわ………」
力なくアイルは連れていかれた。
アイルがセレンに付きまとうような子じゃなかったら、ちょっとぐらいなら同情したけど………僕のセレンに色目使う子なんて同情しないよ!
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