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17.クリスマス
しおりを挟む12月頭、駿二は推薦入学のために関西の大学へ出掛けた。
ほぼ受かるだろうと言われていたので、特に心配はしてなかったけれど、置いていかれる気がして少し寂しかった。
もちろん駿二にはそんなこと言わなかった。
この時から、駿二が大学生になったら私たちがどうなるのか、薄々わかっていたのかもしれない。
そして、クリスマス。
以前からプレゼントはいらないと言っていた。
一応受験生だし、余計な気を遣わせたくなかったから。
私はこっそりケーキでも焼こうと思っていたけれど。
当日はお休みで、前の日から作っていたチョコレートケーキを持って駿二の家まで行った。
「内緒にしてたけど、ケーキ作ったんだ。大学合格祝いも兼ねて。あとで食べてね。」
「うそ!?めっちゃ嬉しい!あとで食べるな♪」
「喜んでもらえてよかった♪」
「これは喜ぶだろ!…ちょっと待ってて。」
そういうと、駿二は部屋を出ていった。
何しに行ったんだろ?と思っていると手に袋を持って戻ってきた。
「礼にもプレゼント。」
「えっ。私いらないって言ってたよね?」
「うん。でも言われる前から用意しようと思ってたし、あげたかったから。はい。」
「いいの?ありがとう!」
袋を開けてみると、小さな箱に大きさの違うお揃いのペンダントが入っていた。
「こんなの…私ほんとにもらっていいの?」
「もちろん。そのためにこの前受験で関西に行ったときに買ってきたから。」
「私ケーキしか用意してないのに…」
「そんなの関係ないよ。あ、1個は俺のな。」
そう言うと、駿二はすぐ大きい方のペンダントを自分で着けた。
私もすぐ着けようとしたけど、髪が邪魔してなかなか上手くつけられなかった。
「礼、貸して。着けてあげる。」
「ごめん、ありがとう。」
「…はい、できた。自分があげたやつを着けてもらえるのって照れるけど嬉しいな///」
「私も嬉しい!ほんとにありがとう。」
そのあとお互い着けたままでエッチした。
駿二のペンダントが裸の肌に触れるたびに冷たくて、そのたびに少しびくっとした。
それを見て、毎回駿二に笑われた。
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