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好きだった人
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みんなは子供の頃好きな人がいただろうか。
少年少女誰もがきっと誰かに恋をしたはずだ。
僕も初めて高校生の頃に恋をした。
でもその子は死んでしまった。
今となってはもう叶わぬ恋。
もう一度あの子に会ってあの子が死んでしまってからの人生をやり直したい。
そして死んだことなんてなかったことにしたい。
そう願ったところで死んだ人は生き返らないし過去も帰れない。
僕、佐上翔太朗は今は東京に住むただの会社員。
昔は京都に妹と二人で住んでいた。
両親は仕事で海外に行っており日本にはめったに帰ってこなかった。
今はどこで何をしているのかもわからない。
でも僕はそんなことよりも忘れられない出来事があった
僕は高校生の頃同じクラスの女の子に恋をしていた。
その子の名前は雪下麻由里。
雪下さんが学校に現れたのは1年生の二学期から。
彼女は明るく美人というよりもかわいくて周囲から好かれる人間だった。
彼女はすぐに人気者になった。
僕はクラスになじめなくて周りから孤立していた。いわゆるボッチ。
でも雪下さんはそんな僕に声をかけてくれた。
そして自然と雪下さんの友達も集まったりして自然と友達が増えた。
感謝していると同時に僕は雪下さんに恋をした。
でも初詣の日、貴船神社で悲劇は起こった。
僕は雪下さんと他の友達と一緒に初詣に行った。
貴船神社は階段が長い。
そして雪が積もっていたのもあって雪下さんが足を滑らせた。
雪下さんが足を滑らせ階段から落ちた。
急いで救急車で病院に運ばれたが間に合わずそのまま死んでしまった。
僕はショックでしばらく立ち直れなかった。
それから時がたち今となっては普通通りに生活ができている。
でも時々思い出す。雪下さんとの思い出を。
ああ。雪下さんが生きてた頃に戻って全てをやり直して
死んだことなんてなかったことにしたい。
「なら過去に戻ればいいんじゃよ…」
「え?」
気が付くと目の前に年老いた老婆がいた。
僕と老婆以外誰もいなく、いつの間にか広い草原に立っていた。
「あの…ここはどこですか?」
「ここは過去と未来の狭間。おぬしの思いはよくわかった…
ならば過去に行ってもう一度やり直すがよい…」
「いやいや、過去に戻るって、そんな簡単に言われても。
そもそもどうやって?」
「細かいことは気にしなくてよい…。ただ、強引に過去を変えようとしても
意味がない。少しづつ変えるんじゃ…」
「いやでも僕一人で過去に戻ってもどうしたらいいかわかりませんよ」
「そうか。なら困ったらこの番号に電話を掛けるがよい」
老婆から渡された紙には電話番号が書かれていた。
「あの、これって誰の電話番号ですか?」
「わしのスマホのじゃ」
最近のお年寄りってスマホ使ってるんだ…しかも最新型のだし…。
「でも過去に戻ったらこの紙消えちゃうんじゃ…。それに電話つながるんですか?」
「ええい。グダグダ言っとらんで早く過去に行かんかい」
「どうやって行くんですか?」
「おぬしの後ろに白い扉があるじゃろ、そこを通れば過去に行ける。
過去を変えるために頑張るんじゃよ…」
扉をくぐると辺りが急に明るくなりそこで僕の意識は途絶えた。
「お兄ちゃん起きて!もう朝だよ!学校に遅刻するよ!」
なんで妹の声がするんだ…?
僕高校卒業と同時に家を出たはずだけどなんでいるの…?
それに学校?なんの話?
「お兄ちゃんってば~!遅刻するよ~!起きて~!」
「ごめん、ごめん、今って平成何年何月何日?」
「2016年8月25日だけど?どうしたの?今日から学校だよ?」
「いや、何でもないよ。先に下に降りてていいよ。
着替えたら行くから」
「わかった~」
本当に過去に戻ってきたんだ…。
学校に行ったら雪下さんがいるのかな…。
僕は過去を変えて雪下さんが死んだことなんて絶対になかったことにするんだ…。
そして雪下さんが死ぬなんて未来は無かったことにしてやる。
少年少女誰もがきっと誰かに恋をしたはずだ。
僕も初めて高校生の頃に恋をした。
でもその子は死んでしまった。
今となってはもう叶わぬ恋。
もう一度あの子に会ってあの子が死んでしまってからの人生をやり直したい。
そして死んだことなんてなかったことにしたい。
そう願ったところで死んだ人は生き返らないし過去も帰れない。
僕、佐上翔太朗は今は東京に住むただの会社員。
昔は京都に妹と二人で住んでいた。
両親は仕事で海外に行っており日本にはめったに帰ってこなかった。
今はどこで何をしているのかもわからない。
でも僕はそんなことよりも忘れられない出来事があった
僕は高校生の頃同じクラスの女の子に恋をしていた。
その子の名前は雪下麻由里。
雪下さんが学校に現れたのは1年生の二学期から。
彼女は明るく美人というよりもかわいくて周囲から好かれる人間だった。
彼女はすぐに人気者になった。
僕はクラスになじめなくて周りから孤立していた。いわゆるボッチ。
でも雪下さんはそんな僕に声をかけてくれた。
そして自然と雪下さんの友達も集まったりして自然と友達が増えた。
感謝していると同時に僕は雪下さんに恋をした。
でも初詣の日、貴船神社で悲劇は起こった。
僕は雪下さんと他の友達と一緒に初詣に行った。
貴船神社は階段が長い。
そして雪が積もっていたのもあって雪下さんが足を滑らせた。
雪下さんが足を滑らせ階段から落ちた。
急いで救急車で病院に運ばれたが間に合わずそのまま死んでしまった。
僕はショックでしばらく立ち直れなかった。
それから時がたち今となっては普通通りに生活ができている。
でも時々思い出す。雪下さんとの思い出を。
ああ。雪下さんが生きてた頃に戻って全てをやり直して
死んだことなんてなかったことにしたい。
「なら過去に戻ればいいんじゃよ…」
「え?」
気が付くと目の前に年老いた老婆がいた。
僕と老婆以外誰もいなく、いつの間にか広い草原に立っていた。
「あの…ここはどこですか?」
「ここは過去と未来の狭間。おぬしの思いはよくわかった…
ならば過去に行ってもう一度やり直すがよい…」
「いやいや、過去に戻るって、そんな簡単に言われても。
そもそもどうやって?」
「細かいことは気にしなくてよい…。ただ、強引に過去を変えようとしても
意味がない。少しづつ変えるんじゃ…」
「いやでも僕一人で過去に戻ってもどうしたらいいかわかりませんよ」
「そうか。なら困ったらこの番号に電話を掛けるがよい」
老婆から渡された紙には電話番号が書かれていた。
「あの、これって誰の電話番号ですか?」
「わしのスマホのじゃ」
最近のお年寄りってスマホ使ってるんだ…しかも最新型のだし…。
「でも過去に戻ったらこの紙消えちゃうんじゃ…。それに電話つながるんですか?」
「ええい。グダグダ言っとらんで早く過去に行かんかい」
「どうやって行くんですか?」
「おぬしの後ろに白い扉があるじゃろ、そこを通れば過去に行ける。
過去を変えるために頑張るんじゃよ…」
扉をくぐると辺りが急に明るくなりそこで僕の意識は途絶えた。
「お兄ちゃん起きて!もう朝だよ!学校に遅刻するよ!」
なんで妹の声がするんだ…?
僕高校卒業と同時に家を出たはずだけどなんでいるの…?
それに学校?なんの話?
「お兄ちゃんってば~!遅刻するよ~!起きて~!」
「ごめん、ごめん、今って平成何年何月何日?」
「2016年8月25日だけど?どうしたの?今日から学校だよ?」
「いや、何でもないよ。先に下に降りてていいよ。
着替えたら行くから」
「わかった~」
本当に過去に戻ってきたんだ…。
学校に行ったら雪下さんがいるのかな…。
僕は過去を変えて雪下さんが死んだことなんて絶対になかったことにするんだ…。
そして雪下さんが死ぬなんて未来は無かったことにしてやる。
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