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第一章:幸せな世界
第十一話:道を外れし者共
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――この学校に来て、初めての昼休みになった。
俺は、ハルヒとともに、学食に来ていた。
「――何食うんだ? ハルヒ……」
「俺は、カツ丼にしようかな……」
食券機に書かれているメニューを見て、何を食べるか悩む。
「じゃ、俺はうどんにしとくか……」
昨日はカレーの日だったからカレーは論外だし、軽いものを食べたい、だから消化にも良いうどんに……
「どこ座る?」
見渡す限り、どこの席もガヤガヤしていてほぼ満席状態だ。
「あったぞ……!!」
ハルヒが指差したのは、この講堂の最端にある、石で出来たダイニングテーブルだった。
「お前、いつも思うけど、何かそういう能力持ってんの?」
コイツに探しものをさせれば、犬のようにすぐに見つけてしまう。
「はははは!! まさか……!!」
冗談と受け取ったのか、高らかに笑う。
「溢れるぞ……」
笑った衝撃で、手に持っていたトレーが揺れている。
「おっと、危ねえ……」
トレーの上を滑り、端の方に来ていたカツ丼の位置を治すと、
「行こうぜ、他のやつに取られちまう……」
「分かった……」
「――ここだけ何かすげぇな……」
大理石だったか、まるで高級ホテルにでも有りそうなテーブル。他の席は普通に木のテーブルなのに、ここだけ、不自然に……
「「――いただきます……!!」」
その椅子に深々と座り、ハルヒの合図で手を合わせ、食い始めた。
「うめぇ……!!」
物凄い勢いで減っていくカツ丼。俺はそんなハルヒの食いっぷりに胃もたれしながら、うどんを一本啜る。
「――おい」
――その時だった。
「誰の許可でここに座っている?」
身長がハルヒと同じぐらいで筋肉質なこの巨漢はその低い声で俺達を睨む。
「ん?」
口いっぱいにカツ丼を頬張りながら聞くハルヒ。
「てめぇ、舐めてんのか……!!」
そんなハルヒの態度が気に入らなかったのかハルヒの顔面を殴ろうとする。
「ん? あふねへほ……!!」
しかし、ハルヒもレベル五十に到達した強者、一般人の攻撃など当たるはずがない。
「っち……!!」
攻撃が当たらず舌打ちをする。そして、それを嘲る様に周りに座っていた生徒達はクスクスと笑い出す。
「全く、静かに飯ぐらい食わせろよ……」
うどんを啜りながら呟く。
「だまれ……」
さっきの腹いせの気持ちもあるのか今度は俺に殴りかかってきた。
「これは、正当防衛だよな?」
殴りかかってきた手を掛けて受け、そのまま背中の方に持っていき、もう片方の手で肩甲骨周辺を押さえ、体を下に落とす。
「――くそ!! 離せぇ……!!」
拘束を解こうと必死に抵抗するが解くはずもない。
「職員室行くぞー」
俺はガチガチに絞め技を決めながら、この男を職員室に連れて行った。
「――ただいま……」
さっきのは何だったんだ? ここも、一応進学校といえるほどの偏差値を誇っているはず、そういう学校にはなかなかああいう人はいないはずなのに……。
そんな事を考えながら席に戻る、すると……
「んだと……!!」
武装した集団が席を囲っていた。その周りで見ていた生徒は何時の間にかいなくなっており、ハルヒはそんな中悠々と水を飲んでいた。
「――何があったの?」
遠くで友達と食事をしていたカノンがその友達を引き連れ走って来た。
「……あれは」
丸メガネを着け、柔らかそうな雰囲気を漂わせているのカノンの友達は目の前の光景を見てそう零す。
「なにか知っているの?」
「うん。あの人達は最近この学校で暴れている集団、昇の人達だよ……」
またおかしな奴らに出くわしてしまった……
「で、アイツらの目的は……?」
手で後頭部を書きながら、面倒くさそうに聞く。
「なんでも、『最強を目指す』とか。この前校庭で高らかに宣言していました……」
「――中二病かよ……!!」
でも、中二病に陥る様な人は素は真面目で、意外と常識的だと聞く。それに対しアイツらは……
「ともかく止めましょう」
カノンは腕を組みながら、「はぁ」とため息をつき、面倒くさそうに集団の方へ歩いて行く。
「――君はここで待っていてね……」
俺はカノンの友達にそう言うとカノンの後に続いた。
「ハルヒー、大丈夫かー?」
集団の中心で食事を続けているハルヒに声を掛ける。
「――ごちそうさまでした……!! おう、ミツキ俺はいつでも元気だぞ……!!」
そう言うと、集団の中をかき分け、やって来た。
「――てめぇら……舐めてんのか!?」
集団の中の一人がそう言うとそれに続くように、
「ぶっ潰す……!!」
「許さねぇ……!!」
「生きて帰れると思うな……!!」
次々と俺たちに向けてやじを飛ばした。
「――黙れお前ら……」
そんな中、一つの声がこの講堂に響いた。その声を聞いた集団はやじを飛ばすのを即座に中断し、先程とは打って変わり静かになった。
「よお」
見るからに強そうで、威圧的な男。身長はさっきの男より十センチはでかい。
「どうも……」
俺は、少し萎縮しながら、手を顔の横に上げ挨拶をする。
「さっきは俺の部下を可愛がってくれてありがとう」
顔に不敵な笑みを浮かべる。
「それはどうも」
「知ってるか? 物っていうのは貰ったら返さなきゃいけないんだぜ……」
指の骨をゴキゴキ鳴らし、舌なめずりをする。
「カノン、俺はコイツをやる。他の奴らはハルヒと頼む」
後ろにいたカノンにそう指示する。
「分かったわ……気を付けて……」
カノンの言葉が終わると同時、男はその巨体を生かして、上から叩きつけるように殴りかかってきた。
「セリフが終わるまで待ってくれるとはお優しいんだな……」
そんな皮肉を言いながら、俺は初撃を避ける。
「――」
男の攻撃は体の割に早い、上から突きが来たと思えば、下からすぐに蹴りが来る。先程集中を欠いて一撃喰らってしまった時、骨がきしむような感覚がした。恐らくこの男も高レベル者、四十はあるだろう。
俺は一度後ろに大きく飛ぶ。そして……
「『風斬』!!」
ゲンキの時と同じ様に風の刃を男の両脇に出現させる。男がそれに気を取られている間、すぐに詰め寄りそのみぞおちに正拳をねじ込んだ。そして、そのまま内股を払って体勢を崩し、床に思い切り叩きつけた。
「……あぁうぅ」
攻撃力があっても、耐久力は無かったのか泡を拭き痙攣を起こしている。
「――終わったわよ……」
俺が倒したと同時にカノンがやって来た。見ると、人の束が出来ていた。
「さすが、あ……」
俺がからかおうとするとカノンは俺のみぞおちに裏拳を入れた。
「――コイツよりお前のほうが絶対力あるだろう……」
腹を押さえ、悶絶しながら思わずそう零すと、カノンは俺に追撃をしようとした。しかし……
「――この女の命が欲しかったら抵抗するな……!!」
そんな悪役の定番みたいなセリフを言って、カノンの友達の髪を掴んで居るのは俺が倒したはずのあの男。
「――痛い痛い痛いぃ……!!!」
物凄い力で引っ張られ、痛そうにする。髪が一本二本と抜けていって、
「――やめろ……」
そんな光景を見て冷たい声でそう呟いたのは、カノンだった。友達を苦しめたあの男に対する憎悪、そして激しい怒り、カノンの回りにはそれらを体現するかのように氷が舞う。
「近寄るな……!! この女がどうなっても良いのか……!?」
近づくと手のちからを更に強める。
「――だまれ……」
――カノンは一歩大きく踏み出すと、次の瞬間男の背後にいた。そして、そのまま……
「え?」
カノンの手刀は完全に殺すためのものだった。ハルヒはそれを感知し、男に当たる直前その手を掴んだ。
「――ぐぁ」
ハルヒはカノンの友達に当たらないよう、男を蹴飛ばすと、
「――落ち着け……」
そうハルヒらしからぬ声で言った。
俺は、ハルヒとともに、学食に来ていた。
「――何食うんだ? ハルヒ……」
「俺は、カツ丼にしようかな……」
食券機に書かれているメニューを見て、何を食べるか悩む。
「じゃ、俺はうどんにしとくか……」
昨日はカレーの日だったからカレーは論外だし、軽いものを食べたい、だから消化にも良いうどんに……
「どこ座る?」
見渡す限り、どこの席もガヤガヤしていてほぼ満席状態だ。
「あったぞ……!!」
ハルヒが指差したのは、この講堂の最端にある、石で出来たダイニングテーブルだった。
「お前、いつも思うけど、何かそういう能力持ってんの?」
コイツに探しものをさせれば、犬のようにすぐに見つけてしまう。
「はははは!! まさか……!!」
冗談と受け取ったのか、高らかに笑う。
「溢れるぞ……」
笑った衝撃で、手に持っていたトレーが揺れている。
「おっと、危ねえ……」
トレーの上を滑り、端の方に来ていたカツ丼の位置を治すと、
「行こうぜ、他のやつに取られちまう……」
「分かった……」
「――ここだけ何かすげぇな……」
大理石だったか、まるで高級ホテルにでも有りそうなテーブル。他の席は普通に木のテーブルなのに、ここだけ、不自然に……
「「――いただきます……!!」」
その椅子に深々と座り、ハルヒの合図で手を合わせ、食い始めた。
「うめぇ……!!」
物凄い勢いで減っていくカツ丼。俺はそんなハルヒの食いっぷりに胃もたれしながら、うどんを一本啜る。
「――おい」
――その時だった。
「誰の許可でここに座っている?」
身長がハルヒと同じぐらいで筋肉質なこの巨漢はその低い声で俺達を睨む。
「ん?」
口いっぱいにカツ丼を頬張りながら聞くハルヒ。
「てめぇ、舐めてんのか……!!」
そんなハルヒの態度が気に入らなかったのかハルヒの顔面を殴ろうとする。
「ん? あふねへほ……!!」
しかし、ハルヒもレベル五十に到達した強者、一般人の攻撃など当たるはずがない。
「っち……!!」
攻撃が当たらず舌打ちをする。そして、それを嘲る様に周りに座っていた生徒達はクスクスと笑い出す。
「全く、静かに飯ぐらい食わせろよ……」
うどんを啜りながら呟く。
「だまれ……」
さっきの腹いせの気持ちもあるのか今度は俺に殴りかかってきた。
「これは、正当防衛だよな?」
殴りかかってきた手を掛けて受け、そのまま背中の方に持っていき、もう片方の手で肩甲骨周辺を押さえ、体を下に落とす。
「――くそ!! 離せぇ……!!」
拘束を解こうと必死に抵抗するが解くはずもない。
「職員室行くぞー」
俺はガチガチに絞め技を決めながら、この男を職員室に連れて行った。
「――ただいま……」
さっきのは何だったんだ? ここも、一応進学校といえるほどの偏差値を誇っているはず、そういう学校にはなかなかああいう人はいないはずなのに……。
そんな事を考えながら席に戻る、すると……
「んだと……!!」
武装した集団が席を囲っていた。その周りで見ていた生徒は何時の間にかいなくなっており、ハルヒはそんな中悠々と水を飲んでいた。
「――何があったの?」
遠くで友達と食事をしていたカノンがその友達を引き連れ走って来た。
「……あれは」
丸メガネを着け、柔らかそうな雰囲気を漂わせているのカノンの友達は目の前の光景を見てそう零す。
「なにか知っているの?」
「うん。あの人達は最近この学校で暴れている集団、昇の人達だよ……」
またおかしな奴らに出くわしてしまった……
「で、アイツらの目的は……?」
手で後頭部を書きながら、面倒くさそうに聞く。
「なんでも、『最強を目指す』とか。この前校庭で高らかに宣言していました……」
「――中二病かよ……!!」
でも、中二病に陥る様な人は素は真面目で、意外と常識的だと聞く。それに対しアイツらは……
「ともかく止めましょう」
カノンは腕を組みながら、「はぁ」とため息をつき、面倒くさそうに集団の方へ歩いて行く。
「――君はここで待っていてね……」
俺はカノンの友達にそう言うとカノンの後に続いた。
「ハルヒー、大丈夫かー?」
集団の中心で食事を続けているハルヒに声を掛ける。
「――ごちそうさまでした……!! おう、ミツキ俺はいつでも元気だぞ……!!」
そう言うと、集団の中をかき分け、やって来た。
「――てめぇら……舐めてんのか!?」
集団の中の一人がそう言うとそれに続くように、
「ぶっ潰す……!!」
「許さねぇ……!!」
「生きて帰れると思うな……!!」
次々と俺たちに向けてやじを飛ばした。
「――黙れお前ら……」
そんな中、一つの声がこの講堂に響いた。その声を聞いた集団はやじを飛ばすのを即座に中断し、先程とは打って変わり静かになった。
「よお」
見るからに強そうで、威圧的な男。身長はさっきの男より十センチはでかい。
「どうも……」
俺は、少し萎縮しながら、手を顔の横に上げ挨拶をする。
「さっきは俺の部下を可愛がってくれてありがとう」
顔に不敵な笑みを浮かべる。
「それはどうも」
「知ってるか? 物っていうのは貰ったら返さなきゃいけないんだぜ……」
指の骨をゴキゴキ鳴らし、舌なめずりをする。
「カノン、俺はコイツをやる。他の奴らはハルヒと頼む」
後ろにいたカノンにそう指示する。
「分かったわ……気を付けて……」
カノンの言葉が終わると同時、男はその巨体を生かして、上から叩きつけるように殴りかかってきた。
「セリフが終わるまで待ってくれるとはお優しいんだな……」
そんな皮肉を言いながら、俺は初撃を避ける。
「――」
男の攻撃は体の割に早い、上から突きが来たと思えば、下からすぐに蹴りが来る。先程集中を欠いて一撃喰らってしまった時、骨がきしむような感覚がした。恐らくこの男も高レベル者、四十はあるだろう。
俺は一度後ろに大きく飛ぶ。そして……
「『風斬』!!」
ゲンキの時と同じ様に風の刃を男の両脇に出現させる。男がそれに気を取られている間、すぐに詰め寄りそのみぞおちに正拳をねじ込んだ。そして、そのまま内股を払って体勢を崩し、床に思い切り叩きつけた。
「……あぁうぅ」
攻撃力があっても、耐久力は無かったのか泡を拭き痙攣を起こしている。
「――終わったわよ……」
俺が倒したと同時にカノンがやって来た。見ると、人の束が出来ていた。
「さすが、あ……」
俺がからかおうとするとカノンは俺のみぞおちに裏拳を入れた。
「――コイツよりお前のほうが絶対力あるだろう……」
腹を押さえ、悶絶しながら思わずそう零すと、カノンは俺に追撃をしようとした。しかし……
「――この女の命が欲しかったら抵抗するな……!!」
そんな悪役の定番みたいなセリフを言って、カノンの友達の髪を掴んで居るのは俺が倒したはずのあの男。
「――痛い痛い痛いぃ……!!!」
物凄い力で引っ張られ、痛そうにする。髪が一本二本と抜けていって、
「――やめろ……」
そんな光景を見て冷たい声でそう呟いたのは、カノンだった。友達を苦しめたあの男に対する憎悪、そして激しい怒り、カノンの回りにはそれらを体現するかのように氷が舞う。
「近寄るな……!! この女がどうなっても良いのか……!?」
近づくと手のちからを更に強める。
「――だまれ……」
――カノンは一歩大きく踏み出すと、次の瞬間男の背後にいた。そして、そのまま……
「え?」
カノンの手刀は完全に殺すためのものだった。ハルヒはそれを感知し、男に当たる直前その手を掴んだ。
「――ぐぁ」
ハルヒはカノンの友達に当たらないよう、男を蹴飛ばすと、
「――落ち着け……」
そうハルヒらしからぬ声で言った。
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