海の彼方のトティアス 〜船員さん、異世界へゆく。海に沈んだ世界で絆を育み生き抜く、普通の男の物語~

万年ぼんく

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第二章

第一二四話 親心? 馬鹿でした

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「十二年前はまだこの店は無かった。屋台で飲み屋の真似事をしてたが、地主に払う敷金が貯まらなくてな。もう諦めて田舎に帰ろうかと思っていたんだが……」

 ある日、買出しから戻ると綺麗な着物を羽織った女が屋台の前で行き倒れていたという。

「ハル姐さん……」
「そん屋台はどちらでおかまえに?」
「ここと遊郭の間の路地裏だ。遊郭通いの客目当てでな」
「なして……? ハル姐さん……」

 追放された遊女は自らスラムに流れるのが常だそうだ。ハルの行先には商店が建ち並ぶ繁華街。真逆の道を辿ったことになる。

「スラムにレストランは無いと言っていた」
「「姐さん……!」」

(……すげぇ人だな)

 先ほど見た梅毒患者は誰もが酷い状態だった。とても美しいとは言えないし、普通であれば、誰にも見られたくないと思うのではないか。

「当時はこっちも宿無しだ。屋台で寝起きしてたから、どうしてやることもできんと言ったら、ここで働かせてくれと言うんだ。たまげたね」

 ハルの持ち物は着物といくらかの化粧品のみ。屋台の裏手で一晩眠って、翌日には自ら身なりを整えて本当に働き始めた。

 化粧で吹き出物を誤魔化して接客、掃除や食器洗い、終いには水汲みまでやろうとするので、マスターは慌てて止めたという。

「ハルさんが来て二週間ほど経った頃から、客が増え始めた。ハルさんの常客だった人もいたらしいが、一見いちげんさんが何度も来るようになった」

 マスターはハルさんから常連客の大切さを学んだという。屋台に来ていた人の中には、今でも『マーメイド・ラグーン』に通ってくれる客は多い。

「遊女に入れ込む若い客に説教していたこともあった。そん時は怒って帰っちまったが、後日、そいつが来て、ハルさんの言う通りだったと泣いてたよ。どうやら、かなり貢がされた挙句、『さし』扱いされたらしい」

 ハルはころころ笑って愚痴を聞いていたという。その若者は遊郭通いをめて屋台に通い始めた。ハルさんが亡くなってからは地道に働き、数年前に自分の漁船を手に入れたらしい。

「第五艦隊が来て海獣の噂が立っても、アイツは漁に出てたな。オプシーにはそういう奴らが何人もいる。この店だってハルさんがいなきゃ無かっただろう」

 一ヶ月が過ぎ、二ヶ月が過ぎ、いよいよハルの足腰が立たなくなった。それでも上半身を引き起こして接客していたという。

 梅毒が頭に回ったのか、意識が朦朧とすることも多くなったが、客が来ると不思議としっかり応対した。

 地べたに敷いたゴザに寝そべるハルの周りには、大勢の客たちが車座を作った。

 その姿はまるで環礁の中の人魚のよう。

「後にも先にも、あんな綺麗なお酌をする人は見たことがない。ハルさんから一杯いでもらうために、大枚叩いてガラス製のグラスを持参した奴もいたよ」

 それから約一ヶ月後、ハルは常連客の見守る中で息を引き取った。

「宿を取るから最後くらいのんびりしようと言ったら、今が自分の売り時だと……あんたは稼ぐ事だけ考えろとさ……。ハルさんに稼がせてもらってたんだって、そん時になってようやく気が付いた。自分の馬鹿さ加減に涙が出たね」

 故人の希望により遺体は火葬に付された。ハルはマスターが熱量魔法適性者であることを知っていたらしい。水葬を手配する金と手間を考えたのだろう。

「最後は間夫にがれて逝きたいと、いきな嬉しい言い方をしてくれたよ」

 ハルの夢は叶わなかったが、マスターは五年前に念願の店をオープンした。

 店は屋台でのハルさんになぞらえて『人魚環礁マーメイド・ラグーン』と名付けられた。

 敷金の足しにしろと言われた着物は、未だに大事に持っているらしい。マスターは「我ながら女々しい」と自嘲して苦笑いを浮かべる。

 ナツとアキは泣いていた。

 ソフィーももらい泣きしている。まさか、自分の働く店の名前にそんな逸話があったとは知らなかった。

「ハルさんから言伝ことづてがある」

 ナツとアキは涙を拭い顔を上げると、ハルの間夫だった男の顔を見た。

「ナツとアキって娘がいるから、いつか二人揃って店に来たら伝えてくれと言われた」


『間夫はできたか? まだなら急げ。いるなら急げ。とにかく急げ。そんで、とっとと足洗え』


「「――っ!」」

 この世の地獄を見続け、最後まで遊女として生きたハルの遺言は、遊女の矜持など足蹴にするもの。

 娘に早く抜け出してもらいたいと願う親心だった。

(俺は大馬鹿だ……)

 チェスカの決意を尊重して、あんなスラムに置き去りにしていいはずがない。すべてを拾う事ができないなら、大切なものだけ抱えて逃げればいい。その他のことなど、知ったことではないのだ。

「チェスカ。やっぱダメだ。お前の下船は許さん」
「でも、ホヅミさま」
「デモもストライキもない。お前は連れてく」
「ホヅミさま……」

 穂積はナツに向き直る。

 ハルが何故、二人が揃った時に告げるようマスターに遺言を残したのか。マスターと同じく、穂積もハルに背中を押してもらった。

「ナツさん」

 本当に男というものをよく分かっている。ハルの掌の上で転がされているのだろうが、まったく嫌じゃないのが不思議だ。

「ナツさんの大切なものだけ、大事に抱えていくなら、いくらかかりますか?」
「ホヅミさん!?」
「一億とんで八百万です」

 カゲロが即答した。

 この男も、同じく転がされた口だ。

 真面目で情が深く、なかなか抜け出ようとしないナツに思うところがあるのだろう。

「どなたがついてきます?」
「新造が二名、キサラとヤヨイ。禿が四名、ムヅキ、ミヅキ、ハヅキとカンナ」
「分かりました。必ずご用意します」
「ありがとうございます」
「待ちなんし。カゲロ。しゃしゃりんすな。わちきはホヅミさんと床入りどころか、酌も致しておりんせん」
「ナツの姉さん。遊郭では金がすべてと教えてくださったのは姉さんでしょう。十二分なお身代かと」
「ナツさん。あなたはチェスカの家族も同然でしょう? 俺はチェスカのために、あなたを身請けするだけです。あなたの家族も同様です。床入りだの、酌だのは関係ない」

 ハルに焚き付けられた男たちは止まらない。

 ひょっとしたら、ハルが屋台の前に倒れていたのは偶然ではなかったのではないだろうか。娘たちの将来に繋がる何かを残すためには、スラムに逃げるわけにはいかなかった。

 そこまで考えていたとしたら、最早、神仏もくやという感じだが、死してなお、男を手玉に取るハルが凄まじい女であることは間違いだろう。

「チェスカ。悪いけど、そういうことだ。別の夢を探せ」
「……勝手でげす。ズルいでげす」
「お前をスラムに置いとけない。ナツさんも身請けする。身代金は……なんとかする」
「惚れた男にそこまで言われて、断れるわけないじゃないですか……」

 ラックが玩具の特許を取っているはずだ。それを売ればどうにかなるかもしれない。ダメならビクトリアに土下座だ。

「ホヅミさん。わちきのことは……」
「ナツさんもです。それとも遊郭がお好きですか?」
「そんなわけ! 好きなわけありんせん!」
「なら、身請けに応じてください。お話から察するに、避妊も感染症予防もまったく成ってない。そんなところに、あと六年もいたら、ハルさんと同じになりますよ? そして、今度はあなたが小指を切るんですか? ハルさんがそれを望むとでも? ムヅキちゃんたちにも同じ道を?」
「……ズルいでげす。そんな言い方」
「ナツの姉さん。もう十分でしょう? 養生処はちゃんと残ります。このカゲロが残します」

 ナツは逡巡の後、穂積に頭を下げて、

「謹んで身請けをお受けいたしんす。幾久いくひさしゅう愛しておくんなんし」
「いや、ナツさんはそういうんじゃ無いんで。新造とか禿の子達と一緒に働いて、いずれ返してください。無利子でいいです」
「…………」
「ナツ姉さん。ホヅミさまはこういう感じだから……」
「でしたら、せめて敬語はお止めなんし。おがみいす」
「……分かった。ナツも廓言葉じゃなくていい。意味不明なときがあるから」
「あい……」

 チェスカの下船はキャンセル。ナツの身請けが決まった。ついでに六人の少女がついてくる。

「遊郭に墓は無いんだよな?」
「ありません。水葬に出せれば上等です」
「あの養生処の土地は誰の?」
「あそこはわちきが買いました。お身代のほとんどはそのツケです。遊女が借金するには、馬鹿みたいな利子がつきましたから」
「ナツ姉さん……気張りすぎ……死んじゃうじゃない……」

 スラムの土地だ。オプシーでも最も地価は安いのだろうが、それでも借金をしなければ買えなかったのだろう。ナツの十二年はほぼそのために捧げられたと言っていい。

「マスター。ハルさんの遺骨ですが、『養生処ハル』の敷地内に墓を作って弔うのはどうでしょう?」
「そうだな。それなら本望だろう……グスっ。ハルさんは立派な娘さんを持ったな……」
「ありがとうございます。小指も一緒に供養もしよう。どうせならマスターに焦がしてもらった方がハルさんも喜ぶだろう」

 マスターは「是非やらせてくれ」と頭を下げた。彼が未だに独り身なのは、ハルさんを忘れられないからかもしれない。

 ナツは豊かな胸の谷間から小袋を取り出すと、中から淡く光る瑞々しい小指を取り出した。

「結局、ずっと姐さんにおんぶに抱っこでした……」
「ナツはハルさんより前に進めてる。あの養生処が、その証だ」
「ありがとうございます……。それも、こん小指のおかげでした」

 ナツとアキに一本ずつ渡されたハルの小指は、ソフィーが用意したトレンチの上に置かれた。

「ナツ。強化魔法を解いてくれ。小指の時間は二人と一緒に止まったままだ。これじゃ、何をしても変わらない」
「え……?」
「ホヅミさま? 止まったままって?」
「強化魔法は物質の時間を止める魔法だ。時空結界……伝説の結界魔法と本質的に同じものだ」
「兄ちゃん……そりゃ……」
「マスターもソフィーさんも内密に。帝国や教会に何をされるか分かりません」
「「ごくっ……」」

 ナツは小指に手をかざして、十二年の長きに渡り、かけ続けた魔法を解く。

「ハル姐さん……今までほんにありがとう……」
「ハル姐さん。おいら、間夫を見つけんした……」

 二つの小指を包む魔法の光は柔らかく輝いて、一瞬の後に虚空に溶けて消えた。

 六人は店の裏手へ出て、ソフィーが貯水槽の脇にトレンチを置く。小指の傍にしゃがみ込んだマスターの聖痕が光り、小指の先に火が灯った。

 長い時間を掛けて、小指はチリチリと焦がされ、徐々に形を失っていく。マスターの魔法は優しく愛撫するように小指を撫でて、骨の髄まで焦がしていった。

「ハルさん。済んだよ」

 トレンチの上に遺された骨と灰を六人で少しずつ骨壷に入れて、小指の供養は終わった。


**********


「では、マスター。葬儀の準備が済んだら、お迎えに上がります。おそらく明日になるかと思いますが」
「分かった。必ず行く。いつでもいいからな」
「ハル姐さんのこと、よろしくお頼み申します」
「ああ。もちろんだ。ナツさんも上手く身請けされることを祈ってるぞ」

 マスターに遺骨を預けて、養生処へ戻ると、チックとイーロが帰って来ていた。

 ヨハナの身請けは口外しないことを確約して証文を交わし、口止め料も込みで九百万ムーアで話がついたそうで、二人ともホッとした様子だ。

「チェスカはここで休んでろ。くれぐれも……」
「あい。魔法は使いんせん。安心しなんし」
「……なんでアンナだよ」
「こっちの方がホヅミさまの反応がいいです」
「ゼクシィ。見張っといてくれ。頼むな?」
「任せればいいかしら。本当に危ないし」

 ナツには養生処で待ってもらうことになった。遊女が日に何度も門を通ることは難しいそうだ。

「カゲロさんも、もう少しお付き合いください。身代金について相談して、すぐ戻りますから」
「もったいないお言葉。喜んで務めさせていただきます」

 チックとイーロには墓造りを手伝ってもらうことにした。養生処の裏には洗濯物を干している一画があり、ムヅキに聞いてみると敷地の角は空いているらしい。

「じゃあ、一旦ビクトリア号に戻りましょう。墓石を造るのに材料が要ります」
「おれたちが運ぼう。新素材か?」
「はい。材料が第五船倉に大量にありますんで、よろしくお願いします」
「ホヅミはどうすんの?」
「俺はラックンに相談事がある。ナツを身請けするから。彼女の新造と禿も」

 二人の目が点になって暫し。穂積が何をしようとしているか理解すると、

「「はぁ!?」」
「なに?」
「ナツさんって、あの高級遊女だろ? めちゃくちゃ高いんじゃないか?」
「しかも、新造と禿までって……聞いたことねぇぞ?」
「別に俺が欲しいわけじゃない。チェスカのためだ。金は真っ当に働いて、いずれ返してもらう」
「「……変なヤツ」」

 薄く雲がかかる太陽の下、ビクトリア号に向かって走り出した。

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