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パーティーには行かず、大阪へ
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舞い上がって馬鹿みたい。
私は太一に、ドレスの断りをいれた。
ゴキブリホイホイみたいで嫌だ。
そして、草子とは連絡をとらなくした。
タイプって口にはだせないものなんだよね。
そう思いながら、大阪にいる友人に会いに車を飛ばした。
「私も28歳だもんなあ」
変わらない大阪は、賑やかで明るく好きだった。
梅田でなんとか車を止め、少し歩いた。
このあたりにあるはずなんだけど。あった!
白瀬月道(しらせつきみち)は、太一も知っていた。
子供に英語を教えている人で、私のハートを叩いた人だ。
6年ぶりくらいに会うのかな?
「お子様の英会話ですか?」
うわ!?勧誘だっ!
「すみません、待ち合わせなんですよ!」
ガラス越しに指をさした。
「わかりました!伝えますね!失礼します」
男性は中に入り、月道に話しかけていた。
気づいた月道は、こっちに気づき、笑顔で手を振ってくれた。
15分くらい待ち、仕事を終えた月道が出てきた。
「お待たせ!呑みに行こうか?」
すっと手を握り、眼鏡を外した。
「久しぶりに家に来る?一週間くらい泊まれば?」
さらっと言える月道の優しさと頭を撫でてくれるのが嬉しかった。
サ〇イにつき、スーパーで買い物。
さりげなく、カートにカゴを入れ、ひいてくれる。
「喧嘩でもしたん?」
首を横に振った。会いたかったなんて恥ずかしくて。
毎日ご飯や、お弁当を作り、時間があったら、飲み歩いたり、水族館に遊園地、ビリケンさんを触りにも行った!
気づいたら半年は過ぎようとしていた。
「このまま住めばいいのに。太一には悪いけど」
もう、2月が過ぎようとしていた。
「愛したのは貴方だけではないのが苦しいです」
メモ帳を置き、そっと兵庫に帰った。
月道は、またおいで!と、メールをくれた。
指の動き、一つ一つの仕草、揺れる春の桜の様な人。
「おかえり!大阪楽しかったか?」
太一!うんと頷き、お腹をさすった。
「もしかして、桃!妊娠したんちゃうんか!!」
私はにっこり笑った。
約一年後
太一も月道も、父親は聞かず、かわりばんこに家に来て、彗星(すいせい)の元に来た。
日に日に大きくなるにつれ、わかるだろう。
どちらにも似ていないことを。
すくすく育つ彗星を、二人は可愛がった。
「ママ、パパはどこにいるの?」
大きなお腹をさすってくれる彗星に言った。
「パパはね、この人だよ!お仕事落ち着いたら来るからね!」
それは、二人も驚く人だろう。
私は、チェスをしていたわけではない。
ただの、一人の女性です。
私は太一に、ドレスの断りをいれた。
ゴキブリホイホイみたいで嫌だ。
そして、草子とは連絡をとらなくした。
タイプって口にはだせないものなんだよね。
そう思いながら、大阪にいる友人に会いに車を飛ばした。
「私も28歳だもんなあ」
変わらない大阪は、賑やかで明るく好きだった。
梅田でなんとか車を止め、少し歩いた。
このあたりにあるはずなんだけど。あった!
白瀬月道(しらせつきみち)は、太一も知っていた。
子供に英語を教えている人で、私のハートを叩いた人だ。
6年ぶりくらいに会うのかな?
「お子様の英会話ですか?」
うわ!?勧誘だっ!
「すみません、待ち合わせなんですよ!」
ガラス越しに指をさした。
「わかりました!伝えますね!失礼します」
男性は中に入り、月道に話しかけていた。
気づいた月道は、こっちに気づき、笑顔で手を振ってくれた。
15分くらい待ち、仕事を終えた月道が出てきた。
「お待たせ!呑みに行こうか?」
すっと手を握り、眼鏡を外した。
「久しぶりに家に来る?一週間くらい泊まれば?」
さらっと言える月道の優しさと頭を撫でてくれるのが嬉しかった。
サ〇イにつき、スーパーで買い物。
さりげなく、カートにカゴを入れ、ひいてくれる。
「喧嘩でもしたん?」
首を横に振った。会いたかったなんて恥ずかしくて。
毎日ご飯や、お弁当を作り、時間があったら、飲み歩いたり、水族館に遊園地、ビリケンさんを触りにも行った!
気づいたら半年は過ぎようとしていた。
「このまま住めばいいのに。太一には悪いけど」
もう、2月が過ぎようとしていた。
「愛したのは貴方だけではないのが苦しいです」
メモ帳を置き、そっと兵庫に帰った。
月道は、またおいで!と、メールをくれた。
指の動き、一つ一つの仕草、揺れる春の桜の様な人。
「おかえり!大阪楽しかったか?」
太一!うんと頷き、お腹をさすった。
「もしかして、桃!妊娠したんちゃうんか!!」
私はにっこり笑った。
約一年後
太一も月道も、父親は聞かず、かわりばんこに家に来て、彗星(すいせい)の元に来た。
日に日に大きくなるにつれ、わかるだろう。
どちらにも似ていないことを。
すくすく育つ彗星を、二人は可愛がった。
「ママ、パパはどこにいるの?」
大きなお腹をさすってくれる彗星に言った。
「パパはね、この人だよ!お仕事落ち着いたら来るからね!」
それは、二人も驚く人だろう。
私は、チェスをしていたわけではない。
ただの、一人の女性です。
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