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11…美味そうに食べてよ

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「ッッあ!あ、アっ、ッひッ…ら、めェっ」

「ん、擬似中イキな、クリとGスポットの合わせ技一本」

「なに、っア、あ、やらッ、抜い、っヒん…」

「待ってね、この興奮、しばらくキープして、」

「やら、や、あ、あ、」

 正味1分ほどだろうが無限に感じる指責めタイムで私の膝も腰も相当に暴れて、指が抜かれた時には壊れたおもちゃみたいにくたっと脚が倒れた。

 口からはよだれあごまで伝う。

 股が熱くてじんじんする、これから彼を迎える準備は万端で…このたかぶりを逃さずにいたいと目を閉じてそのことだけをイメージする。

 そしてその間にスキンを装着した雅樹さんは特に何も言わずくように、私の中へと入って来た。


「おわ、良いね」

「あッ…あ、」

「さっきのビクビクの余韻、ぬるぬるでやらしいな、美羽ちゃんのお口は」

「ひィ…口じゃ、ら、い、」

「上からも下からもヨダレ出して、エッチだねぇ、」

「ひゃウ…」


 初めての快感だった。

 人工ではなく天然の潤滑剤がこんなに溢れるのは初めてのことだった。

 雅樹さんはそれなりに立派なものをお持ちだし奥にトントンと当たってぞわぞわ腰が退ける。

 もう少し押されたら痛い所に付きそう、でもそこに行き着くまでに気持ち良いポイントがあって通過するモノがそこをぺしぺし刺激して行くもんだからもっともっと欲しくなってしまう。

「浅いな、痛くない?」

「いだく、なりそぉ、」

「やめる?」

「やめ、らいれェ」

「うん、」


 彼は私の体が強張るギリギリの所で突くのをやめて抜き差しして、ごりごり壁面をえぐって腰の動きも少し緩やかにした。

「美羽ちゃん、気持ち良い?」

「は、イ、」

「下のお口、食いしん坊で可愛いよ」

「うえ、は?」

「もちろん可愛いよ」

 さっきまで下のお口とキスしてた唇で私に触れる。

 粘液は彼のものか私のものなのかもう分からない。

 とろけるってこういうことを言うんだろう。

 頭がぽうっとして汚いとか考えられなくて、ショッピングモールで雅樹さんが発情したみたいに無心で薄い唇をんだ。

「ふゥ、」

「マジ気持ちいわ、美羽ちゃん、美味い」

「は、ぁ?」

「美味い、最高、離さねぇ」

「へ、ぇ、」

「もっと食って、俺のち◯ぽ、美味いか?あ?」

 オラオラ度が増した彼は左手親指を私の口に突っ込み、自らを食材として私に食わせて舌の感触を楽しむ。

 これも欲を満たすために編み出した技なのだろう。

 内頬を撫でてみたり歯の裏を擦ったり、指まで食糧として差し出すのは奉仕精神なのかSなのかMなのかあるいは両性なのか。

「おいひい、れふ」

「うん、俺も美味しい…マジ幸せだ、美羽ちゃんエロいし最高」

 頭に血が昇ると褒め言葉のパターンも一辺倒になる。

 言語なんて無くとも止まらない腰が色んなことを示してくれてはいるけど、それでも直接的な賛辞は同じく血が昇っている私にとっても最高に有効だった。

「ましゃきしゃ、えっちィ、気持ち、い、は♡」

「エッチ?」

「お顔も、体も、あ♡全部、カッコいい、えっち♡」

「サンキュ」


 吠えて、鳴いて、乱れて暴れて、雅樹さんはスキンがズルズルになって抜け落ちてしまうまで奮い…最後は猛々しく天を向いて果てた。
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