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しおりを挟むさて、初めてメッセージを交わしてから半月…真澄と菫は順調に連絡を取っている。
初売りの結果を尋ねたり、正月に食べた物を話し合ったり。
あの初対面がマッチングした日だとすれば、今は相性を窺う大事な期間である。
業務連絡で通話した際には談笑したり、心の距離が縮まりつつある。
まるで文通や遠距離恋愛の世界、踏み込むにはまだ早いかと真澄はヤキモキしていた。
そんな折…近隣店と合同で新年会を催そうという話が湧いて出た。
発起人は二人のキューピッドである大牟田で、合同と言いつつ誘ったのは本店と北店の商品管理室メンバーだけであった。
表向きは「横の繋がりを強固にしようよ」で、真澄も菫が来るのならばと参加することにした。
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