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えっ……?なにこの方、小デブに加えて気持ち悪い?
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「まさか、あの、マーコット公爵家のご令嬢様が私なんかのところにご挨拶に来てくださるなんて」
にひょにひょと笑みを浮かべながら小デブがこちらを眺める。ピカリと光るお目目は周りのお肉に埋もれてやや糸目っぽく見える。小麦色の肌色にヘーゼルナッツカラーの瞳をもった焦茶髪の男は、まん丸のナッツチョコレートを擬人化したみたいだった。
「僕はクリオラシュ・ヘイザムと言います。駆け出しの俳優をしておりまして。こんな容貌なので、主人公は張れないんですけど、でも今回は運良く脇役といえども台詞の多い役をもらえて……」
いや、別にそんなこと興味ないです。
とは言えずに、まあ、とアンバーは口先だけの反応を返す。
アンバーの非常に曖昧なそれを、自分に都合のよいように捉えたのか、クリオラシュは、にしょり、と笑みを深めて、さらに自分のことをベラベラと話し出す。
そのほぼ全てが、実にどうでも良い話ばかりである。
ヒロインと、ヒーローの舞台裏とか、脚本家の作品についての考えとかについて、聞き入ってしまったことは認めよう。
しかし、彼の嗜好とか好きな食べ物とか、今日の天気とかに関しては、眉尾がビキビキと震えそうになるのを必死で我慢することになった。
こういう時はなんと言えば良いのだっけ。
王妃教育では、取るに足らない貴族の女性陣との会話をやり過ごす方法は学んだ。しかし男性の話をやり過ごす話は色ボケジジイの躱し方以外、学んでいなかった。健全なクソつまらない話を垂れ流す青年は、色ボケジジイ枠には入らないだろう。
いつも男性には一歩引いてだのなんだのマナー講師が話していたっけ。
とは言うものの、この状況を耐え続けるのは辛いものがある。
「これ以上は、」
しかし時間をとってもらった俳優に、失礼な物言いをしていいものか、という思考がよぎり言い淀んでしまったアンバーは、必死で脳を回転させ……。
……!っそう言えば、この前読んだ平民の恋愛小説の中に……、
「……大・丈・夫・、です」
小説に多用されていたその言葉は、了承にも、お断りにも、その他いろんな場面で使える優秀な言葉、らしい。この俳優の家名であるヘイザムという名はアンバーの頭の中の貴族名鑑には引っ掛からなかった。男も家柄を名乗らなかったことから、きっと平民だろう。そんなことを考えたアンバーは、話の前後をぶった斬ってそう告げた。
アンバーのお育ちの良さは標準装備となっており、声音も嫌味らしい響きにならないよう調整されていたと思う。
顔を上げれば、クリオラシュが、固まっている。
まあベラベラとした話をぶったぎれただけでも充分だろう。そっと、アンバーは立ち上がった。
「長々と、お邪魔してしまい、申し訳ありませんでした」
優雅なカーテシーをして見せ後ろをくるりと向いたアンバーは、華奢な背に思いもよらぬ衝撃を受けた。
猛牛でもぶつかってきたかと勘違いしかけ、発狂しそうになったアンバーは思わず振り返り。
そしてきちんと発狂した。
牛じゃない!抱きつかれた!
ーー誰に?
混乱したアンバーは自問自答する。
ーー誰って、あの小太りしかいないじゃない!
クリオラシュだかクリオネだか知らないが、嫁入り前の淑女になんてことをするの!?信じられない!
頭の中でがなりたてるそれは口に出すことは叶わない。
すぐにくるりとひっくり返され、その口が塞がれた為である。
「アンバー様、そう、お呼びしても、いいですか、
こんな身に余る光栄、を、お受け、できること、天にも、あがる、気持ちです」
何度も繰り返されるキスの合間に、クリオラシュが思いの丈をぶつけてくる。
話すんだか、キスするんだか、どっちかにして!
いや!?そもそもキスしないで!!
ムードもへったくれもないそれを心の底から返品したい気持ちになったアンバーは身を捩らせる。
ーー悲鳴を上げたらジェミーが助けに来てくれるかも!
そう思うが息継ぎさえも許さない方針なのか、その機会は現れない。むしろ息継ぎができない、死ぬ。
酸欠で朦朧とし始めたアンバーが、身を捩らせたところで、肉厚ボディにしっかりと押さえつけられており、ほぼ無意味であった。
酸素と力が程よく抜けくったりとなった青白い顔のアンバーを、クリオラシュは慈愛の目で見つめながら、恭しく備え付けのソファに横にする。
やや大きめのカウチソファは寝転がしたアンバーの上にクリオラシュが乗り上げても、僅かに余裕がある親切設計である。
品のあるドレスを脱がすと後が大変そうなので、残念ながらシュミーズと一緒に裾をまくりあげるだけに留めたクリオラシュは、細く華奢な脚に感嘆の声をあげる。
柔らかな太ももに頬擦りしている男を、何を見せられているんだと言う気持ちで眺めながら、やっと体内の酸素濃度が回復したアンバーは首を捻った。
とりあえず今が非常事態で、純血が散らされようとしていることだけは確かである。それは紛れもない事実だ。
だがしかし、冷静になったアンバーの頭には、一つの謎がべったりとこびりついて離れないのである。
貞操の危機真っ只中にいるアンバーが、危機そっちのけで悩んでいること、それは。
ーー どうして私はこんなことになってしまったのか。
それに尽きる。
確かに曖昧な言葉で場を辞そうとしたのは、淑女としての品性に欠ける。あの時アンバーは告げるべきだったのだ。
あなたには興味も関心もない。今回の俳優としての演技はちょっぴり感動したが、それだけだ。よって、私は今すぐこの部屋を出ます。ごめんあそばせ、と。
やや直接的ではあるが、まあそれに装飾した言葉を付け足しはしても本意としてはそう言えば良かったのだ。
しかし、曖昧な言葉で片付けてしまった。
アンバーが話をぶった斬る前に、男は何を話していただろうか。
城下町に私の好きなクレープ屋があって~だの、
好きなトッピングが~だの。
いやもっと後だった。
私の兄はとても我儘で~。
一度こう思ったら考えは変えられなくて~。
いや、小デブの兄の話などどうでもいい。もっと後だった。
私も人生経験を積もうと思って~。
興味のあったこの世界に飛び込んで~。
そうそう、自分の経歴を語っていた男が、次に吐いたのは、
もしよろしければ、不甲斐ない私を称賛して下さった貴女と人生を共にしたく思うのです。
そのようなことを宣っておりました。
はい。……はい?
ーー えっ……何この方、小デブに加えて気持ち悪い?
優男ならともかくこの見た目で、
出会って数分で、
しかも脈絡のない会話の中で急に、
公爵令嬢であるこの私を口説いた、ですって?
信じられない……、信じられない!!
そして私はこのクリオネに、なんて答えた?
『大丈夫です』
………いやいやいや。明らかに断っているでしょう!この場合の大丈夫は断っているってことよね?……まさか、そのまま受ける方っているのかしら。大丈夫、いいよ!的な?……は?え?つまり、場合によっては、どちらともとれる、答え?
一瞬固まった後アンバーは再度青ざめた。
ーー ヒィイイイィイ!ばかぁ!わたくしのばかぁ!!
心の中のアンバーが床に崩れ折れてガンガンと拳を落とし始める。
男の一世一代の告白にどちらとも取れる受け答えをしてしまったアンバーに非がある、むしろありまくりな案件だった。
以前読んだ法書に記載されていた天秤を翳す正義の女神像がアンバーの頭をよぎる。ここに彼女の持つ天秤があったのなら、アンバーの方に傾きまくって糸がちぎれてぶっ壊れているくらいのギルティに思えた。
それに加えてアンバーがここで声でも上げてみようものならどうなるのか。
もちろんデキる侍女、ジェミーがドアをぶち破って、男をはっ倒し、すぐさま連行の手立てを整えてくれるに決まっている。
でも、男は合意の上、のつもりでこの行為に及んでいるのだ。
なぜならアンバーがギルティな返事をしてしまったからである。
そんな哀れな男を連行させるなど。
やっと人生が上手くいき始めて美味しいクレープを食べられるようになった彼の人生をおじゃんにさせるなど。
罪悪感に胸を押しつぶされたアンバーにはできなかった。
にひょにひょと笑みを浮かべながら小デブがこちらを眺める。ピカリと光るお目目は周りのお肉に埋もれてやや糸目っぽく見える。小麦色の肌色にヘーゼルナッツカラーの瞳をもった焦茶髪の男は、まん丸のナッツチョコレートを擬人化したみたいだった。
「僕はクリオラシュ・ヘイザムと言います。駆け出しの俳優をしておりまして。こんな容貌なので、主人公は張れないんですけど、でも今回は運良く脇役といえども台詞の多い役をもらえて……」
いや、別にそんなこと興味ないです。
とは言えずに、まあ、とアンバーは口先だけの反応を返す。
アンバーの非常に曖昧なそれを、自分に都合のよいように捉えたのか、クリオラシュは、にしょり、と笑みを深めて、さらに自分のことをベラベラと話し出す。
そのほぼ全てが、実にどうでも良い話ばかりである。
ヒロインと、ヒーローの舞台裏とか、脚本家の作品についての考えとかについて、聞き入ってしまったことは認めよう。
しかし、彼の嗜好とか好きな食べ物とか、今日の天気とかに関しては、眉尾がビキビキと震えそうになるのを必死で我慢することになった。
こういう時はなんと言えば良いのだっけ。
王妃教育では、取るに足らない貴族の女性陣との会話をやり過ごす方法は学んだ。しかし男性の話をやり過ごす話は色ボケジジイの躱し方以外、学んでいなかった。健全なクソつまらない話を垂れ流す青年は、色ボケジジイ枠には入らないだろう。
いつも男性には一歩引いてだのなんだのマナー講師が話していたっけ。
とは言うものの、この状況を耐え続けるのは辛いものがある。
「これ以上は、」
しかし時間をとってもらった俳優に、失礼な物言いをしていいものか、という思考がよぎり言い淀んでしまったアンバーは、必死で脳を回転させ……。
……!っそう言えば、この前読んだ平民の恋愛小説の中に……、
「……大・丈・夫・、です」
小説に多用されていたその言葉は、了承にも、お断りにも、その他いろんな場面で使える優秀な言葉、らしい。この俳優の家名であるヘイザムという名はアンバーの頭の中の貴族名鑑には引っ掛からなかった。男も家柄を名乗らなかったことから、きっと平民だろう。そんなことを考えたアンバーは、話の前後をぶった斬ってそう告げた。
アンバーのお育ちの良さは標準装備となっており、声音も嫌味らしい響きにならないよう調整されていたと思う。
顔を上げれば、クリオラシュが、固まっている。
まあベラベラとした話をぶったぎれただけでも充分だろう。そっと、アンバーは立ち上がった。
「長々と、お邪魔してしまい、申し訳ありませんでした」
優雅なカーテシーをして見せ後ろをくるりと向いたアンバーは、華奢な背に思いもよらぬ衝撃を受けた。
猛牛でもぶつかってきたかと勘違いしかけ、発狂しそうになったアンバーは思わず振り返り。
そしてきちんと発狂した。
牛じゃない!抱きつかれた!
ーー誰に?
混乱したアンバーは自問自答する。
ーー誰って、あの小太りしかいないじゃない!
クリオラシュだかクリオネだか知らないが、嫁入り前の淑女になんてことをするの!?信じられない!
頭の中でがなりたてるそれは口に出すことは叶わない。
すぐにくるりとひっくり返され、その口が塞がれた為である。
「アンバー様、そう、お呼びしても、いいですか、
こんな身に余る光栄、を、お受け、できること、天にも、あがる、気持ちです」
何度も繰り返されるキスの合間に、クリオラシュが思いの丈をぶつけてくる。
話すんだか、キスするんだか、どっちかにして!
いや!?そもそもキスしないで!!
ムードもへったくれもないそれを心の底から返品したい気持ちになったアンバーは身を捩らせる。
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酸素と力が程よく抜けくったりとなった青白い顔のアンバーを、クリオラシュは慈愛の目で見つめながら、恭しく備え付けのソファに横にする。
やや大きめのカウチソファは寝転がしたアンバーの上にクリオラシュが乗り上げても、僅かに余裕がある親切設計である。
品のあるドレスを脱がすと後が大変そうなので、残念ながらシュミーズと一緒に裾をまくりあげるだけに留めたクリオラシュは、細く華奢な脚に感嘆の声をあげる。
柔らかな太ももに頬擦りしている男を、何を見せられているんだと言う気持ちで眺めながら、やっと体内の酸素濃度が回復したアンバーは首を捻った。
とりあえず今が非常事態で、純血が散らされようとしていることだけは確かである。それは紛れもない事実だ。
だがしかし、冷静になったアンバーの頭には、一つの謎がべったりとこびりついて離れないのである。
貞操の危機真っ只中にいるアンバーが、危機そっちのけで悩んでいること、それは。
ーー どうして私はこんなことになってしまったのか。
それに尽きる。
確かに曖昧な言葉で場を辞そうとしたのは、淑女としての品性に欠ける。あの時アンバーは告げるべきだったのだ。
あなたには興味も関心もない。今回の俳優としての演技はちょっぴり感動したが、それだけだ。よって、私は今すぐこの部屋を出ます。ごめんあそばせ、と。
やや直接的ではあるが、まあそれに装飾した言葉を付け足しはしても本意としてはそう言えば良かったのだ。
しかし、曖昧な言葉で片付けてしまった。
アンバーが話をぶった斬る前に、男は何を話していただろうか。
城下町に私の好きなクレープ屋があって~だの、
好きなトッピングが~だの。
いやもっと後だった。
私の兄はとても我儘で~。
一度こう思ったら考えは変えられなくて~。
いや、小デブの兄の話などどうでもいい。もっと後だった。
私も人生経験を積もうと思って~。
興味のあったこの世界に飛び込んで~。
そうそう、自分の経歴を語っていた男が、次に吐いたのは、
もしよろしければ、不甲斐ない私を称賛して下さった貴女と人生を共にしたく思うのです。
そのようなことを宣っておりました。
はい。……はい?
ーー えっ……何この方、小デブに加えて気持ち悪い?
優男ならともかくこの見た目で、
出会って数分で、
しかも脈絡のない会話の中で急に、
公爵令嬢であるこの私を口説いた、ですって?
信じられない……、信じられない!!
そして私はこのクリオネに、なんて答えた?
『大丈夫です』
………いやいやいや。明らかに断っているでしょう!この場合の大丈夫は断っているってことよね?……まさか、そのまま受ける方っているのかしら。大丈夫、いいよ!的な?……は?え?つまり、場合によっては、どちらともとれる、答え?
一瞬固まった後アンバーは再度青ざめた。
ーー ヒィイイイィイ!ばかぁ!わたくしのばかぁ!!
心の中のアンバーが床に崩れ折れてガンガンと拳を落とし始める。
男の一世一代の告白にどちらとも取れる受け答えをしてしまったアンバーに非がある、むしろありまくりな案件だった。
以前読んだ法書に記載されていた天秤を翳す正義の女神像がアンバーの頭をよぎる。ここに彼女の持つ天秤があったのなら、アンバーの方に傾きまくって糸がちぎれてぶっ壊れているくらいのギルティに思えた。
それに加えてアンバーがここで声でも上げてみようものならどうなるのか。
もちろんデキる侍女、ジェミーがドアをぶち破って、男をはっ倒し、すぐさま連行の手立てを整えてくれるに決まっている。
でも、男は合意の上、のつもりでこの行為に及んでいるのだ。
なぜならアンバーがギルティな返事をしてしまったからである。
そんな哀れな男を連行させるなど。
やっと人生が上手くいき始めて美味しいクレープを食べられるようになった彼の人生をおじゃんにさせるなど。
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