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11・お約束のものです

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「明かりはどうする?」

「暗く……あの、拓朗さま…これを」

「俺が付けるの?」

 セクシーなランジェリー姿の彼女から手渡されたのははすをモチーフにしたニップルピアス、どうやら今夜俺はこれを装着できる名誉な役割を与えられたらしい。

「もちろんですわ、さぁ」

「丁寧に乱暴なんだよなぁ……刺す行為自体は慣れない……水蓮、もっと持ち上げて」

「はぁい♡」

ベビードールの胸の布をずらして、たわわを持ち上げて俺に乳首を献上する。

 針先が乳頭をつつけば新米ママは「あん♡」と鳴いて…反対の穴から母乳がつつと垂れ始めた。

「水蓮、漏れ出てる」

「すみません…」

「君と母乳プレイする日が来るなんてね」

「…なんですの?それ……アん♡」

 感じれば感じるほどに先からも横からも白い乳が染み出す、6畳間はたちまち乳臭い匂いに包まれる。

 大きく長くなった乳頭をぐるりと囲む蓮の花は実は特注品、少しでも衛生面を気にしてサージカルステンレスで作ってもらった自慢の逸品だ。

「ん……できた……うん、キレイだよ、水蓮」

「この感じ……あぁ…気持ち良い…」

「気持ち良いのか」

「欠けていたものが満たされるような…懐かしい人に再会したような…込み上がる気持ちが…」

「そう…穴、少し狭まってた気がする…痛くなかった?」

「いいえ…やはり肉が再生しようとするんですね」

「…にく……下の穴はどうだ?拡がったままか?」

「どうなんでしょう…自信がありません……ア♡」

 分娩時には10センチくらい膣口が開くと聞いたが上手く元に戻るもんだ。

 寝かせて指を挿してその径を調べれば以前と何ら変わらない心地良い締め付けがそこにあった。

「変わらない、キツい…欲しい?水蓮」

「はい、あ、下さいッ」

「何を?」

「…拓朗さまの、おちんぽ、」

「どこに?」

「私の、ここ、おま*こにィ…下さいませ!」

「よかろう」

尽くされるとこちらの身分が上がったような錯覚をしてしまう。

 俺は何故だか時代劇の殿様みたいな物言いで彼女の膣へとモノを挿す。


 ちなみにだが彼女は産後に避妊リングを入れる手術も受けており、それは何故かってまた無計画に妊娠しては困るからである。

 俺はもうひとりくらい欲しかったけど数年開けて次となると彼女は高齢出産の枠に入るそうで、『人間を育てる』ことを過剰に怖がる彼女の意思を尊重して打ち止めとした。

 けれど夫婦間のセックスを諦めたくないから器具に頼るのだ、やましいと言えば疚しい理由なのだが誰にも責められるいわれは無いだろう。

 とはいえ彼女は、「ひとり息子だと愛情を集約してしまって子離れできない毒親になってしまうのでは」などともう将来を悲観してしまっている。

 なので息子が1歳くらいになったらペットでも飼おうかなという話になっている。

 有り余る愛を俺にくれたら良いじゃないと提案もしてみたがもちろんそれ前提とのことで、どうも水蓮は人並み以上に愛情をふんだんに内包しているらしい。
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