海の彼方のトティアス 〜船員さん、異世界へゆく。海に沈んだ世界で絆を育み生き抜く、普通の男の物語~

万年ぼんく

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第一章

第五五話 ギックリ艤装①

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「「「先生っ――――!」」」

 海賊を成敗した乗組員が集まってくる。ゼクシィは穂積の腕の中で安らかな寝息を立てていた。

「ゼーク! ホヅミ、ゼークは大丈夫なのかい!?」
「セーラさん。大丈夫です。クリスの『レギオン』を注入して、事なきを得ました」
「それじゃ、ホヅミさんは……。『レギオン』の魔力搾取をまた一人追加で背負ってるってことじゃないですか!? だ、大丈夫なんですか!?」
「大丈夫みたい……よく分からんけども」
「そ、そうですか……。と、とにかく! 先生を……! ゼクシィさんを助けてくれて、ありがとうごさいましたぁ! くぅ……!」
「ロ、ロブ君……。イケメンが台無しだよ? 恋人を助けるために、出来そうなことをしただけだ。大したことじゃない」

 ゼクシィの身体についた血糊を拭き取っているクリスの頭をガシガシと撫でてやる。

「クリス! よくやったな! みんなが助かったのは、クリスの魔法のおかげだ!」
「ホヅミさま……。えへへ……。見ててくれましたか……?」
「おう! もちろんだ! クリスは可愛いし、やるときはやる強い子だ!」
「ホヅミさま……!」

 感極まって抱きついてくるクリスを、ギュッと抱き締めてやる。

(嫌なことも思い出しちゃっただろう。ちゃんとケアしてやらないとな……)

「チェスカ! アンタ大丈夫だった? 怪我はないの?」
「はい。グランマさん。私は大丈夫! なんか……、――変な感じ!」
「いやぁ。大したもんっすよ。よく我慢したな」
「今度、焼き物の仕込み教えてやる」
「ひひっ! ホントですか!? 遂に私も一人前!」

 チェスカも長時間人質に取られていた割には、いつもと同じ元気印だ。

(なんか、よく分からないことも言ってるから、少し不安定かもな……当たり前か)

「船橋楼にいた海賊は全員始末したわさ。あと、そいつが親玉さね」
「乗船したギャングの人数と照らして、掃討は完了したと考えられます」
「曳船のビクトリアとジョジョさんには?」
「連絡手段がありません。下手な通信は船長たちに不利に働く可能性もあります」
「メリッサさん。ビクトリアとジョジョさんだよ? 本船の状況が不明だから動けないんじゃない?」
「航海長。どう思われますか?」
「うーん。一つ、気になってるだわさ」
「何です?」
「こいつらの母船を見てないさね」

 海賊は曳船を乗っ取り、そのまま隠れ蓑に利用した。ならば、本来の海賊船がどこかにいるはずである、とセーラは懸念しているのだ。

「それは……ヤバいですね」
「ヤバいさね」

 ビクトリアとジョジョは曳船の中。曳船内の海賊の人数は不明。海賊船の動向は不明。本船の海賊は掃討済み。

「曳船へ増援を送るのはどうですか?」
「――っ。ほう。それはアリだわさ」
「危険ではありませんか?」
「メリッサさん。今、最も必要なものは何?」
「…………情報。でしょうか?」
「確かにそれも大事。でも、一番欲しいのは、推進力だ」
「――! 確かにその通りです! 一刻も早く曳船に通常業務に戻ってもらって、曳航準備を整えなくては!」
「それは最善だ。だけど、それが出来ない可能性がある。いや、たぶん出来ないと思う」
「何故です!? 曳航できなければ本船は動けないんですよ!?」
「あの海賊が曳船の乗組員を生かしておくと思う?」
「――――っ! それは……くっ! あの卑怯者ども!」

 正義感が強いのはメリッサの長所でもあるが、同時に弱点でもあるようだ。自分の正義が通じる相手にしか太刀打ちできない。

(眩しいよ。目がくらむ。俺みたいなオジサンには、メリッサさんは眩しすぎる)

「こちらから人を送る目的は三つ。ビクトリアとジョジョさんへの伝令と情報収集。曳船の乗組員に生存者が居た場合の安全確保。そして、最大の理由が――、予備魔力カートリッジの接収だ」
「ホヅミくーん。確かに曳船は複数のカートリッジを持ってる可能性は高いよー。でも、それは火事場泥棒というんじゃないかなー?」
「海賊に完全に乗っ取られた曳船は、最早、治外法権です。これは非常時の緊急避難。なんとでも言い訳できますし、全部、海賊のせいにしてしまえばいいんです」
「ホヅミ。アタシゃ、アンタのこと気に入ったさね。あの子達の叔母として鼻が高いよ」

 海賊ギャングたちの不注意によって本船における状況は一旦の終了を見たが、乗っ取られた曳船に加えて敵母船の脅威は未だ健在。

 こちらの位置座標は知られていると見るべきで、一刻も早くビクトリアとジョジョに合流し体勢を整えなければ逃げることも覚束ない。

 ただ、つい先ほど海賊たちの悪辣さを見せつけられた穂積は自身の甘さを痛感し、同時に静かな怒りに燃えていた。

「そ、それでは、曳船の魔力カートリッジを失敬して、本船の推進魔堰でオプシーへ向け避航するということですね? その場合、曳船を放置することになりますが」
「生存者がいたら助けてやればいい。船を奪われたのは彼らの責任だ。こちらとしては損害賠償請求だってすべきだ。――ただ、俺は逃げたくはないな!」
「まさか、戦おうってのかい!? 言っとくが、ウチのクルーは戦闘集団じゃないよ?」
「まさか! 戦いませんよ? ただ一方的に沈めるだけです」
「――――っ! ハハハっ! 曳船の魔力カートリッジは火力に使うってことかい!?」
「海賊船が出てきたら、それもアリだと思います」
「いいさね。気に入った。スターキーは好きに使って準備しな。ただし、日没以降は逃げの一手だ」
「了解しました。できるだけ沢山のカートリッジをお願いします!」


**********


 戦闘準備中――準備は十分足らずで完了した。

「久しぶりの海戦だ! 行くぞ! 野郎ども!」

 おかしい。戦闘集団ではないと言っていたはずだ。

「「「おおおおおおおおおおおおお!」」」
「「「先生の仇!」」」
「「「クリスたんの仇!」」」
「「「チェスカの仇!」」」

 明らかにカチコミを掛ける前の戦闘集団である。

「あっついなー。スターキーさん。ナニアレ?」
「セーラさんを筆頭に、血の気の多いのが集まるとあーなるのー。ちなみに一番、血が多いのは船長」
「大丈夫です? アレ? 戦術とか、作戦目的とか、分かってる?」
「…………いけるさー」

(すっげ! 〇ンピースの世界! ハーレム王に俺はなる!)

「じゃあ、とりあえず戦闘は熱き血潮滾ちしおたぎる方々にお任せして、コッチは海賊船を沈める準備を始めましょう」
「ホヅミくーん。何気にキレてるよねー? 血の気、多くないー?」
「スターキーさん。それ、トムさんにも言った方が。あの寡黙で温厚なナイスミドルが。もうすぐ所帯を持とうって人が。元カノのためにブチ切れてアレに混じってるんですよ?」
「あっ。それは大丈夫ー。マリーもしっかりブチ切れて混じってるからー。ホヅミくんが増援送ろうって言ったときから得物取りに行ってたよー?」
「得物て……急にお二人の築く家庭環境が心配になってきましたよ」

 是非とも、穏やかな心温まる家庭を築いてもらいたい。血湧き肉躍るのは教育に良くないだろう。

「手伝いに来ました!」
「マジまんじっ」
「なんでも言いつけてくれ」
「クリスに手ぇ出したクソ賊をぶっ殺す!」

 頼もしい助っ人。司厨部の皆さん。

(別に戦闘に出なくても、十分、血の気多くない?)

 システマティックに、楽して海賊どもを排除するために、必要なのはもちろん浪漫兵器である。

「ありがとうございます! それでは、こちらの大筒を船首楼上甲板まで移送をお願いします!」
「はい、質問! これなんですか!?」
「はい! チェスカ! いい質問! これこそは――っ『ギルドアイギス魔術魔導レーザーアーセナル『バリスタ零式コラプスVer.2.1.3』』だ!」
「「「おおおおお! なんか、強そうな名前!」」」
「コイツは水平線に浮いてる海賊船を輪切りに――っ出来る!」
「「「えええええ!? ヤバいじゃん!(マジまんじ!)」」」

(ていうか、ボイルさん。さっきからマジまんじって。……イソラ? 言語理解生きてる?)

「今からコイツの砲台を造ります。造るのはもちろんこの人! 我らがビクトリア号のアイドル! クリスたん!」
「「「「クリス! クリス! クリス!」」」
「ホヅミさま……。ボク恥ずかしい……です……」
「見よ! この恥じらいの権化! これぞ至高! 可愛さ百パーセント!」
「「「「クリス! クリス! クリス!」」」
「ボ、ボク……かわいい……? ホヅミさまが……可愛いって……えへへへ……ぐへぇ……」
「……偶にメンヘラっぽくなっちゃうけど、コレはこれで――イイっ!」
「「「「コレはこれでー!」」」」

 クリスを出汁に十分士気を上げたところで、重量物を人海戦術で運搬する作業が始まった。魔堰というのは比較的軽い。

 しかし、この大筒は長さ二メートル、直径一メートルと、魔堰の中でも大型の部類。

 クレーンなどは無いので、人間油圧ポンプジョジョが居ないと持ち上げるだけで腰をやりそうになる。

「ぐあー! ク、クリス……頑張んなさい……」
「グ、グランマさーん……!」

 まず一人脱落――。

 階段へ差し掛かる。結構な急勾配を四人で前後に別れて、持ち上げて運ぶ。

「待て! 速い! 押すな!」
「早く行け! 重い! 潰れる!」
「やめろぅ! 肩が削れる!」
「マジまんじ! マジ!」
「「「チェスカ!」」」
「はいぃ~! ホヅミさま! これを運び切ったら、是非! 私も妾に! テクには自信があいまああああ!」
「……。チェスカ……?」
「クリスさま!? 冗談! ご冗談!?」
「チェスカ……!?」
「こ、今度、男が昇天間違いなしの超絶技巧をデデデンで、痛い痛い! 削れる!」

 クリスとチェスカの姉妹仁義コントを挟みながら、何とか犠牲者を出さずに、甲板まで運んだかと思われたが――、

「ぐあー! ここは任せて、さ、先に行きな……」
「ベ、ベイカーさーん……!」
「何を任せろってんだ!」
「大変なのはこっからだっつの。マジ!」
「ベイカーさんがギックリ腰ということは、私が、焼方!? 先に行かせていただきます!」
「ぐっ! そういう意味じゃ……!」

 二人脱落――。

 船首楼上甲板への階段はさらに急になる。

 二本のロープを括り付け上から引っ張り、下から持ち上げる。下は勿論――、

「「「チェスカ!」」」
「クリスさま!? ドサクサに紛れてません?」
「気のせい……だよ……?」

 クリスは意外と図太いのかもしれない。海賊に犯されそうになった先ほどの悪夢は、記憶の彼方に忘却したようだ。

「ぐくくくっ! コレはムリぃ! 私は女の子!」
「そうだ! チェスカはプリケツが良さげな美人だ! だから、頑張んなさい!」
「ぐああああ! ホヅミさまー! 後生です! お情けを~!」
「ちゃんと、考えとくから! とりあえず、ガンバ!」
「ホヅミさま……? ナニヲカンガエトク……?」
「い、いやだなぁ! クリスとの未来予想図に決まってるじゃないかぁ~」
「「妾に怒られて、手を離すなぁー!」」

 もう、クリスからは逃げられない。満更でも無くなっていた。幼いウンヌンを脇におけば、クリスは可愛いのだ。

(俺はロリコンじゃない! ただ、クリスも好きなだけ!)

「ぐあー! マ、マジ、まん……じ……」
「くぅおーおおお! あ、あり得ない! 私、ひとりぃ~!」
「いかん! クリス! もういいから! 後で可愛がってあげるから! とりあえず手伝いなさい! チェスカが潰れる!」
「はーい……! ぐへへ……」

 三人脱落――。

 クリスのパワーが予想を大きく超えていた。司厨部で唯一の生き残り、チェスカの奮闘もあり、何とか、重量物人力運搬作業が終了した。

「ぜひゅー、ぜひゅー、ぜぴゅー」
「はー。チェスカ。よくやったな。毎回、頭が下がるよホント」
「やめてください。ホヅミさま。頭をお上げください。下の亀の頭をお上げください。私に~!」
「お前、ホント、清々しいよ! 俺は好きだ! そういうの!」

 あらゆるハラスメントを気にしていた穂積は今は昔。もう、するのも、されるのも、どうでも良くなっていた。

「チェスカ……?」
「ク、クリスさま? 何でござんしょ?」
「ちょーぜつぎこー……」
「え?」
「チョーゼツギコー……。教えて……」
「イ、イエス・ユア・ハイネス!」
「……どういう主従?」

 船首楼上甲板で砲台の資材を集めていたスターキーが呟く。

「若いっていいなー」

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