ハムさんの花嫁日記

花森 雲空

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伯爵と庶民なハムスターの結婚式

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「毛並みをよくするには...ひまわり油を塗り込み、ドライヤー!!」

熱くて、毛が焦げた。



「次よ!次!料理を覚えましょう!」

あまり、料理が得意ではないハムさんは、ケーキを作ろうと頑張った。



「できない。断念するか」と、ハムさんはクレープみたいなケーキを食べた。

沢山、練習をしたため、体重が気になった。



「やばい!肉ハムさんになってしまうよ!」

田舎のハム村から出たことのない、ハムさんは、初めてバスに乗ってみることにした。

キンクマ公爵に、ギフトを買いにいくために!

「わからない!さっきの場所で降りたかったのに!」



結局、疲れただけで、何もできなかった。

夜は夜で難しい本を読んでみた。

私には、読み書きしかできないからだ。

5分もしないうちに眠ってしまう。



その夜は、キツツキのくれた巣穴から、満月が見え、綺麗な星空が見えていた。

【あなたらしさを好まれたんですよ】

私ができること、ひまわりの種のはやとりとか、色んな樹木を癒したりとか。

そうね、私らしく!気に止まらなくてもかまわない!



ひっそりと、材料を集めた。

「私らしさが気に入らないなら、仕方ないわ!」

小さなひまわりのブローチを作った。

「迎えに来ました。ハムさん。私と結婚してもらえますか?」

後悔はしないでくださいと、ブローチを渡した。

すぐさま、ブローチを胸につけた公爵は、寄り添いながら、結婚式をあげてくれました。

「私はアルビノで体が弱いです。貴女の森への頑張りは聞いていました。ぜひ、教えてください」
 
二人は短命の中、二人でゆっくり遊びつづけましたとさ!

 









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みんなの感想(1件)

むめ
2024.01.21 むめ

ハムさんの絵がかわいくて、胸がキュンキュンします。私のアイコンはくまさんですが、今度、ハムさんバージョンも作ってみようかな。😊

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