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花と石鹸9
しおりを挟む「亮……」
「……好きだ」
「あっ……」
首筋に鋭い痛みがはしる。
亮にとっては初めての快楽だ。
噛み跡が増える度気持ちよくなる。くらくらして意識がとんでしまいそうだ。脳内は風船がつめられたようにぼんやりとして亮のまぶたを重くさせていく。
亮は息を吐き幸せを享受する。
帰国したら此処に帰ってこれる。優璃にまた触れていられる。
「……高瀬……俺も」
「俺も……離さないから……」
遠い異国で出来る限りの仕事をしよう。優璃に引けを取らない男になりたい。
首から肩にかけての痛みが亮の自尊心を刺激させた。
欲深くなっていく自分と、それを受け入れる覚悟がいる。かつて都会の景色の向こうで見ていた夢の為に……。
亮は白い月ような決心をする。そしてじきに眠りについた。
END
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みんなの感想(3件)
1 / 5
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凄く面白くてイッキ読みしてしまいました!!!
ぜひぜひ続きが読みたいです♡
wasabiさん!!
なんて嬉しいお言葉…(*´∀`)
ありがとうございます
(*^3^)/~☆
最後までずっとドキドキしっぱなしでした。
両片思いが通じてよかったです。
この先の二人がどうなっていくのか気になるので、機会がありましたら続編お願いします!
素敵なお話ありがとうございました!
ぐりこさん!!
コメントありがとうございます!( ☆∀☆)確かに続き、考えました。広げてみたい話もあるんだよなあ(ノ´∀`*)
本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!
完結お疲れ様でした。
とても萌え萌えしながら読ませて頂きました。
こういう両片想いな感じ大好きです。
純さん!!
初めての感想めちゃ嬉しいです(≧▽≦)
わー嬉しいよー!
こんな文章に最後までお付き合い頂いて本当にありがとうございました!