跳ね馬の恩返し—元ヤン娘は商店街の華になる

茜琉ぴーたん

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「…んッ♡あは…ぴくぴくしてる…じわじわ、満ちてる感じする…」

「詩的、だな…あー…なんだ、まーやのナカ、良い…こりゃ、たまんねぇな…」

「和樹くん、もしかして童貞?」

「ちげーわ…気分的なもんかな、包容力というか…あ、そーいや俺、久しぶりだったわ」


 思い起こせば、和樹はここ数年は性に無縁な生活を送っていた。

 そこまで熱が溜まることも無く、発散したいとイラつくことも無く。

 おそらくそれが性分なのだろう、恋人がいれば違うがフリーなら性欲というものに関心が向かなかった。

 自慰行為はしばしばと本人は自覚しているが、実は最後に致したのは半年以上も前だった。

 それも朝勃ちが治らないから抜いただけ、その頃は真綾と親しくなっていたがオカズにもしていない。


「そぉ、なんだ」

「ん…あー、慣れてきた…ごめん、重かったな…ったく、男らしさなんてカケラも無いわ…ん、真綾、痛くないか?」

「らいじょぶ…ん…あ、むずむず、する…ふふッ♡良いね、ラブラブしてる感じ…和樹くん、好き♡」

「あぁ、真綾、可愛いな…待たせてごめんな」


 ちゅっちゅと口をついばんでは共に揺れる。

 汗が流れて互いの肌で飛沫しぶきになる。

 ぎっちり詰まっていた肉が潤滑剤でスムースに動くようになり、スキンの摩擦もあり凹凸が内壁をポコポコと殴る。

「ふッ…あ…」

「真綾、声、我慢しなくて良いんだぞ」

「あ、そっか…クセで」

「寮だと、静かにしなきゃ隣に聞こえるってか、スリリングなことしてんなぁ」

「ひゃあ♡」


 馴染んでくると鍵穴と鍵のようにピッタリ感が心地良く、奥の壺のようなスペースに先がスポンとハマっては抜けて良い所を叩く。

 段々と真綾の声も伸びが良くなり、和樹も調子を取り戻して来る。

「真綾、ッあー、俺を、好きになってくれて、ありがとうな、」

「こちら、こそ、だよッ…私を、見つけて、くれて、ありが、とォっ♡」

「俺のだ、なぁ、ゆくゆくは、俺の子、産んで欲しい」

「ゔ、ん、ふへぇ♡嬉しー…」
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