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4…胸が高鳴る
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しおりを挟む責めを感じて、体が咄嗟に回避したがる。
でも快感に抗えなくて、抑えられた手も脚もされるがままだ。
じわじわと迫る未知の感覚に、指先がピリピリ痺れ出す。
「超締まってる…美紀さん、可愛い」
「あの、あ、」
「イきそう?うれしーなぁ」
「分か、んない、」
「イッたこと、無いすか」
「エッチでは、な、いッ、やだ、なに、ぞわぞわ、する、」
何かが来そうで、でも遠い。
そこまで押し寄せている感じ、でも届かない。
ひとりエッチでは体感したことはあるけれど、それとは異なる感覚だ。
「Gスポットは、イきやすい、って、」
「知らない、の、はァ♡」
「美紀さん、気持ち良いすか?」
「きも、ぢい、よ」
乱れた髪、目尻を下げて微笑む朋也くん。
優しいけど、虐められている気もする。
大切に、弄ばれている…それが心地良い。
脚を下ろして、上げて、曲げて、伸ばして。
突いて、休んで、キスをして。
「美紀さん、ジブンのこと、好きっすか、」
「好き、だよ、好き、」
「うれし…ん、あー、イきそ…やだな、もったいない」
「おかまい、なぐッ」
どうぞお先に、飛びそうな意識の中で朋也くんを優先する。
女は簡単にはイけないし、時間が掛かってもダレると思う。
しかし朋也くんは火が付いたのか、
「うつ伏せになって下さい」
と私を転がした。
「あふッ♡」
「逃したくないんすよ、この波を」
「にゃに、いっで、るッ♡ふアぁ♡」
ゴリゴリ抉られる、段差を朋也くんが駆け足で登って来る。
内壁に穴でも開ける気なの、見えないけど腰のグラインドが力強くていやらしい。
正常位でも叩かれた同じ所を違う角度から責められる、うつ伏せになると襲われている感が強くなる。
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