海の彼方のトティアス 〜船員さん、異世界へゆく。海に沈んだ世界で絆を育み生き抜く、普通の男の物語~

万年ぼんく

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第五章

第二九八話 ホットラインにて

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 エレベーターで地下二階に降りると、ジョジョも含めて全員集合していた。

「にいさん!」
「とりあえず大丈夫だ。当面の危機は去った」

 危険ではなくなったと聞くと、職員は皆、安堵の表情を浮かべる。パンチのおかげだろうか、子供たちは涙を浮かべつつも意外と落ち着いていた。

「リヒトさんは?」
「治療は済みました。生きてます」

 岬の地下ドックを整地していたフィーアが駆けつけ、リヒトも一命を取り止めたようだ。

「おまえ、アレ使ったんだろ?」
「じゃないと間に合わなかったわ」
「大丈夫か? チェスカに見てもらえ」
「平気よ。防護服も着てたし」

 レール上を走るトロッコのようなワイヤー巻き取り式の乗り物だが、速すぎて危険なので普段は物資の運搬にしか使っていない。

「にいさん。これはおかしいです」
「メリッサ、何が?」
「マニュアル通りに動いたら、にいさんだけ上に残ったではありませんか!」
「あー、それもそうだな。通信魔堰は避難した先にもいるよな。うっかりしてた」

 さらに設備自体に欠陥があった。

「すまん……うっかり壊しちまったぁ」

 エレベーターを使えないジョジョの避難経路は受付控え室の床扉か、工房への資材搬入口しかないが、搬入口は工房側から施錠されていた。床扉は口径が小さすぎて巨体が通らなかったようだ。

 あの床扉は下から鍵が掛かるようになっているのだが、それが簡単に壊れてしまってはシェルターにならない。

「……うほん! 今夜の避難で多くの問題点が浮き彫りになりました。ハード面の改善に努めて参りますので、皆さんどうかご安心ください」
「なんだそりゃ」

 もう夜も遅い。うたた寝している子もいるので、地下施設の説明は明日にして解散することにした。

「なぁ、たいしー」
「なんだ、パンチ」

 皆がエレベーターに向かう中で、パンチが列を外れて聞いてきた。

「ここって普段は来ちゃいけねぇのか?」

 パンチの質問に、子供たちが足を止めて振り返る。

「なんだ、来たいのか?」
「……おう」
「なんで?」
「……拭くくらいできる」

 パンチの視線は半透明の扉の一つに向けられていた。重篤な梅毒患者が隔離されている病室だ。

 彼女たちを蝕んでいた梅毒菌はチェスカの治療で消えているが、中には末期を過ぎた患者もいた。既に末端や脳が壊死し始めていて、死を待つばかりの黒紐の人々だ。

「わははははははははっ! パンチ! お前を看護大臣に任命する! 後でこのフロアに降りられるカードをやろう!」
「かんご? だいじん?」
「あの人たちを世話する責任者ってことだ。給金もやろう」
「世話って……何すりゃいいんだ?」
「それは今から学べ。チェスカやフィーアや、周りの大人たちに聞いて覚えろ」
「わかった」
「そして、最後までやり遂げたら、最下層に降りることを許可してやる」
「最後まで……? あー」
「……頑張れよ」
「……おう」

 ビクトリアやゼクシィの行動にくじけかけた心を救われた気がした。

 パンチはこの世界の誰よりも強い人間の一人だ。

 彼が弱さを自覚した時、彼の中できっと何かが始まるだろう。

(俺はもっと強くならなきゃな……ガキンチョに教えられるとは)

 とりあえず、シェルターの床扉を設計し直すところから始めよう。


**********


 翌朝、医務室のバルトとリヒトが目を覚ました。

 ハインが看護に付いていたが、一時は危なかったのだ。

 最悪の結末にならなくて本当に良かったと思いつつ、頭を下げることしか出来ない。

「バルトさん、リヒトさん。昨晩は大変な目に合わせてしまい、申し訳ありませんでした」
「やめてくれ大使。気配を消していない人間に気付かなかった……なまっている証拠だ」
「私は殺気だけで行動不能になりましたから、足手纏いにしかなっていませんので」
「ビクトリアとゼクシィのことは、その、なんと言っていいか……」

 首を傾げるバルトに苦笑したハインがフォローを入れる。

「ニイタカさん。一日で敵味方が入れ替わることなどよくあります。特に遭遇戦は先手必勝。即殺は常識ですよ」
「だったら尚更です。俺が行動に制限を掛けました」
「それも、よくあることです。バルトの言う通り、訛っていた方が悪いんです。平和ボケですね」

 もう一度頭を下げて、医務室を出た。

 傷付いた二人の前に長くいると、煉獄がジレンマに焼け付きそうだったから逃げてしまった。

(あー、なんか楽しいこと無いかなぁ)

 あんな事の後ではリコリスをでに行くことも出来ない。

 書庫からアルローの歴史書を数冊持ち出して、執務室のソファに座って読んでみた。

(全然……面白くない)

 年号の暗記くらい面白くない。

 もっと伝記的な読み物を想像していたのだが、淡々と時系列に並ぶアルロー史上の大きな出来事、各島の勢力図と当時の有力貴族家や、帝国との関係性が書かれているだけだった。

(誰それが誰それに嫁いでその子供が……どうでもいい)

 肝心の、その人物が何を成し、どう生きたかが載っていない。家系図を文章に起こしたような、そんなくだらなさだ。

 アルロー諸島の歴史年表くらいの情報しか得られなかったが、諸島全体における勢力圏の変遷を見ていくと、特異な点が一つだけあった。

(気になるのは……極東連邦)

 アルロー諸島連合の東にある『極東連邦』だが、非常に歴史が古い。

 国名はちょくちょく変わるのだが、どうも他勢力が勝手に呼び方を変えているだけで、その鎖国体制は大災厄からずっと変わっていないように記載されている。

 海図を見れば、最東端の大島はかなり大きい。セントルーサ島の倍以上の面積がある。

 狙われないはずは無いのだが、大島の西に連なる小島の防衛線が死ぬほど強固で、抜かれた事例は数えるほどしかなく、いずれのケースでも敵勢力はすぐに撤退している。

(現在のアルローとの関係は比較的良好。毎年、鑑定のためだけに子供を送ってくると。その子たちは鑑定が済んだらすぐ帰る……鑑定料は?)

 最大の特徴は女神教会が無い国であるということ。

 世界中に拠点を構え、主要な地域に異端審問官を配置し、有力者の家に間者を潜り込ませている教会の組織力は伊達ではない。アジュメイル家にも、しっかり入り込んでいるらしい。

(それを跳ね除け続ける国か……可能なの?)

 デント教皇が放置している理由が分からない。

(絶対に異端者が……ん? …………あっ!)

 すぐにルーシーに通信を入れようと席を立った時、執務室の扉がノックされたのでこちらから開けた。

「ひぁ! も、もう、ホヅミさん。応答せずに自ら出迎えるのはやめてください」
「ナツ、どうかした?」
「来客です。貴族ではないので安心してください」

 貴族の相手は面倒臭いし仕事にならないので、知り合いか、島外からの訪問者か、直接的な利害関係者か、緊急案件で無ければ居留守を使うことにしている。

「誰?」
「カントさんです」

 貴族ではないが、面倒臭くなりそうだと思いながら応接室へ向かう。要件はなんとな~く分かっていた。

「オーナー!」
「はい、カントさん。お久しぶりです、お元気そうですね。良かったです」
「いいわけあるかい!」

 カントの要件はやっぱりVLTCだった。

「何してくれとんじゃあ~っ!」
「俺がやったわけじゃないでしょ? そもそも大使館はVLTCプロジェクトに絡んでません」
「発案者じゃろが!」
「アイデアをビクトリアに提供しただけです。彼女が主導してたのはご存知でしょうが、今ちょっと調子を崩してます」

 現在、VLTCプロジェクトはギジュメイル家が所管している。もちろんスターキーが関わらせて貰えるはずもなく、新素材の価格高騰によって船には悲劇が起こっていた。

「儂はなんもせんぞ! も~う知らん! 絶対なんもせんぞ!」
「ですよねー、せっかく新素材を切り詰めて安く造れるように設計したのに」
「ありゃ、もうダメじゃ! ちょっと走ったら折れる!」
「それ、ヒービン社長に報告「した!」ですよねー。お手隙になったら教えてください」
「アレか! もう手ぇ出しとるぞ! 奴らは新参だが、さすがに腕は良い!」
「よかったです」

 ヒービンも頭を抱えているだろう。船主が自分の資産をどうしようと、管理会社に止める権利はない。

 船舶の検査基準と法制度が無いため、誰にも止められないのだ。

「ちょっとモリスさんも連れて来てくれます? 一番大事なトコなんで」
「わかった! 明日来るようにうとく!」
「ですから、今日のところは「それでな、聞いてくれやオーナー! アイツら白海豚の装甲板を粉々に砕いとるんじゃぞ!? 何しとるんだ聞いたら、無礼とか抜かしよってからに! 何ぃしとるんだっ聞いちゅうだけじゃろが! なんべん聞いても答えんで、ギジャメールの本家に行こうとしたら、今度はヒービンが止めよるんだ、あの社長!」……大変ですねぇ」

 愚痴を聞かされ続けて二時間後、カントはやっと帰ってくれた。

 おかしくなったVLTCプロジェクトのダメな部分は大体分かった。


**********


『ホヅミ大使。このように『ほっとらいん』を便利に使われると、わたくしもついつい勘繰ってしまいます。よもやとは思いますが、わたくしをスケコマされるおつもりでは御座いませんわよね?』
「『スケコマされる』って動詞は始めて聞きましたよ。勉強になります」

 通信室からルーシーにTELしていた。

 彼女の言う通り、ホットラインとは頻繁に使われるべきものではない。

 だが、今のアルローではホットな話題が次から次へと出てきて、一向に冷めてくれないのだから仕方がない。

「俺は門外漢なんで、よくわからないんですけど、このじつの無い新素材バブルは弾けるとヤバいんじゃないでしょうか?」
『……貴方とお話ししていると、わたくしも口調が乱れてしまいそうで恐ろしいですわ。時と場合で使い分けるのは大変結構なことですが、使いこなせないようなら、やめた方がよろしくってよ』
「よく言われてました。キャラがブレブレだと」
『そのバブルですが、おっしゃる通りです。エン硬貨の効果ですわね。あら、わたくし上手いこと言ってしまいましたわ。おほほほっ……失礼いたしました』
「誤解を解くことで止まらないものでしょうか? 硬貨と船殻フレームは別種の素材です。VLTCの骨を削っても偽造硬貨かねになりませんよ?」
『淑女の冗談は無理にでも笑うものですわ。それをサラリと流す、甚だ失礼なホヅミ大使。ここだけのお話とさせてくださいませ。まだ確証が御座いませんの』
「あー、硬貨と効果ですね! わははっ! ……失礼しました」

 ルーシーの子飼いが調べた情報によれば、現在、削られているのは真白の新素材のみ。そして価格が高騰しているのは、新素材のインゴットらしい。

「エン硬貨とインゴットに何の関係が?」
『新素材が金銭に変わると、その発想だけで十分だったのですわ』

 大使館から販売されているインゴットは甲種の各素材。見た目はどれも真っ白で見分けがつかないが、素材ごとに質量が異なる。

 乙種は板ガラスの代替品を販売しているが、これはインゴットではなく製品として出荷している。

 丙種は加工が難しく、そこそこ錬成魔法に熟達しないと使えないため、素材としての販売先は限られる。水道管や板ガラス用の水密パッキンシートは売れ筋商品だ。

 インゴットは輸送コストを削減するため、塩結晶と同様に規格化され、形状と大きさには決まった種類が存在する。

『その規格化の妙案を逆手に取る者がいるようなのです。細かく砕いた素材を型に押し込み、低温で焼き固める……だったと思いますが、そのような類似品が量産されております』
「焼結金属みたいな感じですね。空隙くうげき率によってはかさ増しになるのでしょうが……もったいないことを」
『もったいないとは、どういう意味でございましょう?』
「焼結は有用な技術なんです。木材由来の新素材で可能なのか分かりませんでしたから、まだ大使館でも実験してません。極度に忙しいので!」
『その点についてはお詫びさせていただきますわ。それで、もしよろしければ『ショーケツ』について教えてくださいませ』
「……昨日の今日で遠慮が無くなってきましたね。わかりました。といっても、俺もメーカーじゃありませんので一般的な概要だけです。あと、俺が知ってるのは焼結金属だけです」
『構いませんわ。わたくしはそれを存じませんし、お手軽にモノを尋ねられるお方もおりませんの』

(俺はお手軽だってか? くそ……だが、教えよう。やめろと言っても止まらないからな!)

 焼結金属とは、金属製の粉体を溶融点前後の低い温度で焼き固めたものである。

 粉同士の点接触で繋がるため非常に優れた耐久性が得られる。金属粉体の大きさでエレメント内の空隙の大きさを調整する事が可能。

 樹脂やセラミック、ガラス等の製品とは違い、耐久性に優れる点が長所である。

 ちなみに新素材も高い耐久性を持つが、木材由来の産物なので元来の性質は樹脂に近い。

 焼結金属の場合、耐熱・耐圧・耐衝撃が主な特徴となる。新素材を焼結したらどのような特徴を得るのかは不明。

 洗浄する事によって繰返し使用可能であるため、エコとコストパフォーマンスに優れているのも特徴の一つ。

「さらにさらに、粒が三次元に絡み合って焼結されているため、非常に高い濾過ろか能力を発揮します。要するに、焼『お待ちあそばせ』結された粒の間隙に液体を通すことで粒径に『お待ちになって』応じた異物の除去が『待って! 待てぃ!』……何ですか? まだ『文伝で送ってくださいまし!』……わかりました」

 穂積のマシンガンうんちくにルーシーの優雅さが音を上げた。穂積は始めて勝ったと思っているが、全然そんな事はない。

『つまり、焼結されたものは水を通すんですわね?』
「その通りです。建材に使っちゃダメですよ?」
『……それはフラグというものではなくて?』
「ですよねー。ギジュメイルは土建屋ですから」

(なんでルーシーさんにTELしたんだっけ? ……えーと……あっ)

「実はお願いがあります」
『なんでございましょう?』

 嵩増焼結に盛り上がって、本来の用件をすっかり忘れていた。

「極東連邦の連絡先を教えてください」

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