異世界へ転生ってアリだよね?!

白狐黒狐

文字の大きさ
3 / 9
1話 異世界見るべき目

1-2 魔法修行はキツすぎる

しおりを挟む


牢獄の中、今現在魔法を扱える様に修行中だ。なぜ修行する事になったことはこと一時間前にさかのぼる。


「ルクシア・レアムと申します。この度は魔法を貴方様がお使いになられたということで、私が貴方様の力を制御させる為ブライトウェル・リンドゥルお嬢様に雇われました。」

ルクシアとなのる耳の尖った黒のメイド服をきていて、赤い猫目の様な女性は「お名前は。」と訪ねてくる。よくよく考えると自己紹介をしていなかった。

真顔で名前を聞いてくるルクシアは闇を纏っている孤高の女という雰囲気を出している。

「俺は風方陽(かぜかたよう)」
「陽様。よろしくお願いします。」

その一言を交わすとルクシアは何もないところから杖を出して、「asoa a sock」と聞いたことのない言語を発するとそこから小さなドラゴンが現れた。

さっきまでの俺はこの事実に狼狽えていただろう。だが今は違う!何故か耐性がついてしまったのか、非現実的な事をあっさり飲み込んでしまった。

ドラゴンは水色の綺麗な鱗を纏い、小さな身長、空色の綺麗な瞳。大きさからして子供ドラゴンみたいだ。「キュウ!」と云いながら俺に寄り添ってくる。独特な懐かしい匂いがし、落ち着く。この子供ドラゴンには癒やし効果でもあるのか?!

「このドラゴンは使い魔の様なものです。陽様も力を制御されたら、召喚が可能です。」
「まじかよ!」

陽は極度の動物好きだ。家に飼っていたペット数は50はこえる。無数の動物好きといわれ、家は小さな動物園として経営していたくらいだ。無論、こんな小さく可愛いドラゴンも範囲内になる。

しかもルクシアは力を使いこなせれば動物(使い魔)を召喚できると言った。これは凄い癒やし要素だ。このなんかヤバイ牢獄の中での生きる糧になるのだ!

「まずは魔法という存在から説明いたしましょう。」

ルクシアが一言言い、パチンと指を鳴らすと後ろから机が現れその上に30冊は超えるであろう、魔法に関すると思う本が現れたのだ。

ルクシアは「この中身は2日で暗記してしまいましょう。」と言った。鬼畜すぎる!齢25歳で勉強するとは思ってなかった。大学で終わったと思っていたのに。

しかもルクシアが言うのは暗記である。ある程度中身を覚えろのほうがまだマシだ。それに2日でである。
俺が困惑しているとルクシアが説明をしはじめた。

「この世界には火・水・木・闇・光の5つの魔法属性があります。私の魔法はこの中の水属性に当たります。」

そう言うと手からドームみたいな物を作り上げ、その中に水を入れた。よく見るとドームは水出来ており、その中にまた水が入ってるようだ。

「無論、属性によって弱点があります。火は水に弱く、水は木に弱い。木は火に弱く、闇は光に弱い。光は闇に弱い。この様な属性による弱点があります。陽様の場合一番にお使いになられた魔法はツタ。なので、今の仮としては木属性に配分させていただきます。」

淡々と話すルクシアをみると妙に説得感が湧いてきた。まだ不思議だがここには属性というものがあるらしい。木属性という事は植物に関する魔法に長けているということなのか。自分で思うのも何だが植物に関しては人よりも知識は豊富で、ガーデンを作ろうと思っていた位だ。

(仮、という事はこれから属性は変わるという可能性がない訳じゃないのか。)

少し魔法という存在に興味が湧いてきた。今の俺はゲームで言う魔術師辺りだろう。ゲームでは魔法を使うにはMP、通称マジックポイントというのを消費するのだがこれはこの異世界でもあるのだろうか。

次々に興味が湧いてくる。というより、自分の知らない世界を見てみたくてたまらない。不思議と緊張は抜けワクワクがこみ上げてきた。
新たな知識を貰いたいと、俺はルクシアの話に耳を傾けた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...