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熱誠—ねっせい—
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しおりを挟むそして夜、駅前のホテル。
「先生、単刀直入に申し上げますわ、私、先生を…その、恋愛対象としてお慕いしております。プレイは私を母役として見て頂いて構いません、仰って頂いたようにSMも、先生を虐めるようなことも致します。けれど、あの、」
ちっとも単刀直入ではなくて、しどろもどろで恥ずかしい。
今宵も通例通りスーツだけ脱いだ先生はベッドへ腰掛けて、私にも隣へ座るよう手招きした。
「おいで、聖美くん」
「は、い…」
名前で呼ばれた嬉しさを隠し、並んで座り肩を抱かれる。
お疲れの加齢臭、昼に食べた牛丼の出汁の香りもした。
「一からとか言っておいて、君に言わせてすまない」
「いえ、私も同じ気持ちでしたので」
「プレイがメインの関係だが、そこから恋愛関係になっても良いんだったね?」
「ええ、もちろんですわ…」
「マザコン一辺倒ではもう僕は満足出来なくなっている。君を母のように甘えたいこともあるし、いたぶりたいこともあるだろう。そして、受け身になっていたぶられたいこともやはりあるだろう。そして、母とか関係無く…男として、君を抱きたいという欲求も…湧いて来ているんだよ」
「…嬉しいですわ」
ならば今夜は、どんな私をご所望なのだろう。私は恋人として抱かれたいが、先生はどうなのだろう。
どぎまぎ唇を噛んでいると、先生の手が襟元に伸びて来る。
「ブラウスがはち切れそうで、いつも目のやり場に困るんだよ」
「あ…すみません」
先生はぽちぽちとブラウスのボタンを外し、私の下着を露出させた。
そして意外だったのか、初めて見る下着に
「えらく…可愛らしいものを着けてるじゃないか」
とお褒めの言葉を下さる。
「(なんだか、エロ親父みたい)」
「エロ親父みたいだって思っただろ」
「え、いえ、あの」
「そういうキャラで行こうかなと…いい年した恋で、こっちも気恥ずかしいんだよ」
「はぁ」
ブラウスから腕を抜いて、スカートもゆっくりじっくり脱がされて。言葉選びは卑猥、首にかかる吐息は温かくてじっとりしている。
静かな部屋とこの緊張感は、滾りへの猶予みたいでこちらの息が詰まりそう。ここを突破したい、でもまだここに居たい…そうこうしていると、腹から胸元にすうっと空気が通る。
先生は私を白の下着だけにして、まじまじ見つめ…
「お嫁さんみたいだね」
と素の笑顔を下さった。
「あ、はは…いえ、まだお見せしてないものを選んだだけですの、あの」
「これは君の覚悟か?聖美くん、純白だ…いや、ここは染みて来てる」
「いやぁですわ…」
この身を捧げることが使命なのに、見られるのが酷く恥ずかしい。早く、いえ焦らして、でも最後にはその手でくまなく触って欲しい。
「聖美くん、安い言葉だが…君のことを大切に思っているよ。僕の心を解放してくれた、君は僕の天使だ」
「もったいない、お言葉ですわ」
「キッカケは契約だが…それでも、君以外の女性だったら僕はこうまで楽しめてなかったように思う。いや、そう信じている…聖美くん、パートナーとして、人生を共に歩む伴侶として…僕と関係を持って欲しいんだ」
「はい、もちろんですわ…」
白い下着の私はそのまま押し倒され…先生を受け入れた。
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