海の彼方のトティアス 〜船員さん、異世界へゆく。海に沈んだ世界で絆を育み生き抜く、普通の男の物語~

万年ぼんく

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第六章

第三九三話 サイドムーア⑩

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 マーメイド・ラグーンにハンバルから通信が入った。イーゲントでも情報部の待ち伏せに遭ったらしく、危険なドロシーも投入されていたそうだ。

『飛行魔堰を寄越してくれて助かったよ』
「それは良うございました。ハンバル殿下がご無事で何よりですわ」

 ルーシーは内心で歯噛みしていた。時刻は既に深夜を過ぎている。リヒトは活動限界を迎えて暴走し、捕虜を殺そうとしたためナツに締め落とされて行動不能。

 飛行魔堰から降りていたのが幸いだったと言うが、当初の予定ではナツとメリッサを拾って帰ってくるだけの任務だった。捕虜を何人血祭りに上げようと構わないが、ハンバルは元よりひょっとしたらナツやメリッサにも危害を加えかねない。

(それはそれで、別に構いませんが……さて……)

 穂積の周りの女たちを見ていて気付いたことがあった。義姉たちやフィーアは少し毛色が違うものの、彼女たちの多くは互いに親愛の情を持っているわけではない。むしろ当然の如く他の女は邪魔だと思っている。

(ナツさんがブレなければ問題ないのでしょうが、あの方も徐々に……)

 彼を取り巻く環境が危険過ぎるので協力しているだけで、すべてに片がつけば思い思いに動き始めるのだろう。

 正妻や側室は互いの家の立場で割り切っていて当たり前。そんな貴族家の常識を知るルーシーにはよく分からない感覚だった。

(あれだけ激しく愛されれば仕方ないのでしょうか……まったく罪な御仁ですこと)

 自分も抱かれれば解るのだろうかと思うと、怖いもの見たさの好奇心が先に立ち動悸が激しくなるが、ドキワクしている場合じゃない。

 通信魔堰越しに居るのは恋慕の君とは似ても似つかない帝国皇族。昔の自分なら猫撫で声を発して媚を売っていたであろう相手だ。

「して殿下。今後はどうなさるのです?」
『それなんだけどね、僕はこのまま身を隠そうと思う』
「それがよろしいかと存じます。捕虜の扱いはお任せしてよろしくて?」
『あちらの部隊長と話をつけたよ。僕としても戦力は欲しいからねぇ』

 自分勝手だし面白味の欠片もない結論だが、それが最適解だろう。二人の衛兵と出戻り情報部二十二名を引き連れて何処かに引き篭もり、好機を待ちたいと言うなら止める理由は無い。

 衛兵たちの立場は微妙だが表向き重用することで翻意を防ぎ、皇帝が用意しているトカゲの尻尾カルタを利用して自分の立場を守るつもりだ。

(清濁併せ呑む度量はあるようですが……困りましたわね)

 マーメイド・ラグーンの包囲は続いているが、敵部隊は突入を躊躇っているようだ。相手の指揮官がカルタだと聞いてその理由にも得心が入ったが、ハンバルは皇帝の保険に便乗して彼女を切り捨てるつもりだろう。ここでの逃げの一手はそういう結末を読み切ってのことだ。

「困りましたわ~。十賢者が経営するお店ですから踏み込むにも覚悟は必要でしょうが、襲われたら一溜まりもございません。ナツさんとメリッサさんの回収だけで済むと思っておりましたもので……どう致しましょう」

 もし突入して来ても玄関と裏口にイジスとワグナーを配置してあるので時間は稼げるものの、リヒトの行動不能が痛すぎる。この領域の気配を警戒しているのだろうが、犠牲を覚悟で強行されたら戦端を開かざるを得ない。それは出来れば避けたかった。

『不運としか言いようがないけど済まなかったねぇ。代わりとしては足りないだろうが、僕が乗ってきた馬車は差し上げよう。イーゲント一の馬を購入したから使ってくれたまえ』
「まあまあ、お馬さんですか? ありがとう存じます」
『……おほん。メリッサ殿が御者を務めている。なかなかの乗馬センスだったけど、牽引は勝手が違うようだねぇ』
「まあまあまあ、飛行魔堰が地面を? さぞかし愉快な光景でしょうが、走れるのでしょうか?」
『……うほん。イーゲント一の馬が二頭、くつわを並べて爆進しているよ。帝都まであっという間さぁ』
「まあまあまあまあ、一番のお馬さんを二頭も頂けるのですか? それはそれは、誠にありがとう存じます」
『……えへん。なぁに、大したことはないさぁ。はっはっはっはっ…………頑張って生き残ってくれたまえ。参考までに伝えておくと、カルタに預けられた部隊は寄せ集めの元情報部がほとんどだ。イーシュタル家と関係が浅い人間を選んだらしいけど、かと言って陛下への忠義に厚いわけでもない』

 さらには士気も高くないということだ。戦とは士気でやるものであるという考え方もあるが、カルタはその方面には疎いらしい。指揮官として信頼されていないと見ていいと、イーゲントに配置されていた部隊長の証言もある。

「敵方のほとんどは日和見的な人間ということですわね。シロアリと同じですわ」
『シロアリってそうなのかい? それは知らなかったよ。勉強になるなぁ、ありがとう』
「殿下がギジャミー大公でないことを祈っております。それでは、ご機嫌よう…………このブルーボーイ。あなかしこ」
『それどういう意味だい!? ちょっ――』

 ルーシーはガシャンと通信を切った。

(マズいですわね……。とはいえ、飛行魔堰は必要ですし……)

 二人乗りでもリヒトの飛行魔堰もそれなりの大きさがある。それを馬車で牽引して陸路を運んでくるというのだから何日掛かるか分からない。

 その間ずっと暴走状態のリヒトを抑えるナツは疲弊するだろうし、メリッサも一人で二頭の馬を世話しなければならないのだ。

 それもこれもハンバルがカルタを御し切れなかったことが原因なのだから迷惑千万な話。彼らはお忍びで勝手に来たのだから、面倒を押し付けられたも同じである。

(まったく! 乗りこなせないなら女性を囲うべきではありませんわ! ホヅミ大使ならこうはならないでしょうに……たぶん)

 各方面に振り切れた女たちを全員乗りこなす穂積は異常だが、自分にはまだ乗ってくれないことに苛つきながらルーシーは戦略を考えて、もはや焦点は戦術に移っていることに気付くと大きく溜息を吐いた。

 戦術勝負であればイジスやワグナーの領分だが、表立って初めてしまえば間違いなく負ける。状況が進めばカルタの部隊だけでなく帝都の治安維持部隊も出てくるからだ。

 どうにか戦略面から打開できないかと思案すること暫し、ルーシーは覚悟を決めてイジスを呼んだ。


**********


 一夜明けて、カルタは対応を迫られていた。

 夜間の包囲を部隊に任せて郊外の天幕にドロシーを戻し、自分はリヒトを警戒して帝都上空を朝まで飛び回っていた。

(なんで来ないのよ! 叩き堕としてやるつもりだったのに!)

 切り札だったクレマーの制限付き魔法が役に立たず、タナーを無駄に死なせるわけにもいかず、突入すればあの気配に当てられる。

 戦力は圧倒的なのだから何人か使い捨てるつもりでぶつけてやればとも思うが、ここまで動きを見せていないヘルメー・オプシリアが問題だった。

(少しでも逆らってくれたらいい……でも、そうでない場合は……くっ!)

 十賢者の一角にして商人組合長は伊達ではない。魔力の話ではなく、ここで敵認定されると将来的に大きな禍根を残すことになる。

 カルタは陞爵された後のことを考えて判断を鈍らせていた。リヒトとの空戦に備えて徹夜で飛び続けていたため血の巡りも悪い。そんな状態で冴えたアイデアなど出てくるはずもなかった。

『プルルルルルルル』

 彼女の苛立ちを見透かしたかのように通信魔堰の呼出音が鳴った。

「こちら部隊指揮。どうぞ」
『おはようございます。良い朝ですわね』
「なぁ……っ!?」

 迂闊にも狼狽の声が漏れてしまった。相手の声音はルーシー・アジュメイルのものだったからだ。

(なぜこの番号を知っている!?)

 帝都に連れてきた部隊の小隊長クラスしか知らないはずだ。敵方に漏れたとするなら内部に裏切り者がいることになる。

『指揮官殿。淑女らしくお話し合いを致しませんこと?』
「……」
『場合によっては投降するのも吝かではございませんわ』
「――」

 自ら投降するというルーシーの提案に驚きながら、回らない頭を必死に回して吟味している間にお得意の長話が始まった。

『クレマー氏とタナー氏はお帰りになられたようですが、遠距離攻撃が効かない以上は突入しか手は無いかと存じます。朝早くから失礼かとも思いましたが荒事になってはお店にご迷惑ですので、指揮官殿が決断される前にお知らせしたかったのです。それと、これはわたくしがお願いする筋のことではございませんが、店内には昨日の開店から多くのお客が留め置かれておりますの。外で攻撃魔法やら銃弾やら刃物やらが飛び交っているのですから恐ろしくて当然ですわよね? 貴方がたの民ですわ。このままではよろしくないかと存じます。お話し合いについては店内に席をご用意いたします。そのためにも満席では格好がつきませんし、機密やらを知った帝都民がどうなるかは想像に難くありません。指揮官殿にご足労いただけるならば幸いですが、何か問題がございましたら代理の方でも結構です。お客には今からお引き取りいただきますので家に帰してあげてくださいな。繰り返しますが、貴方がたの民ですわ。良くお考えあそばせ、この下っ端。あなかしこ』

 全然頭に入って来なかった。下っ端と言われたことしか理解できず憤慨していると店の扉が開き、蟻のようにワラワラと人の群れが湧き出した。

『指揮官殿。どうしますか?』
「な、なんだ?」
『おそらく店の客だと思いますが?』
「い、いかん! あれらに紛れ込んで逃げる気だ! 全員捕らえろ!」
『了解。全員捕縛します』

 かなりの人数が裏通りに溢れている。それも蜘蛛の子を散らすように走って逃げるものだから包囲網が崩れた。

『指揮官殿。総員で捕縛に当たった方が良いかと進言します』
「全小隊に通達! 一人も逃すな! 多少手荒でも構わない!」
『了解』

 多勢とはいえ素人の平民。軽く覇気を浴びせただけで動きを止めるだろうと、そう思っていたのだが、

「なぜ止まらない!? おい! 覇気を使って足止めしろ!」
『強めに当てているんですが……』
「警告を聞かないなら逆賊だ! 殺しても構わん!」
『……了解』

 念のため飛行魔堰で周辺数ブロックを旋回し上空から監視した。

 平民たちは次々と確保され店前の路上に並べられていき、程なく現場は落ち着きを取り戻した。四、五十人はいるだろうか。あれだけの人数が店内に居たとは驚きだが逃げ延びた者は居ないようだ。

『昨日の三人は居ません。全員生きてますがどうしますか?』
「後ほど取り調べる。天幕に放り込んでおけ」
『帝都外に出てよろしいので?』
「数が多過ぎる。路上での監視に裂く人員はいない」
『了解。荷馬車で護送します』

 少しヒヤリとしたが余計な手間を掛けさせてくれる。捕縛した平民は後回しでいい。それより問題は小隊長の中に通信魔堰の番号を漏らした者がいることだ。

(何とかして炙り出さないと。いざとなったら面倒だ)

 あの女に逃げられてからルーチーンとなった対空監視を行いながら誰が寝返ったのか思案するが、どいつもこいつも怪しく思える。

 昨日、逃げ出したと思っていた地下配置の部隊は本当に全滅していた。おかげで部隊が半数以下に減ってしまい地下を網羅し切れなくなった。

(正直言って気味が悪い)

 あの女以外にも手練れがいたのかもしれないが、どの死体も耳から脳漿を垂れ流して死んでいたという報告だ。

 万が一、すべてあの女の仕業だとすれば非常に危険な使い手になっているということ。先日の手合わせではそれほどの脅威は感じなかった。むしろ近接戦の練度は落ちていたように思う。

(……魔法が達者になったのか? 駆逐艦を飛ばして来たとか意味不明なこと言ってたけど)

 後天的に魔力容量が上がることなど無いはずだが、もしあり得るとすればあの男の影響しか考えられない。

(ヤツの女になったら強くなる……とか? アホらしい)

 そんな事があるなら抱かれたい女はいくらでもいる。それで今より強くなれるのなら否やなど無い。

(――あ。そういえば、ビクトリア・アジュメイルも)

 あの超特大火球には生きた心地がしなかったが、あんな非常識な魔法が確認され始めたのは昨年からのはずだ。

 まさかとは思うが、事実だとすれば事情は全く変わってくる。ドロシー扱いでカルケル監獄に入れられては駄目だ。バルカ家で飼わねばならない。

(ヤツを監禁して女を充てがう。男でもいい。私に忠実な人間だけ厳選すれば……)

 自領の戦力を大幅に強化できるかもしれない。

(ただ寝るだけで試練以上の魔力を? ふざけやがって、あの女……何がおとうさんだ)

 考えれば考えるほどにそうとしか思えなくなって、裏切り者のことなどどうでも良くなっていた。

(ニイタカ・ホヅミを秘密裏に確保する。死んだことに出来れば最良か)

 その場合、最も多くの魔力を得るのは、もちろんこの私だ。

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