パパ活は塾の帰りに。

茜琉ぴーたん

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 翌朝、目を覚ますと赤坂くんの姿は無く…なんてこともなく、あんぐり口を開けて僕の隣で寝ていた。
 唇の端にはよだれ、むにゃむにゃと揉んではまたパカっと口が開く。その口の上にはうっすらとヒゲが伸びており、彼も男の子なんだなと当たり前のことを感じた。
「(僕も伸びてら…カッコ悪くないかな…)」
 普段のスーツ姿から私服に変わると幻滅するなんて話もよく聞くが、赤坂くんはそうならないだろうか。

 静かに起き上がり、肌着と部屋着のスウェットを着る。
 床には昨夜脱ぎ落とした服や肌着が転がっており、その余裕の無さに当事者ながら恥ずかしくなった。
「(イカせられなかったんだっけ)」
 途中止めになってそのまま寝てしまったが、昨夜は強行する気力が足りなかった。
 赤坂くんは僕を嫌いではないが熱烈に好きでもない。快感は気持ちに関係なく湧き起こるものだから夜が盛り上がったとてイコールラブラブとはならない。
 やはり体が先だったことが全ての原因、よくよく考えれば通報されたって仕方ないような蛮行だ。
 賢者タイムでもないのに色んな後悔が襲って来て、寝起きの気分は最悪になった。

「…先生、おはようございます」
 ハッとしてベッドに振り返ると、赤坂くんが起き上がりペタンと座っていた。
「お、おはよう…良く眠れたかな」
「んー…はい、温かくて…」
「そうか、良かった…朝ごはんは何が良いかな、普段は何を食べてる?」
「あんまり食べなくても平気で…」
「そう、食パンあるから要れば食べてね。学校は間に合うかな」
 早起きでもない時間だったのでそう尋ねれば、赤坂くんは
「ギリ大丈夫だと思います」
とポリポリ頭を掻く。
 ぴんぴんと跳ねた髪、伸びたヒゲ。
 もっさり感が増した赤坂くんは余計に可愛らしく感じる。
「…そう、僕は今日は昼からだから」
「……小滝先生、それ、」
「うん?」
「ほら、」
 せっかく雑念を捨てようと思ったのに、赤坂くんは僕の股間を指差してヘラっと笑う。
 元気な20代の朝勃ちだ、モザイク無しの生々しさが自分のものながら寝惚けた頭にダイレクトに響く。
「あ、えっと」
「元気ですね」
「…生理現象だよ、仕方ない」
「先生は、夜しかエッチにならないんですね」
「…これからおっ始めて、学校をサボらせる訳にはいかないからね…」
そう言いながらも、僕の足はベッドの方へと吸い寄せられて行く。
 ギシとマットレスをきしませて、縮まる二人の物理的な距離。
「先生、舐めても良いですか?」
 ニコッと控えめに笑う、その顔が好みだった。
「…先生にも、舐めさせてくれる?」
 笑い返せば、可愛い顔がキョトンとなって、紅くなる。
「え、あ…」
「寝転んで、先生はこっち…別にイかせようとか考えなくて良いから」
「…はい……わ、あ……ん、」
 たがい違いに寝転んで、互いのモノを口に含む。本腰を入れてという訳でもないので横向きで、朝食代わりと言ってはなんだが軽く嗜む程度にと思った。
 僕は赤坂くんより身長は高いので気持ち背中を丸め、そうすると角度的にはちょうど良かった。 
「(お、おー…頑張るなぁ…気持ち良い…顔見れないのが欠点だな)」
 スイッチでも入ったのか、赤坂くんは張り切って僕の竿を愛でてくれる。深く咥えて、舌で転がして。じゅばじゅばと湿った音を隠さず、むしろ積極的に鳴らしていく。
 一方の僕はそんな彼を邪魔しないよう、れろれろと焦らすように横に上にと舌を這わせる。
 赤坂くんの腰がよじれて、「もっと」と叫んでいるようだ。でも立場上これ以上はねぇ、と意地悪にもてあそぶ。
「ぷはッ…せんせ、もっと、あの、」
「んあ?に」
「そんな、ちろちろ舐めないで、」
「そう?前菜みたいなもんだから、これくらいで良いかなって」
「…ッ…じゃあもぉ、下さいよッ…」
 視界から赤坂くんのモノが逃げて行く。
 代わりに真っ赤なお顔が現れて、我慢汁で濡れた僕の唇を奪われた。
「…塩っぱくない?」
「生臭い、れふッ…あの、先生、もう、」
「…随分と、エッチな子になっちゃったね」
「…先生がッ」

 「そうだね、先生が赤坂くんをエッチにしちゃったんだよね」、僕はそのまま体勢を変えて彼を組み敷いた。
「欲しい?先生のち◯ぽ」
びたんびたんと、白い腹を太鼓のように叩いてやる。
「…下さい、もう、おかしいんです、お腹の奥が、ズキズキして、痛いんじゃなくて、心臓みたいに、ドクドクするんです…抜かなきゃ学校行けません、でもひとりでスるのは…」
「ちゃんと言いなさい、赤坂くん」
 捨てられた子猫みたいな瞳が愛らしい。不憫で愚かしくて、劣情が沸き上がりこぼれるほどに魅力的だ。
 実際に溢れたから、僕らはこんな関係なのだが。
「せ、先生の、ち◯ぽ…あの、」
「うん、どこに?」
「…ッここ、僕の、あ、アナル、お尻、に…」
「(言い直した、可愛い)」
「挿れて、下さいぃ…」
顔から湯気が出そうなくらい赤面して、赤坂くんは悶える。
 男を知ってまだ2日だというのに、大した淫乱だ。
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