私は普通になれなくて 。

友達だと思ってない

学生の頃は同じクラスの人とは馴染むことができず要領の悪い私はクラスではハブりやイジメの対象になっていて他のクラスでも距離をとるような人が多くいた
小学生の頃そんな私にも親友だと思っていた子がいた
アユミという女の子だった
ある日の休み時間にクラスの中心人物サヤカに「アユミが話があるって」と呼び出された
そしてアユミから
「友達だと思ってないからもう関わらないで」と言われた
頭が真っ白になった
その場に崩れ落ち、溢れ出る涙を止めることはできなかった

実はアユミはサヤカに言わされていたという事が後で分かる
それを知ったところで傷付き恐怖を覚えた心は元には戻らない

私にとっては親友と言えるほど心を許せた相手だったので
何を信用していいか分からなくなり
人との関わりが怖くなった
元々の性格に加えて、この時の出来事が引き金になり
その日から頭痛の頻度が増えたが
我慢してる感覚や辛い感覚がなくなり
心がなくなったように何も感じなくなり
それが普通の生活になっていた