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19◆ルミナス視点
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「やっと来たな。欠片」
「悪魔リヴァランス!」
アーミュは男……悪魔を睨み付けた。
悪魔の名前はリヴァランスというらしい。
コイツが、リクに心の傷を作った元凶!
僕は、殺意を込めて悪魔を睨む。
「まったく、俺の料理の邪魔をしやがって目障りなんだよ。今からお前を砕いてやるからな?」
クックッと笑う悪魔は、邪悪な黒い雷を出して僕達に放つ。
「デザートの目の前で、メインディッシュをめちゃくちゃ傷つけたらもっと美味しくなるだろうなぁ!」
「ぐっ!」
悪魔は、禍々しい剣を持って僕に斬りかかり、僕はなんとか銃で刃を防ぐ。
「ステラベルを…リクを前世で死なせたのはお前か!?」
リクの死がただの不幸な事故だったのか、それとも悪魔が原因の事故だったのか、僕は悪魔に問いかけた。
悪魔はニヤリと嫌な笑みで僕をみつめて………。
「お前らは兄弟仲が良かったからな……美味しそうにみえたんだよ。所詮お前ら人間は俺の食料だからな!」
こんな奴に、僕の大切なリクが人生を奪われて、今世でも傷つけられて………。
許せない……許せない………!!
僕は、自分の苦しみよりもリクの苦しみに心を痛めた。
「お兄ちゃんから離れろ!」
双剣でリクが悪魔に斬りかかり、悪魔は僕から距離をとる。
「お兄ちゃんは僕が守るから!」
「リク………」
リク、少しみない間に逞しくなって………。
前世では、お兄ちゃんお兄ちゃんっていつも僕に甘える可愛い子で、僕がリクを守っていたのにね。
タナトスと僕とリクで、悪魔と向き合い戦っていた。
長々と続く戦いが、いつ終わるのかもわからない。
けれど、終わりは突然やってきた。
「あ?」
グサリ……。
悪魔の胸から、輝く刃が現れる。
それは、いつの間にか気配を消していたアーミュが、悪魔の背後から悪魔を輝く短剣で刺したからだった。
「これ……は!?グフッ!」
「リヴァランス、もう終わりですよ」
悪魔は、短剣の中に吸収されて姿を消した。
「これは、悪魔封じの短剣です。この日のために、頑張って作りました」
短剣に結界を厳重に張りながら、アーミュは説明してくれて、戦いが終わったと僕達は一安心するのだった。
★
完結の前に次は、?視点の解説を挟ませてもらいます。
「悪魔リヴァランス!」
アーミュは男……悪魔を睨み付けた。
悪魔の名前はリヴァランスというらしい。
コイツが、リクに心の傷を作った元凶!
僕は、殺意を込めて悪魔を睨む。
「まったく、俺の料理の邪魔をしやがって目障りなんだよ。今からお前を砕いてやるからな?」
クックッと笑う悪魔は、邪悪な黒い雷を出して僕達に放つ。
「デザートの目の前で、メインディッシュをめちゃくちゃ傷つけたらもっと美味しくなるだろうなぁ!」
「ぐっ!」
悪魔は、禍々しい剣を持って僕に斬りかかり、僕はなんとか銃で刃を防ぐ。
「ステラベルを…リクを前世で死なせたのはお前か!?」
リクの死がただの不幸な事故だったのか、それとも悪魔が原因の事故だったのか、僕は悪魔に問いかけた。
悪魔はニヤリと嫌な笑みで僕をみつめて………。
「お前らは兄弟仲が良かったからな……美味しそうにみえたんだよ。所詮お前ら人間は俺の食料だからな!」
こんな奴に、僕の大切なリクが人生を奪われて、今世でも傷つけられて………。
許せない……許せない………!!
僕は、自分の苦しみよりもリクの苦しみに心を痛めた。
「お兄ちゃんから離れろ!」
双剣でリクが悪魔に斬りかかり、悪魔は僕から距離をとる。
「お兄ちゃんは僕が守るから!」
「リク………」
リク、少しみない間に逞しくなって………。
前世では、お兄ちゃんお兄ちゃんっていつも僕に甘える可愛い子で、僕がリクを守っていたのにね。
タナトスと僕とリクで、悪魔と向き合い戦っていた。
長々と続く戦いが、いつ終わるのかもわからない。
けれど、終わりは突然やってきた。
「あ?」
グサリ……。
悪魔の胸から、輝く刃が現れる。
それは、いつの間にか気配を消していたアーミュが、悪魔の背後から悪魔を輝く短剣で刺したからだった。
「これ……は!?グフッ!」
「リヴァランス、もう終わりですよ」
悪魔は、短剣の中に吸収されて姿を消した。
「これは、悪魔封じの短剣です。この日のために、頑張って作りました」
短剣に結界を厳重に張りながら、アーミュは説明してくれて、戦いが終わったと僕達は一安心するのだった。
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完結の前に次は、?視点の解説を挟ませてもらいます。
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