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熱誠—ねっせい—
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しおりを挟む「(なんだか、エロ親父みたい)」
「エロ親父みたいだって思っただろ」
「え、いえ、あの」
「そういうキャラで行こうかなと…いい年した恋で、こっちも気恥ずかしいんだよ」
「はぁ」
ブラウスから腕を抜いて、スカートもゆっくりじっくり脱がされて。
言葉選びは卑猥、首にかかる吐息は温かくてじっとりしている。
静かな部屋とこの緊張感は、滾りへの猶予みたいでこちらの息が詰まりそう。
ここを突破したい、でもまだここに居たい…そうこうしていると、腹から胸元にすうっと空気が通る。
先生は私を白の下着だけにして、まじまじ見つめ…
「お嫁さんみたいだね」
と素の笑顔を下さった。
「あ、はは…いえ、まだお見せしてないものを選んだだけですの、あの」
「これは君の覚悟か?聖美くん、純白だ…いや、ここは染みて来てる」
「いやぁですわ…」
この身を捧げることが使命なのに、見られるのが酷く恥ずかしい。
早く、いえ焦らして、でも最後にはその手でくまなく触って欲しい。
「聖美くん、安い言葉だが…君のことを大切に思っているよ。僕の心を解放してくれた、君は僕の天使だ」
「もったいない、お言葉ですわ」
「キッカケは契約だが…それでも、君以外の女性だったら僕はこうまで楽しめてなかったように思う。いや、そう信じている…聖美くん、パートナーとして、人生を共に歩む伴侶として…僕と関係を持って欲しいんだ」
「はい、もちろんですわ…」
白い下着の私はそのまま押し倒され…先生を受け入れた。
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